導電性カーボンブラックの特徴とパワーソース分野への応用およびSDGs型炭素材料の展望

~導電性カーボンブラック、水素副生炭素材料、廃タイヤ再生カーボンブラック~

★2025年12月19日:会場&WEB開講【機能性カーボンフィラー研究会・副会長:前野氏】カーボンブラック・導電性炭素材料の専門家が素材ごとの特性と高導電化、最適分散技術について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント
 ※こちらは会場開催となります(名刺交換&お弁当付き!)
※WEB参加もご希望により対応します

 導電性カーボンブラックは、電池やキャパシタなどのニューパワーソース分野から樹脂複合材・電子材料まで幅広く利用されています。本講演では、導電性カーボンブラックの構造・種類・導電機構の基礎から、分散や混練など導電性を左右する要因、さらに高機能化技術までを解説します。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     【講演主旨】
     導電性カーボンブラックとは、樹脂や塗料など絶縁性の材料に導電性を付与する素材です。導電性カーボンブラックには様々な種類があり、その構造は多岐に渡ります。導電性カーボンブラックの特徴を把握し、その上で各種用途に応じて使いこなすことが、特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントとなります。
     本講では、まず、導電性カーボンブラックの種類や特徴といった「基礎」を学びます。更に、これらの素材の特徴を最大限引き出すための高導電化技術やパワーソース分野への「応用」について学習します。更に、昨今のトピックスとして、SDGs型炭素材料の特徴や課題、炭素材料の改質技術についても解説します。

     
    【講演のポイント】
     ①導電性カーボンブラックの種類・構造・製法について詳しく解説します
     ②導電性カーボンブラックの性能を最大限活用するためのコツについて解説します
     ③環境に配慮した炭素材料について事例を紹介します

    習得できる知識

     ①導電性炭素材料の中でのカーボンブラックの位置付けや他の導電材料と比べた長所、短所
     ②導電性を向上させる種々の手法や導電性カーボンブラックを上手く扱うためのノウハウ
     ③Liイオン電池、燃料電池、キャパシタなどのニューパワーソースなど用途に応じた高機能化技術
     ④SDGs型炭素材料の種類と将来展望

    セミナープログラム

    はじめに 情報交流(人脈力)の重要性

    【第1部:導電性カーボンブラック入門】

     1. 導電性フィラーとは? ~種類、特徴、用途~
      ・金属系フィラー、白色導電フィラー、金属被覆導電フィラー

     2. 炭素系導電性フィラーとは?
      ・カーボンブラック、単層・多層カーボンナノチューブ、VGCF、グラフェン
      ・炭素繊維、グラファイト
      ・導電性フィラーの用途(導電性マップ)

     3. 導電性カーボンブラックとは? ~構造、種類と特性~
      ・カーボンブラックの製造方法
      ・構造、物理・化学的性質:一次粒子、アグリゲート、アグロメレート
      ・表面官能基、結晶性、DBP吸収量、凝集体径
      ・導電性発現機構
      ・各種導電性カーボンブラックの特徴と特性値(粒子数、アグロメレート径)
      ・DBP吸収量と導電性付与効果
      ・導電性カーボンブラックの種類と特性:ケッチェンブラック、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック

    【第2部:導電性カーボンブラックの性能を最大限活用するためのコツ】

     1.高導電化、最適分散技術
      ・分散状態(凝集塊量)と導電性
      ・樹脂の影響(単一樹脂系、二成分樹脂系)
      ・充填材の影響
      ・成形条件の影響

     2. パワーソース分野への応用
      ・カーボンブラックの分散状態とLiイオン電池性能
      ・キャパシタへの応用
      ・燃料電池への応用

    【第3部:SDGs型炭素材料の可能性および炭素材料の改質技術】

     1.SDGs型炭素材料の可能性
      ・ターコイズ水素副生炭素材料
      ・廃タイヤ由来再生CB
      ・廃棄植物由来炭素材料

     2.炭素材料の改質技術
      ・結晶性、多孔性、異元素ドープ
      ・電子線照射

    【質疑応答】

    ※受講料のお振込は、セミナー開催月の翌月末までで問題ありません
    ※会場では「お好きなお弁当」を昼食に指定できます。お楽しみに!

    セミナー講師

    機能性カーボンフィラー研究会  副会長 技術士(化学部門)  前野 聖二 氏

    セミナー受講料

    ●1名様  :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
    ●2名様以上:16,500円(お一人につき)
     ※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません


     

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    東京都

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    【中央区】中央区立産業会館

    【JR】馬喰町駅・浅草橋駅 【地下鉄】東日本橋駅・馬喰横山駅

    主催者

    キーワード

    炭素系素材   複合材料・界面技術   電子材料

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