自動車工学と走行力学の基礎および自動運転など最新自動車技術
― 操縦性・安定性・乗り心地・制動性能に関する技術から、ドライビングシミュレーターとEV開発への応用まで ―
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:2/2~2/13(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
本講座では、自動車の走行力学と性能に関する基本的な原理・理論の理解を⽬的としています。また、「⾛る、曲がる、⽌まる」という、自動車の基本となる機能と技術を中心に紹介します。自動車の技術の発展は⽇進⽉歩でめざましいものがあります。
そこで、本講座では、自動車に対する基礎理論を広く確認することはもちろん、それぞれについての新しい技術についても紹介します。例えば今⽇は、ドライビングシミュレーターを⽤いた研究開発が盛んになってきており、その内容についても紹介しています。具体的には、操縦性・安定性、乗り⼼地・振動、制動性能のほか、走行抵抗と動⼒性能、新しい技術など、「走り」を中⼼に解説します。
すなわち、本講座は、自動車⼯学の基礎、そして、走行⼒学の全体像がつかめる内容です。 さらに、近年、自動車業界で非常に力を入れている、電気自動車(BEV、FCEV、ハイブリット車等)、及び、自動車運動制御と自動運転の連動、そして、自動運転技術(自動運転の概要、自動運転の認知・判断・制御のアルゴリズム、自動運転の今後の課題と展望)についてもご紹介します。
(受講に当たっては、自動車の運動と制御に関心があると理解が深まります。)
受講対象・レベル
・普通自動車、⼤型自動車、特殊⾞両などの輸送機器などにおける 自動車の研究開発に携わる⽅のうち、新⼈・若⼿・中堅の⽅
・自動車の設計など自動車の機械設計開発に携わる⽅のうち、新⼈・若⼿・中堅の⽅
・自動車部品や自動車試験機の開発、設計に携わる⽅で、自動車の運動と制御にご興味がある⽅
・自動車の自動運転制御に新規参⼊される企業の技術者の⽅、自動車開発等を⾏っている技術者の⽅、または自動車⼯学の履修経験がなく、就職してから本分野を学ぶ必要があると考える学生・社会人の⽅
・⼯業⾼校、⾼専、⼤学の⼯業系専攻にて機械⼯学を履修済み程度の知識がある⽅で、自動車⼯学にご興味がある⽅
・自動車⼯学を履修済み程度の知識をお持ちで、自動車⼯学について復習したい⽅
・自動車⼯学に関する研究開発動向を俯瞰したい⽅
必要な予備知識
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・「⾛る、曲がる、⽌まる」という、自動車の基本となる機能と技術を中⼼に、自動車⼯学の幅広い知識が修得できる
・進化する自動車のメカニズムや自動車の運動をコントロールする最先端技術についても把握できる
・自動車に関する機械設計(開発)の実践的応⽤について、最新の事例を通じていくつかヒントが得られる
・自動車の運動と制御についても、⾃⾝が開発した技術動向等を把握できる
・自動運転についても把握できる
セミナープログラム
1. タイヤの⼒学
1-1. コーナリングフォース特性、セルフアライニングトルク特性
1-2. 制・駆動時のコーナリングフォース特性、スリップ率〜コーナリングフォース特性
2. 操縦性・安定性
2-1. ステアリング、サスペンション
2-2. 操縦性・安定性の⼒学、及び、評価
3. 乗り心地・振動
3-1. 乗り心地、振動、騒⾳
3-2. バウンス系(上下動系)のチューニングについて
4. 制動性能
4-1. ブレーキ装置
4-2. 制動⼒学、制御装置、ブレーキの効き
5. 走行抵抗と動⼒性能
5-1. 走行抵抗
5-2. 動力性能
6. 新しい自動車技術
6-1. 新エネルギー自動車
6-2. 自動車の安全性、これからの自動車技術
7. 人- 自動車系の運動
7-1. ドライビングシミュレーター
7-2. ドライバーモデル、ドライバー特性
8. ドライビングシミュレーターの更なる研究と応⽤
8-1. トヨタのドライビングシミュレーター他
8-2. ドリフトコーナリング対応ドライビングシミュレーター
9. 新世代の自動車技術について
9-1. 電気自動車について(BEV、FCEV、ハイブリット⾞等)
9-2. 自動車運動制御と自動運転の連動
9-3. 自動運転技術について(自動運転の概要、自動運転の認知・判断・制御のアルゴリズム)
9-4. 自動運転の今後の課題と展望
【キーワード】
自動車工学、自動車運動制御、自動運転システム、タイヤの力学、操縦性・安定性、乗り心地、制動性能、動力性能、人―自動車系、ドライビングシミュレーター
キーワード:
自動車工学,自動運転,乗り心地,制動性能,電気自動車,EV,講演,セミナー,研修
セミナー講師
工学院大学 名誉教授 博士(工学) 野崎 博路 氏
【専門】
自動車の運動と制御、人間・自動車系
【略歴】
1978 ~ 1980 芝浦工業大学大学院工学研究科機械工学専攻(修士)
2001 博士(工学) 芝浦工業大学 (2001.3)
1980 ~ 1995 日産自動車株式会社 車両研究所等
1995 ~ 2001 日産アルティア㈱開発部(出向)~日産自動車㈱ 退職
2001 ~ 2008 近畿大学(理工学部) 機械工学科准教授
2008 ~ 2010 工学院大学(工学部) 機械システム工学科准教授
2010 ~ 2022 工学院大学(工学部) 機械システム工学科教授
2022 ~ 工学院大学 名誉教授
1980年芝浦工業大学工学研究科機械工学専攻修士修了。同年、日産自動車(株)入社。車両研究所等にて操縦安定性の研究開発に従事。2001年に大学教員となり、自動車の運動と制御の研究、特に、自動車の限界コーナリングと制御の研究および開発を行い、自動車運動制御技術において、外界情報フィードバックとシャシー制御の連動等について研究をしている。
現在、工学院大学名誉教授。自動車技術会フェロー。日本自動車殿堂副会長(2016~)。
【主な著書】
・徹底カラー図解 新世代の自動車のしくみ(監修)、 マイナビ出版、野崎博路、2022
・徹底カラー図解 新版 自動車のしくみ(監修)、マイナビ出版、野崎博路、2020
・自動車の限界コーナリングと制御(Automotive Vehicle Critical Cornering Control) 、東京電機大学出版局、野崎博路、2015
・サスチュ-ニングの理論と実際(Suspension Tuning)、東京電機大学出版局、野崎博路、2008
・基礎自動車工学(Basic Automobile Engineering)、東京電機大学出版局、野崎博路、2008
セミナー受講料
57,970円(税込、資料付)
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で57,970円(税込)から
★1名で申込の場合、52,470円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計57,970円(2人目無料)です。
※LIVE配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合
お一人様につき、追加料金11,000円(税込)にてお申込みいただけます。
メッセージ欄に「LIVEとアーカイブ両方視聴」と明記してください。
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- 本セミナーをお申込みの方には、特典として野崎先生の著書「基礎自動車工学」 (東京電機大学出版局)を1冊、開催前日までに郵送いたします。
自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。
開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。 - 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
57,970円(税込)/人





