暗黙知を形式知にする 生成AI時代のナレッジマネジメント
知的資源の共有・利活用の成否を決める取り組みと具体的な推進テクニック
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
日時
【Live配信】 2026年2月4日(水) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2026年2月25日(水)まで受付 ■視聴期間:2/25~3/10
セミナー趣旨
部署・部門内の暗黙知を形式化しようと試みて、どこから手をつけようか悩んでいませんか?
・知識が特定の人に偏り、マニュアルも不十分なため、新人や異動者が学びにくい
・複数の開発プロジェクトが並行している場合、似た技術課題に対して別々に解決策を模索している
・実験や試作で起こる不具合の原因と対策が次に活かせず、同じ現象が起きても対応に時間がかかる
・熟練者の技能やコツが属人的になっている場合、新人や異動者に伝えるのが難しい
・設備メンテナンスの方法が現場ごとに異なり、担当者の技量に左右されてコストが増加している
そして現在は、AIの発達により「情報の検索」から「AIに相談」にパラダイムが変わっていく段階にあります。これからは「形式知を検索してファイルを見つける」のはなく「自分の知りたいことをAIと対話して内面化していく」ことがナレッジマネジメントの基本動作になっていきます。
本セミナーでは、講師が長年(およそ25年)クライアント現場でナレッジマネジメントを推進してきた経験から、ナレッジマネジメントというとりくみの本質、推進上の悩ましさを解く考え方、アプローチ方法、いくつかの細かな推進テクニックをお伝えします。加えて、AIにより進行しているパラダイムシフトについても解説いたします。
セミナープログラム
1.1 SECIモデル
1.2 場の創出の重要性
1.3 ITによる経営変革の2側面
1.4 KMの成果は人の動きで見えてくる
1.5 情報共有・知識共有 が進まない理由
1.6 変えるべきことは、基盤
1.7 ナレッジマネジメントの手段・基盤系でなすべきこと
2.KM推進方法
2.1 推進の概略ステップ (一例)
2.2 現場の話を聞くときの留意点
2.3 参考になる良質なドキュメントになっていない理由
2.4 「知識を集める」ではなく、「困りごとを集める」から始める
2.5 ナレッジマネジメントの改善余地を見つける視点例
3.KM具体論
3.1 技術のナレッジ化とは
3.2 まず、成果の出る場面から考えること
3.3 思考業務支援ツール設計における2つの基本型
3.4 プロジェクト型 か 工程分担型なのかを考慮する
3.5 知識を使いやすくするための5つの方法
3.6 ITシステムを活用した取り組みの展開パターン
3.7 各種KMシステム化の特徴
3.8 知識伝達の3段階
4.SNS的なナレッジマネジメント
4.1 ナレッジマネジメント 2つの型
4.2 一載千遇の時代
4.3 SNSで繋がることにより、新たな貢献ができるようになる
4.4 見守る(安心感を与える)貢献、励ましねぎらう貢献
4.5 適切な人を紹介する貢献、場を作る貢献
4.6 経験知を伝える貢献、専門家として相談にのる貢献
4.7 参考になる過去の事例・文脈を教える貢献
4.8 問答を通じて、知識(技術)を伝承する貢献
4.9 ネット上のスルーパス
5.AI時代のナレッジマネジメント
5.1 生成AIがもたらすナレッジワークの本質的な変化
5.2 生成AIは、検索ツールの高度化ではない、思考スタイルの変質をもたらす
5.3 検索パラダイム 対話パラダイム
5.4 「検索精度」でなく「思考品質」の次元になる
5.5 AIで自分の能力を拡張する、AIで自分を賢くする
5.6 AI指令パラダイム、AI相談パラダイム
5.7 文書での学習とAI活用での学習の違い
5.8 Prompt Engineeringでなく、Inward listeningが重要になる
5.9 AIと対話して思考するとは
5.10 AI学習では、従来のマニュアル品質が不要になる
5.11 ヒューマンフレンドリーとAIフレンドリー
5.12 分類の意味や #(ハッシュタグ)の意味が薄れていく
5.13 ナレッジの玉石混交を恐れなくてもよくなる
5.14 ナレッジのアップデートが「修正」ではなく「追加」となる
5.15 チェックリストに対する感覚が忌避感から安堵感に変わる
5.16 ベテランにとってナレッジの残し甲斐が劇的に高まる
□ 質疑応答 □
セミナー講師
シニア・コンサルタント 塚松 一也 氏
セミナー受講料
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定価:本体50,000円+税5,000円
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