リチウムイオン電池におけるドライプロセス技術と最新動向
リチウムイオン電池のドライ工程の市場動向から国内外メーカーの取り組み、最新動向まで!
ドライとウェットの生産性と電池性能の違い、ドライ工程に適した粉体分散、混錬、圧延技術を詳解!
セミナー趣旨
外資系企業を数社渡り歩いた講師が、独自ルート情報を元に他の講演では得られないドライ工程情報を提供します。
講演者は企業で塗工・成膜の製造技術開発に携わってきたが、大学では粉体工学と粉体帯電を専攻しており、ドライ塗工の核となる粉体と塗布技術を熟知する研究者です。量産の重要因子である粉体混合、成膜、圧延のプロセス技術を詳説します。技術動向や概要を知りたい研究者・技術者にお薦めです。
最新のアップデート情報を盛り込んでおり、以前に類似テーマを受講した方にも有用な情報を提供します。
習得できる知識
・リチウムイオン電極のドライ工程の開発経緯(マックスウェルテクノロジー、テスラ、AMBへの流れ)
・ドライとウェットの生産性と電池性能の違い
・ドライ工程に適した粉体分散、混錬、圧延技術
・国内外メーカーの取り組みと学術界の研究動向
・2026年版のリチウムイオン電極ドライ工程の最新独自情報(以前の講演からアップデートしています)
セミナープログラム
1 ドライ方式が実用化された背景と市場動向
1-1 “Tesla Battery Day Livestream(2020)
1-2 日本ゼオンのプレス発表 (2023.12.5)
1-3 日本企業の動向(日本ゼオン、パナソニック エナジー、芝浦機械、三菱鉛筆)
1-4 欧米企業の動向(テスラ、VW、ケーニヒ&バウアー、AMバッテリーズ、Fraunhofer IWS、LiCAP)
1-5 韓国・中国企業の動向(LGE、サムスンSDI、SKエナジー、CATL)
1-6 LGのゲームチェンジ (WO-A1-2024/144216)
1-7 テスラ電池用ドライ電極(DBE)によるリチウムイオン電池「4680」開発・製造動向
1-8 Maxwell Technologies特許 「ドライ電極の製造システム及び製造方法」 H.Duong, J.Shin & Y.Yudi (2019)
1-9 テスラ Dry Electrode Lithium Doping Process (2023/05/24)
2 最新技術紹介
2-1 ドライ電極コーティング: EVへの展開
2-2 バインダーのフィブリル化
2-3 ドライ電極の機械強度
2-4 ドライ電極内の空隙と厚み分布
2-5 バインダー(フィブリル化できるPTFEと海苔状のPVDF)
2-6 粉体混合と電池性能
2-7 Tesla 4680 Update / This Changes EVERYTHING!/ Dry Cathode Myth or Magic? (2024)
2-8 集電体上のプライマー導電層
2-9 実際のドライ工程
2-10 ロール間の粉体圧延(スリップ域とニップ域)、単膜・複合膜の延伸(中立点とスリップ)
2-11 圧延ロールのメッキ剥がれ
2-12 粉体混合(ジェットミル、ロールミル、ビーズミル)
2-13 粉体混合の支配因子(粒子濃度、気流速度、湿度)
2-14 正極のテスラ最新特許 安価なLFP (WO-A1-2025/015194)
2-15 静電方式(圧延の前工程)
2-16 テスラはGen1、Gen2から将来のGen6へ
3 混錬技術の解説
3-1 粉体の分散と混合(ジェットミル・ロールミル・ボールミル)
3-2 粉体の分散・混合性能に影響する因子(付着力・粒度分布・粒子濃度・噴流速度)
3-3 粉体圧延の理論と実用上の観点(スリップとニップ、ニップ角の支配因子)
3-4 複合膜の圧延におけるポイント(スリップと中立点、中伸び・耳伸びと対策方法)
3-5 ドライスプレー方式(静電噴霧・微粉化・複合粒子化)
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料は、印刷物を郵送配布またはPDF配布(条件付き)の選択式です。
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受講料
46,200円(税込)/人





