★2025年12月24日WEBオンライン開講。東京都立大学 理学研究科 物理学専攻 超伝導物質研究室 准教授 水口 佳一 氏が、低温熱制御技術の基礎と応用 ~熱ダイオードを含めた熱制御・超伝導体による熱スイッチングと整流技術・超伝導体を用いた熱ダイオードの実証と今後の展望~ について解説する講座です。
■本講座の注目ポイント
★熱制御技術は世界中で研究開発が進められており、電子デバイスの高性能化や廃熱の有効利用等の様々な場面での応用が期待されています。本講座では極低温領域における熱制御技術を取り上げます。これは量子コンピュータ、宇宙開発、冷凍機技術などへの応用が期待される先端分野であり、特に超伝導体を用いた新たな熱制御技術に注目し、従来材料では実現困難だった特性の獲得に成功した最新の成果も紹介します。新技術の概要、関連する基礎知識、期待される今後の展望ほか、超伝導に関する基礎知識は専門家でなくても十分理解できる解説をします。
セミナー趣旨
■本セミナーの主題および状況
★熱制御技術は世界中で研究開発が進められており、電子デバイスの高性能化や廃熱の有効利用等の様々な場面での応用が期待されています。本講座では極低温領域における熱制御技術を取り上げます。これは量子コンピュータ、宇宙開発、冷凍機技術などへの応用が期待される先端分野であり、特に超伝導体を用いた新たな熱制御技術に注目し、従来材料では実現困難だった特性の獲得に成功した最新の成果も紹介します。新技術の概要、関連する基礎知識、期待される今後の展望ほか、超伝導に関する基礎知識は専門家でなくても十分理解できる解説をします。
■注目ポイント
★熱制御技術とその現状について学習、習得できる!
★超伝導体の基礎知識、熱物性について学習、習得できる!
★超伝導体における磁気熱スイッチングについて学習、習得できる!
★超伝導体を用いた熱ダイオードの開発について学習、習得できる!
★超伝導体を用いた熱制御技術のまとめと今後の展望について学習、習得できる!
【講演主旨】
熱制御技術は世界中で研究開発が進められており、電子デバイスの高性能化や廃熱の有効利用等の様々な場面での応用が期待されている。本講座で扱うのは、極低温領域での熱制御技術であり、例えば宇宙利用や量子コンピュータ、冷凍機技術への応用が期待される。超伝導体を利用することで、他の材料では実現できない熱制御特性の獲得に最近成功しており、それらの新技術の概要、関連する基礎知識、さらに期待される今後の展望について講演する。超伝導に関する基礎知識は専門家でなくても十分理解できるレベルの説明を準備する。
習得できる知識
熱制御技術、特に磁気熱スイッチングや熱ダイオードの基礎知識(動作温度域が極低温のものから高温のものまでを紹介)が習得できる。また、超伝導の基礎や応用例を理解し、超伝導体を用いた革新的な熱制御技術について理解することができる
セミナープログラム
【プログラム】
1.熱制御技術の紹介と現状(特に熱スイッチングと熱ダイオード)
2.超伝導について
2-1.超伝導体の基礎知識(種類、基礎物性、応用例)
2-2.超伝導体における熱物性
3.超伝導体における磁気熱スイッチング
3-1.高純度金属超伝導体の巨大磁気熱スイッチング
3-2.不揮発性を持った磁気熱スイッチング
4.超伝導体を用いた熱ダイオードの開発
4-1.熱ダイオード設計指針
4-2.超伝導体―常伝導体接合による熱ダイオード作製
4-3.接合無しの熱ダイオードの設計・電子デバイスへの応用の可能性
5.超伝導体を用いた熱制御技術のまとめと今後の展望
質疑応答
【キーワード】
熱制御、サーマルマネージメント、熱スイッチ、熱ダイオード、超伝導、超伝導応用、極低温熱制御、宇宙応用、冷凍機
【講演者の最大のPRポイント】
講演者は超伝導物性の専門家であり、新超伝導体の開発やその物性解明、さらには超伝導線材応用の研究まで幅広く経験してきた。最近、超伝導体を用いた革新的熱制御技術の開拓にいくつか成功しており、最先端の研究成果を紹介できる。
セミナー講師
東京都立大学 理学研究科 物理学専攻 超伝導物質研究室/准教授 水口 佳一 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
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