
ケミカルリサイクル技術の基本、手法の適用・選択と技術開発動向
ポリマーのモノマー化・解重合技術の基礎、ケミカルリサイクル技術開発戦略
ケミカルリサイクル技術の更なる実用化に向けて基本から解説!
★対象ポリマーの解重合や熱分解反応についての基本に戻り、
ポリマーのモノマーへの変換にどのようにして最適な手法を適用するのか
★樹脂・ポリマー種類ごとの基本的な考え方について整理し、
合わせて現実に進行している各種のケミカルリサイクル技術の動向を把握
ケミカルリサイクル、炭素循環、解重合、ポリマー分解、酵素反応、バイオケミカルリサイクル、、、、
ポリマーからモノマーへの転換を図るケミカルリサイクルの基本と動向
キーワード:ケミカルリサイクル、炭素循環、解重合、ポリマー分解、酵素反応
開催日時
【Live配信受講】2025年11月28日(金) 13:00~17:00
【アーカイブ配信】2025年12月15日(月) まで受付(視聴期間:12/15~12/26)
セミナー趣旨
中でも、ポリマーからモノマーへの転換を図るケミカルリサイクルは究極的な炭素循環技術として関心が高まっているが、ポリマーの種類によって、解重合や熱分解の適性が異なり、生成化合物の形態も異なるため、実用化検討が個別に進められているのが現状である。対象のポリマーのモノマーへの変換にどのような手法を適用するかという選定検討のためには、対象ポリマーの解重合や熱分解反応についての基本に戻る考察が必要である。
本講座では樹脂種毎の基本的な考え方について整理し、合わせて現実に進行している各種のケミカルリサイクル技術の動向について解説するとともに、事業化・社会実装に向けた考え方にも触れる。
受講対象・レベル
〇樹脂マテリアルリサイクル技術の検討担当者
〇プラスチック材料開発技術者
〇樹脂・ゴム加工製品製造技術者
習得できる知識
・プラスチック・ゴム材料のリサイクル技術に関する知識
・解重合・ポリマー熱分解に関する化学反応知識
・高分子材料の開発動向や将来動向と材料リサイクル・炭素循環に関する知識
・新規事業立ち上げ時の開発戦略策定
セミナープログラム
1-1 平衡重合と天井温度
1-2 解重合と熱力学
2.ポリマーの熱分解と酸化
2-1 炭化水素の熱分解
2-2 ポリマーの熱分解
2-3 電子線照射など物理的手法による分解収率の向上
2-4 ポリマーの酸化分解と副生化合物
3.ポリマーの加水分解
3-1 縮重合と解重合・・・化学平衡
3-2 加水分解への触媒作用
3-3 加水分解法によるモノマー回収収率の向上
4.ポリマーのバイオケミカルリサイクル
4-1 酵素反応による物質変換
4-2 既存化学反応プロセスの適用
5.実用化に向けた技術開発の動向
5-1 化学メーカーによる検討
5-2 石油(精製)メーカーによる検討
5-3 その他の企業による検討
5-4 大学・公的研究機関による検討
6.ケミカルリサイクル技術・製品開発戦略の要諦
6-1 自社の強味・弱みの把握
6-2 過去の失敗例に学ぶ
6-3 社内外技術開発エコシステムの策定
7.質疑応答
セミナー講師
(※元住友化学(株)理事研究所長、元日本エイアンドエル(株)代表取締役社長)
【所属】
・(株)AndTech 技術顧問
・(非常勤)北海道大学大学院工学研究院「海外マネジメント」/「企業と仕事」特論講師
【学協会活動】
公益社団法人 高分子学会フェロー (SPSJ Fellow)
日本ゴム協会
<ご略歴>
1973年 住友化学工業(株) (現 住友化学㈱ )入社
新規合成ゴム材料(省燃費タイヤ用S-SBRのポリマー構造設計、製造プラント設計)
の開発、 オレフィン重合触媒(チ―グラーナッタ触媒、メタロセン触媒)の開発、
ポリマーアロイ(TPO,TPV,エンプラアロイ)の開発に従事、
研究グループマネージャーを経て、事業部長、研究所長を歴任
2006年12月 住友化学㈱ 理事・石油化学品研究所長に就任
2011年 3月 同社 退職
2011年 6月 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 就任
2011年4月~ 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 兼 新製品開発グループ統括役員として 機能性樹脂・ゴム 新製品開発を指導。
2014年6月 日本エイアンドエル㈱社長 退任、同社顧問に就く。
この間、 2011年 公益社団法人 高分子学会 フェローに就任
2015年より 日本エイアンドエル退職後、コンサルタント業を開始。
また、公的機関からの要請で、下記を 継続中。
2008年~ 北海道大学大学院 工学研究院 非常勤講師
2011年~ 一般社団法人日本ゴム協会 関西支部、 関西ゴム技術研修所 講師
2016年 (株)AndTech 顧問に就任。国内外の企業、研究機関において、技術指導
事業開発コンサルティング、講演会講師、化学経済誌に著述活動など行う。
現在に至る。
<ご専門>
・合成ゴム、S-SBR,EPDM、
・高分子合成、リビングアニオン重合、 チーグラー触媒、メタロセン触媒
・ポリマーアロイ、高分子材料の物性、高分子材料の機能発現設計、高分子複合材料設計
・ポリマー製造プロセスの設計、化学工学、スケールアップ
・研究所運営、研究開発組織、技術経営
<学会賞・著書>
2011年 公益社団法人 高分子学会フェロー 就任
・「高機能性高分子複合材料―要素技術と応用開発の動向」(株)AndTech(2019)
・「第三・第四世代ポリマーアロイの設計・制御・相容化技術」(株)S&T出版(2016)
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