マス・カスタマイゼ―ション:ビジネスで勝ち抜くしくみづくり

モノ作りに強いはずの日本の情報家電メーカーが欧米企業に遅れを取っている IoT(Internet of Things)が注目されていますが、その深層を形成するパラダイムが高付加価値化、カスタム化、低価格を同時に実現する「マス・カスタマイゼーション」です。
「マス」はマスプロダクションで量を追うことでコストを下げ、「カスタマイゼーション」は付加価値の高い製品を、顧客満足の多様性に合わせて提供することで、大量生産と受注生産を両立させるものです。それは「類似を集め、変化を後」というシンプルなコンセプトですが、その構築にはマーケティングから開発設計、生産技術、製造、生産管理がそれぞれ組織で取り組む課題があります。
本セミナーはその中から開発設計段階のモジュール設計を受けて生産技術段階のモジュール生産方式に焦点を当てます。設計の標準化を推進した後、生産段階の「マス・カスタム生産方式」でカスタム化、低価格化の成果を刈り取る実践法を学びます。
本講座受講には、演習に使用する Windows PC が必須です。

日時

 2025年12月2日(火)・3日(水)

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナープログラム

     

    1. マス・カスタマイゼーション -大量生産と個別受注生産の両立-
    1. 顧客ニーズとコモディティ化
    2. コモディティ化の3つの要因
    3. マス・カスタマイゼーションとは
    4. マス・カスタマイゼーションの効果

    2.設計モジュール化と生産効率化 -設計モジュール効果は生産段階で刈り取る-

    1. モジュール化の推進
    2. 変化は一方向で逃げる
    3. マス・カスタムに繋がる設計標準化
    4. 標準化は工程数・設備費削減等のCD効果

    3.マス・カスタムに最適な生産方式 -類似を集め、変化は後の生産方式-

    1. 何本のラインで生産したらよいか
    2. 類似を集め、変化は後の生産方式
    3. 同期化ラインの選定手順
    4. マス・カスタム生産方式の実践

    4.加工モジュールの設計 -工程と時間値の類似性を追求-

    1. 同期化の範囲の選択
    2. 同期加工ラインの設計
    3. 同期加工セルの設計
    4. 設備の同期化改善ポイント

    5.組立モジュールの設計 -変化は最終工程、流通段階へ-

    1. 類似を集め変化は後の組立モジュール
    2. 組立モジュールの設計
    3. 混流生産と組立順序
    4. 自動車に見る組立モジュール

    6.スマート・ファクトリーの展開 -迅速性・柔軟性をデジタルで対応-

    1. 内外製の分業形態
    2. 見込み生産と受注生産の併用
    3. 定期発注・MRPのロジック
    4. 定量発注・変動発注点管理

    7.設計・工程設計のデジタルツイン -3DCADからBOMの作成まで-

    1. CIM・SCM・VCM・Iotの展開
    2. デジタル・マニュファクチュアリング
    3. 製品・工程設計のデジタルツイン
    4. 材料・人・設備の物量資源管理

    8.パフォーマンスのデジタルツイン -人からデータで伝えるIoTモノ作り-

    1. MES:製造実行システム
    2. 人からデータが伝えるモノ作り
    3. ロボティックスとPLC活用
    4. スマート・ファクトリー支援機器
    • プログラムは都合により変更になる場合があります。
    • 演習で使う Windows PCの準備をお願いいたします。

    セミナー講師

    橋本 賢一 氏
    (株)MEマネジメントサービス、マネジメントコンサルタント・公認会計士
    公認会計士事務所を経て、日本能率協会コンサルティングに入り、原価革新や生産性向上のコンサルタントとして活躍。1985年(株)MEマネジメントサービスを設立し、製造業を中心に、総合的コストダウンを展開し、企業の業績を革新するコンサルティング活動を中心に行う。日本国内のみならず、中国・タイ・韓国などの海外でもコンサルティング活動を中心に活躍中。
    著書は『見える化でわかる限界利益と付加価値』『間接・サービス部門の原価管理』『見える化でわかる売り値と買い値』、『よくわかる「ムダとり」の本』共に日刊工業新聞社。
    『正しい意思決定のための経済性工学の本』、『よくわかる原価のしくみ』共に日本能率協会マネジメントセンターなど多数。 

    セミナー受講料

    日本IE協会・他地区IE協会 会員
    72,600円
    日本生産性本部 賛助会員
    83,600円
    一般
    88,000円
    1名分・テキスト代込み・税込み。
    会員価格は、参加者の所属会社・団体名により自動で適用されます。
    インボイス登録番号についてはこちらをご覧ください。
    IE協会会員へぜひご入会ください。

     
     

     

     


     

    受講料

    88,000円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:00

    受講料

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    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    東京都

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    【千代田区】永田町近辺の会議室

    【地下鉄】永田町駅・赤坂見附駅・国会議事堂前駅・溜池山王駅

    主催者

    キーワード

    電気、電子製品   生産マネジメント総合   情報マネジメント一般

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