表面処理の基礎と評価法 ~表面と接着、接着の基本、接着強度、表面処理に伴う分子構造の変化ほか~【LIVE配信・WEBセミナー】

★2025年11月26日WEBオンライン開講。金沢工業大学 名誉教授(金沢高分子ラボ 代表) 小川 俊夫 氏が、表面処理の基礎と評価法 ~表面と接着、接着の基本、接着強度、表面処理に伴う分子構造の変化ほか~について解説する講座です。


■本講座の注目ポイント

★プラスチックやゴムは単独使用が減り、複合材料としての接着性が重要になっている。多くの材料はそのままでは接着力が弱く、表面処理による改質が必要となる。表面処理には物理的方法と化学的方法があり、それぞれに長所と短所がある。それらの処理法の選定は材料特性を理解した技術者が行うべきである。最大のポイントは接着とはどういう現象であるかを理解することであり、高分材料の専門家の立場から詳細に解説します。



 

 
 

 

 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

    ★プラスチックやゴムは単独使用が減り、複合材料としての接着性が重要になっている。多くの材料はそのままでは接着力が弱く、表面処理による改質が必要となる。表面処理には物理的方法と化学的方法があり、それぞれに長所と短所がある。それらの処理法の選定は材料特性を理解した技術者が行うべきである。本講座は最大のポイントは接着とはどういう現象であるかを理解することであり、高分材料の専門家の立場から解説します。

    最近ではプラスチックやゴムが単独で用いられることは少ない。例えば、食品包装関係では、水を通さないこと、酸素を通さないこと、かなりの(引き裂き)強度がなければならないことなどである。このためには単独の材料だけでは難しい。多くの材料をラミネートするのが普通である。あるいは金属材料との複合化が自動車材料等でも頻繁に行われている。これらの目的のためには、異種材料での接着が必須の条件になる。ところが、多くのプラスチックやゴムは表面極性が小さく、そのままでは接着剤を用いても接着が十分でない場合がほとんどである。ここにプラスチックやゴムの表面処理が必要になってくる必然性がある。本講演ではコロナ処理、プラズマ処理などの多くの表面処理法を取り上げて解説する。演者はほとんどの表面処理法について研究室でかかわってきているので、それ等の特徴や問題点について、具体的な内容を紹介したい。

    習得できる知識

    表面処理のほとんどは処理装置を使用しての作業である。装置メーカーは良いことばかりを宣伝するし、具体的な
    実施例に乏しい。それは、装置メーカーは材料の専門家ではなくて、電気工学や機械工学の専門家であるためである。
    本講演では、高分材料の専門家の立場から述べる。

    セミナープログラム

    ■注目ポイント

    ★表面と接着について学習、習得できる!

    ★接着の基本について学習、習得できる!

    ★接着強度について学習、習得できる!

    ★表面処理について学習、習得できる!

    ★表面処理に伴う分子構造の変化について学習、習得できる!

    ★表面処理後のキャラクタリゼーションについて学習、習得できる!

    ★これらの実例について学習、習得できる!


    講座担当:齋藤順

    ≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

     

    【時間】 10:30-16:30

     

    【プログラム】

    1.表面と接着
     1.1 接触角とYoungの式
     1.2 ぬれと表面張力
     1.3 ぬれと官能基
     1.4 官能基の極性

     

    2.接着の基本
     2.1 分子間力
     2.2 化学結合力
     2.3 凹凸効果

     

    3.接着強度
     3.1 接着の条件
     3.2 接着強度
     3.3 水分効果
     3.4 表面脆弱層(WBL)

     

    4.表面処理
     4.1 表面処理の基礎
     4.2 コロナ放電処理
     4.3 低圧プラズマ処理
     4.4 大気圧プラズマ処理
     4.5 紫外線処理
     4.6 火炎処理
     4.7 シランカップリオン剤処理
     4.8 グラフト化処理

     

    5.表面処理に伴う分子構造の変化
     5.1 空気雰囲気
     5.2 不活性ガス雰囲気

     

    6.処理表面のキャラクタリゼーション
       6.1 X線光電子分析法(XPS)
     6.2 全反射赤外分光法(ATR)
     6.3 原子間力顕微鏡法(AFM)

     

    7.実例
       7.1 LDPEとPETの接着
       7.2 芳香族ポリイミドフィルムと銅箔の接着
       7.3 PVAcの表面処理

    質疑応答


    【キーワード】

    表面、分子間力、接着、官能基、複合材料

     

    【講演の最大のPRポイント】

    表面処理とはプラスチックやゴム表面への官能基付与を行うことである。
    講演内容は具体的な材料について研究室で実施してきたものであり、それらはほとんどが企業からの委託研究や共同研究の結果である。


     
     

     

     

    セミナー講師

    金沢工業大学  名誉教授(金沢高分子ラボ 代表)  小川 俊夫 氏

    セミナー受講料

    【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
    2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。


     

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    ナノ構造化学   化学反応・プロセス   塗装・コーティング

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    49,500円(税込)/人

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    キーワード

    ナノ構造化学   化学反応・プロセス   塗装・コーティング

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