
中国メーカーでの不良品と業務トラブルを未然防⽌する仕事の進め方/コミュニケーション方法/製造ライン確認方法【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
中国メーカーとの取引では、言葉の壁や文化の違いから誤解や見落としが生じ、不良品やトラブルに発展するケースが後を絶ちません。本セミナーでは、日本と中国の仕事観やコミュニケーションの違いを踏まえ、図面・会議・メールで正しく情報を伝える方法、さらに製造ラインでの確認ポイントを具体事例とともに解説します。設計・品質・購買部門がすぐ実務に活かせる「不良の未然防止策」を習得できます!!
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ,ライブ配信/アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
セミナー趣旨
中国における電気製品とその部品の製造は、今はひと段落しました。しかし現在は、中国のEV技術が日本より先行しているため、中国メーカーに自動車部品やモジュールの設計から生産までを依頼する日本メーカーが増えています。中国メーカーと設計初期の段階から関わるため、図面(CADデータ)だけの情報出しでよかった電気製品から、仕様書や実験データのやり取りなどによる難易度の高いコニュニケーションが必要になってきたのです。これまでの、図面上でのコミュニケーションから、より深く細かいコニュニケーションが必要なのです。
さらに自動車部品は、ミスコミュニケーションにより不良が発生すると、そのダメージは電気製品より大きいです。そのような厳しい環境において、日本人と中国人がお互いに誤解や漏れなく正確に情報交換できるように、中国人との仕事の進め方と関わり方、情報交換の仕方をお伝えします。また、不良を未然防止する製造ラインの確認方法と日本人の適切な立ち振る舞いも併せてお伝えします。
進呈
講師著書「中国工場トラブル回避術 原因の9割は日本人(日経BP)」を進呈します。
受講者の声
- 初めての中国工場の現地監査が来週に控えていたため、絶好のタイミングで聞けました。事前の監査チェックリスト作成にあたり、どのような聞き方をするべきか悩んでいたので、とても参考になりました。また、当日の進め方についても本日の講義内容を参考にしたいと思います。
- 課題が多くあり、有意義な研修でした。
- 中国ならではの部品委託先の特徴や注意点が理解できたのでよかった。また、他の受講者の意見も聞けて、参考になった。
- 参考になる点が多く積極的に取り組むことができました。質問等にも親身になってご回答いただき、感謝いたします。ありがとうございました。
受講対象・レベル
中国に関わる下記のメーカー
・自動車(EV)メーカー
・自動車(EV)メーカーの協力メーカー
・電気製品メーカー
・装置メーカー
・部品メーカー
上記メーカーの下記担当者
・設計者
・生産技術/製造技術担当者
・品質管理担当者
・購買部担当者
必要な予備知識
特に必要ありません。
習得できる知識
1)中国人(外国人)とのコニュニケーションの知識
2)中国(外国)メーカーとの仕事の仕方の知識
3)製造ラインの確認方法の知識
セミナープログラム
1.日本人と中国人の仕事の仕方の違いを知る
・日本人の「あうんの呼吸」は通用しない
・日本語翻訳に2割は伝わらない日本人のしゃべり言語
・言われたこと(だけ)をする中国人の国民性
2.「ヒト①」~中国人の仕事の仕方を理解する
・中国人がよく言う「問題ない」の本当の意味
・約束を守ってもらえないときの対処法
・回答が二転三転するときの対処法
・依頼内容が伝わっているか不安なときの対処法
3. 「ヒト②」~中国メーカーとの関わり方を理解する
・1次メーカー・2次メーカーとの適切な関わり方
・日本の商社を経由したものづくりの注意点
・ODM(設計製造委託)するときの注意点
4. 「コトバ①」~日本語通訳に100%伝わる話し方
・日本語通訳に2割が伝わらない理由
・言いたいことを100%伝える話し方
5. 「コトバ②」~リアル/Web会議・メールで確実に情報を伝える方法
・リアル会議で確実に依頼内容を伝える方法
・Web会議で確実に依頼内容を伝える方法
・メールで依頼内容の回答を確実にもらえる方
6. 「モノ①」~生産前に行うべき不良の未然防止
・新規部品メーカー選定の3つのポイント
・現地調達部品の注意点
・誤って理解されない図面作成のポイント
・正確な見積もりを取る方法
7. 「モノ②」~製造ラインで行う不良の未然防止
・日本人が不良品を発生させやすい理由
・治具の確認方法
・作業標準書の確認方法
・QC工程表にない作業で発生する不良とは
・AIで不良を未然防止
8. 甘くみられない日本人の立ち振る舞い
セミナー講師
ロジカル・エンジニアリング 代表 小田 淳 先生
元 ソニー, ソニーChina(上海に駐在)29年間の商品化設計の経験と中国ビジネス7年間の経験
1987年 上智大学 機械工学科卒業
1987年 ソニー(株)入社 モニター部(外装/シャーシ設計)
2000年 プリンター部(搬送/静音/防塵設計)
2007年 プロジェクター部(冷却設計)
2009年 ソニーチャイナ(不良対策)
2016年 ソニー(株) 退社
2017年 ロジカル・エンジニアリング設立
著作
「中国工場トラブル回避術」日経BP
「製品化5つの壁の越え方」日科技連
所属学会・協会
一般社団法人 研究・イノベーション学会
一般社団法人 製造業総合支援
セミナー受講料
受講料(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト:製本資料(受講料に含む)
受講料
49,500円(税込)/人