二軸スクリュ押出機の基礎から応用へ進展するコンパウンディング技術の実践【オンデマンド配信】

CNTやCNFなどナノサイズのフィラーや繊維に対応するコンパウンディング技術とは?

高機能フィラーのコンパウンディングに焦点を当て、実践・トラブル解決に役立つ、二軸スクリュ押出機活用のための知識と技術を提供します

日程

2023年3月30日(木)まで申込み受付中
【収録日:2022年10月28日(金)】※映像時間:4時間45分
※主催者でお申込み受付後、10営業日ご視聴いただけます。

セミナー趣旨

 自動車などの工業資材あるいは電子・光学部材、さらには医療福祉関連資材などに活用されているプラスチック製品には、高機能化・高付加価値化を目指す流れが急展開されている。これらの流れを陰で支えているのが各種の複合材やポリマーアロイの開発や生産に多用される二軸スクリュのコンパウンディング技術の急速な進展である。二軸スクリュ押出機は無機フィラーや繊維強化剤などのコンパウンディングに広く用いられているが、近年はナノサイズのフィラーや繊維に対する要求が高まっている。このような高度な要求に対処していくためには、二軸スクリュの形状や駆動トルクなどの装置面の進展、流動解析技術の進化などを活用するばかりでなく、二軸スクリュ押出システムが有する装置構造と各種材料との相乗的な関連をよく理解することが不可欠となる。
 本講演では、二軸スクリュ押出機を活用するための基本的な技術から研究開発、さらに生産現場への応用展開するための具体的な知見や活用事例、さらには、最近の技術動向などを解説する。

受講対象・レベル

主として、プラスチック材料メーカー、各種コンパウンドメーカー、成形加工装置メーカー、プラスチック製品を活用する自動車、家電、包装、建材、医療福祉装置メーカーなどの技術者および研究者を対象に二軸スクリュ押出機を用いたコンパウンディング技術の基本から応用までを解説する。
二軸スクリュ押出機技術を活用するコンパウンディング技術は広範囲にわたるので、ある程度対象の分野を絞る必要がある。ここでは、高機能なフィラーのコンパウンディング技術に焦点を合わせての解説とする。
講演のレベルは中級以上とする。高機能ポリマーアロイの創製技術については、別途、リアクティブプロセシング技術セミナーを開催する予定である。

習得できる知識

・二軸スクリュ押出機の構造と混練の制御機能との関連
・二軸スクリュのミキシングエレメントの組み合わせ方法
・ナノフィラーなどの複合材のコンパウンディング方法
・二軸スクリュ押出機およびシステムのメインテナンスに関連する知見など

セミナープログラム

1.二軸スクリュ押出機設計技術の進展
 1.1 二軸スクリュ押出機構造の急速な進歩
  1.1.1 二軸スクリュの溝深さ比(Do/Di)の増大とスクリュ長さ〔L/D〕の拡大
  1.1.2 スクリュ回転数の高速化とスクリュ駆動トルクの増大
  
2.二軸スクリュ押出機に対する混練技術の進展
 2.1 二軸スクリュ押出機を用いたコンパウンディング操作因子
 2.2 せん断混合作用と伸長混合作用
 
3.二軸スクリュの組み合わせ技術に関する進展
 3.1各種のスクリュエレメントと混練挙動
 3.2 ミキシングスクリュエレメントに対する新しい形状設計

4.二軸スクリュ押出成形解析手法の進展
 4.1 二軸スクリュ押出機内での溶融・混練過程の解析手法
 4.2 二軸スクリュ押出成形理論解析手法
 4.3 二軸スクリュの組み合わせを決定するための新しい手法
  
5.二軸スクリュ押出機を活用したコンパウンディング技術の進展
 5.1 ガラス繊維に対するコンパウンディング技術
 5.2 ナノクレーに対するコンパウンディング技術
 5.3 カーボンナノチューブ(CNT)に対するコンパウンディング技術
 5.4 セルロースナノファイバー(CNF)に対するコンパウンディング技術

6.二軸スクリュ押出機の運転・加工条件が複合材の特性に与える影響
 6.1 コンパウンディング操作条件とモルフォロジー制御
 6.2 動的加硫ゴムに対する難燃剤のコンパウンディング例
 
7.二軸スクリュ押出機部品に関する腐食・摩耗対応
 
8.二軸スクリュエレメントの基本的な選定方法
 
9. コンパウンディングシステムのメインテナンス
 
□質疑応答□

各種繊維, ナノフィラー、コンパウンディング、二軸スクリュ押出機、ミキシングエレメント、スクリュ形状設計、分散混合、分配混合、伸長混合、天然繊維、せん断速度、せん断応力、滞留時間分布、流動挙動、摩耗対策、インテナンス

セミナー講師

静岡大学 イノベーション社会連携推進機構 客員教授 工学博士 酒井 忠基 氏

日本製鋼所元取締役・広島研究所長、日本製鋼所社友、京都大学化学研究所元客員教授、東京大学国際産学研究センター元客員教授、プラスチック成形加工学会元会長、国際高分子加工学会(PPS)元会長、高分子学会フェロー、米国SPEフェロー、プラスチック成形加工学会名誉会員、合成樹脂技術協会元副会長など。

セミナー受講料

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※オンライン受講価格は、Live/アーカイブ/オンデマンドの受講を1名様でお申込みいただいた場合の価格です。複数お申込みでは適用されません。

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39,600円(税込)/人

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開催場所

全国

主催者

キーワード

機械設計   高分子・樹脂加工/成形   複合材料・界面技術

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