
現状の技術に貴社の技術を盛り込んで、CCUSを日本の成長産業へ
★2025年10月9日開講。横山技術事務所・代表 (元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所) 横山先生が、CO2回収・利用・貯留(CCUS)の現状と技術について解説します。
■本講座の注目ポイント
本セミナーでは、CO₂の回収・利用・貯留を通じて、再エネや水素と連携しながらカーボンニュートラル社会の実現を支える中核技術であるCCUS技術について解説します。
セミナー趣旨
CNおよびCCUSに携わることになられた、事業企画部門、研究開発部門、生産技術部門、環境管理部門の皆様、経営層の皆様を対象に、CN社会におけるCCUSの現状と将来およびCCUSの技術動向を詳しく解説させていただきます。
習得できる知識
1. CCUSの現状に関する知識
背景となる世界のCO2濃度の推移と地球温暖化およびエネルギー源構成の現状、カーボンニュートラル(CN)社会の構図、CN社会におけるCCUSの役割、CN社会を構成する再エネ-水素-CCUSの関係に関する各知識を習得できる。
2.CCUSの技術に関する知識
a. CCUSのロードマップに関する知識を習得できる。
b. CO2回収(CC)技術:化学吸収法、物理吸着法、固体吸収材を用いたDAC(Direct Air Capture)法、膜分離法についての各知識を習得できる。
c. CO2利用(CU)技術:メタネーション(天然ガス代替)および合成燃料(石油代替)の各燃料製造、メタノール、エチレン・プロピレン(メタノールから)、p-キシレン(ポリエステル原料)、カーボネートの各化学品製造、CO2吸収コンクリートの製造、CO2施用によるトマト栽培・キュウリ栽培・稲作の各CU技術に関する知識を習得できる。
d. CO2の貯留(CS)技術
CO2の大深度地下貯留、バイオ炭によるCS技術ついての各知識を習得できる。
セミナープログラム
1. CCUSの現状
1-1. 世界のCO2濃度の推移と地球温暖化およびエネルギー源構成の現状
1-2. CN社会とCCUSの役割
1-3. CN社会の構図とCCUSの役割
1-4. CCUSと再エネ・水素との関係
2. CCUSの技術
2-1. CCUSの概要とロードマップ
2-2. CO2の回収(CC)技術
化学吸収法、物理吸着法、固体吸収材によるDAC法、膜分離法
2-3. CO2の利用(CU)技術
メタネーション(触媒、反応器)、合成燃料製造(逆シフト反応触媒、FT反応触媒)、メタノール合成(触媒、分離膜)、メタノールからのエチレン・プロピレン高選択率合成(触媒)、p-キシレン(触媒)合成、カーボネート合成(触媒)、CO2吸収コンクリート、CO2施用農業(トマト、キュウリ、稲作)
2-4. CO2貯留(CS)技術
大深度地下貯留、バイオ炭
3. まとめ
質疑応答
セミナー講師
横山技術事務所 代表:元・新日鉄住金化学(株) 総合研究所 工学博士 横山 直樹 氏
セミナー受講料
●1名様 :49,500円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
受講料
49,500円(税込)/人
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