
排出権取引制度の本格導入とカーボンクレジットの活用方法<東京会場>
・2026年度からの排出量取引制度本格導入に向けた準備事項の把握
・カーボンクレジットの効果的な活用法
・グリーンウォッシュに伴うリスクとその対策
セミナー趣旨
今年の通常国会で成立したGX推進法改正法により、2026年度から国内の排出量取引制度の本格導入が決定しています。現在、国の排出量取引制度小委員会では、排出量取引制度の詳細設計が進行中です。
このような状況において、対象企業にとっては、排出量取引制度を正しく理解するとともに、カーボンクレジットを効果的に活用する戦略がますます重要となります。しかし同時に、カーボンクレジットと切り離せない問題である「グリーンウォッシュ」を理解することも重要です。本セミナーでは、排出量取引制度およびカーボンクレジットとグリーンウォッシュに関する最新の状況を法務の観点から説明いたします。
受講対象・レベル
・エネルギー関連企業の方
・環境・サステナビリティ部門のご担当者
・プロジェクトファイナンスや投資に関わる金融機関のご担当者
など
習得できる知識
・カーボンクレジットとグリーンウォッシュの全体像がわかる
・カーボンクレジットの効果的な活用法やグリーンウォッシュのリスクとその対策
・排出量取引制度の本格導入に向けた準備
セミナープログラム
1. カーボンプライシングと排出量取引制度の本格導入
1.1 GX推進法改正と排出量取引制度・化石燃料賦課金制度
1.2 国内の排出量取引制度(GX-ETS)の最新状況
1.3 海外から学ぶ排出量取引制度の設計
(EU-ETS、欧州炭素国境調整メカニズムに対する日本企業の備えを中心に)
2. カーボンクレジットの活用戦術
2.1 カーボンクレジットの意義と利用領域
2.2 JCM(二国間クレジット制度)の制度理解と活用
2.3 J-クレジットの制度理解と活用
2.4 クレジット活用に際して欠かせないグリーンウォッシュのリスクの理解
<質疑応答/名刺交換>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士 渡邉 啓久 氏
■ご略歴
主な取扱分野は、再エネ、環境、資源・エネルギー、インフラ、プロジェクトファイナンス
、不動産取引、農林水産分野、気候変動・サステナビリティ分野に関する法務。
2007年慶應義塾大学法学部卒業、2009年同大学法科大学院修了。
2010年弁護士登録。2016年~2017年Slaughter and May(ロンドン)勤務。
2023年~慶應義塾大学法科大学院非常勤講師。
主な著書は「カーボンニュートラル法務」(金融財政事情研究会、2022年)、「ESG法務」(金融財政事情研究会、2023年)
セミナー受講料
1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
36,300円(税込)/人