
エアモビリティ(空飛ぶクルマ)の研究開発最前線~今何が課題か、今後の可能性は~
・【空飛ぶクルマ】の今がわかる:航空法、制度整備、技術開発、社会実装、ビジネスモデル
・本分野の第一線で活躍中の二名が解説します!
セミナー趣旨
本セミナーでは、社会実装に向け研究開発が加速するエアモビリティ(空飛ぶクルマ)について、その歴史から、現状の航空法上の位置づけ、そして今後の制度整備、技術開発の動向、さらには社会実装とビジネスモデルの可能性まで、多角的な視点からその最前線を解説します。
受講対象・レベル
・各企業(一部、各研究機関)の研究者・開発者・事業企画担当者
・モビリティ・自動車関連企業の研究者
・自動車メーカ/車載部材メーカ/車載エレクトロニクス部材メーカ等
・材料・部材メーカの担当者で、本領域への着手を検討している方
・10年後、20年後……の産業を見据えた研究開発を構想している方
習得できる知識
本セミナーでは、社会実装に向け研究開発が加速するエアモビリティ(空飛ぶクルマ)について、その歴史から、
現状の航空法上の位置づけ、そして今後の制度整備、技術開発の動向、さらには社会実装とビジネスモデルの可能性まで、
多角的な視点からその最前線についての知識をお話いたします。
セミナープログラム
1. エアモビリティの歴史と進化
初期の構想から現代までの変遷:
現代のeVTOL(電動垂直離着陸機)に至るまでの技術的・概念的進化を概観します。
世界の開発動向と主要プレイヤー:
各国の開発状況や、Lilium、Joby Aviation、Volocopterといった主要企業の取り組みを紹介します。
2. 航空法上の位置づけと課題
現行航空法の適用と課題:
既存の航空法規がエアモビリティにどのように適用されるか、
また、その中で生じる課題(パイロットの免許、運航規則など)について解説します。
国際的な規制動向:
ICAO(国際民間航空機関)などの国際機関における議論や、各国での法整備の動きを紹介します。
3. 制度整備の現状と展望
安全基準の策定:
飛行試験、型式証明、耐空性基準など、エアモビリティの安全性を確保するための制度整備の現状と今後の方向性を議論します。
運航管理システム:
多数のエアモビリティが安全かつ効率的に運航するための新しい運航管理システムの必要性と開発状況について解説します。
騒音・プライバシー問題への対応:
社会受容性を高める上で重要な騒音対策やプライバシー保護に関する制度的アプローチについて考察します。
4. 技術開発の最前線
機体開発の現状とブレイクスルー:
電動推進システム、バッテリー技術、自律飛行技術、複合材料など、
エアモビリティを実現する上で不可欠な要素技術の進化について深掘りします。
インフラ整備の課題:
離着陸場(バーティポート)、充電インフラ、整備拠点など、
エアモビリティの運用を支えるためのインフラ整備における課題と展望を議論します。
世界の開発動向と主要プレイヤー:
各国の開発状況や、Lilium、Joby Aviation、Volocopterといった主要企業の取り組みを紹介します。
5. 社会実装とビジネスモデル
ユースケースと市場規模:
エアタクシー、離島・山間部への交通手段、物流、救急搬送など、多様なユースケースと将来の市場規模予測について解説します。
ビジネスモデルの多様性:
製造・販売、運航サービス、メンテナンス、インフラ提供など、エアモビリティが創出する新たなビジネスモデルを探ります。
社会受容性向上のための取り組み:
住民理解の促進、環境配慮、経済効果など、社会実装を円滑に進めるための課題と方策について議論します。
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
鈴木 真二 氏(工学博士)
(東京大学 名誉教授 未来ビジョン研究センター 特任教授/日本エアモビリティ総合研究所 所長)
御法川 学 氏(博士(工学))
(法政大学 理工学機械工学科 教授/法政大学アーバンエアモビリティ研究所 所長/日本エアモビリティ総合研究所 アナリスト)
■ご略歴
【鈴木 真二(すずき しんじ)】
1953年岐阜県生まれ。79年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。
(株)豊田中央研究所を経て、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授を定年退職後は、
東京大学名誉教授、東京大学未来ビジョン研究センター特任教授(現職)。工学博士、専門は航空工学。
現在も各航空関連団体の理事長・所長を通し、航空の航空産業育成に関わる。日本航空宇宙学会会長(第43期)。
国際航空科学連盟(ICAS)会長など。
著書に『飛行機物語』(筑摩書房)、『現代航空論』(編集、東京大学出版会)、『落ちない飛行機への挑戦』(化学同人社)などがある。
【御法川 学(みのりかわ がく)】
1968年埼玉県生まれ。92年法政大学大学院工学研究科修士課程修了。
(株)荏原総合研究所を経て、99年より法政大学工学部(現理工学部)、理工学部機械工学科教授(現職)。
一貫してファン騒音、空力騒音の研究に従事。工学博士(東京工業大学)。
2005年より理工学部機械工学科航空操縦学専修の設置に携わり、同時に航空機研究に着手。
現在のテーマは新しいカテゴリーの小型航空機の研究、航空機の電動化、アーバンエアモビリティなど。
空の移動革命に向けた官民協議会メンバー。HIEN Aero Technologies(株)CEO。
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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受講料
45,100円(税込)/人