
EUデータ法のモデル契約条項・標準契約条項の解説~主要条項と、利用のためのカスタマイズのポイントを具体的に解説~
EUデータ法のモデル契約条項・標準契約条項について解説した上で、これらの契約の利用のためのカスタマイズのポイントを解説します。
セミナー趣旨
本セミナーにおいては、ドイツに赴任し、多くの日系企業のEUのデジタル関連の法令の対応を支援してきた講師が、EUデータ法のモデル契約条項・標準契約条項について解説した上で、これらの契約の利用のためのカスタマイズのポイントを解説します。
冒頭に、これらの契約条項のEUデータ法の下での位置づけと適用場面についてお話しした後、特に企業実務で参照することの多い、①モデル契約条項のうち、利用者とデータ保有者との間の契約、及び、データ共有者とデータ受領者との間の契約、そして、②標準契約条項のスイッチングに関する条項について解説する予定です。解説に当たっては、実際にどのような点に留意してカスタマイズを行うべきかという点の解説を含みます。
解説に際して使用するモデル契約条項・標準契約条項は、9月中に最終版が公表されていればそちらを利用します。9月中に最終版が公表されないようでしたら、6月の欧州委員会主催のセミナー前に配布されたバージョン等、直近で利用可能なバージョンを使用します。
受講対象・レベル
・EUのデータ法への対応を検討している方
・データ法に対応するための契約を準備している方
習得できる知識
・モデル契約条項・標準契約条項の概要を理解できるようになる
・上記契約に基づいて、データ法に対応するための契約を検討できるようになる
セミナープログラム
1. 契約条項の位置づけ
1.1 モデル契約条項
1.2 標準契約条項
2. モデル契約条項(Annex II 利用者・データ保有者)の解説
2.1 既存の利用規約との関係の整理
2.2 EUデータ法の遵守のために必要な契約条項
2.3 個別の条項・カスタマイズのポイントの解説
3. モデル契約条項(Annex V データ共有者・データ受領者)の解説
3.1 グループ間でのデータ共有への利用の適否
3.2 EUデータ法の遵守のために必要な契約条項
3.3 個別の条項・カスタマイズのポイントの解説
4. 標準契約条項(うち、スイッチングに関する条項)の解説
4.1 既存の契約との関係の整理
4.2 EUデータ法のデータ処理サービスのルールと標準契約条項の対応関係の整理
4.3 個別の条項・カスタマイズのポイントの解説
5. 質疑応答
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 フランクフルト&デュッセルドルフ事務所 パートナー 石川 智也 氏
■ご経歴(就職後)
2006年同事務所入所
2018年同事務所パートナー就任
2020年同事務所フランクフルト&デュッセルドルフ事務所共同代表就任
■ご専門・得意分野
EUのデジタル分野における法令・政策
(GDPR、デジタルサービス法、デジタル市場法、データ法、AI法、サイバーレジリエンス法、NIS2指令等)に明るく、
また、グローバルでのプライバシーガバナンス・AIガバナンスの体制構築や、
各国のデータ保護監督当局への報告が必要となる大規模なサイバーアタック事案への対応等を数多く手がけている。
日系企業のData Protection Officerやデジタル分野のアドバイザーにも多く就任してい
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
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受講料
40,700円(税込)/人