
粉砕に関わる全般的知識の習得を目指します。
セミナー趣旨
粉砕の機構、粉砕機の選定、操作条件の決定、砕成物の評価、粉砕機の設計、粉砕機のスケールアップ法、最新の研究など粉砕に関わる
全般的知識の習得が可能です。
受講対象・レベル
粉砕を活用した材料研究開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究経験を経た方など。
本テーマに興味のある方ならどなたでも受講可能です。
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
粉砕の機構、粉砕機の選定、操作条件の決定、砕成物の評価、粉砕機の設計、粉砕機のスケールアップ、最新の研究など粉砕に関わる全般的知識の習得が可能です。
セミナープログラム
Ⅰ.粉砕および粉砕装置の基礎知識
1.粉砕とその目的
2.破壊の機構
3.粉砕装置とその分類
4.砕成物とその粒子径分布
Ⅱ.ボールミルの種類・特徴と選定
1.ボールミルの種類
2.ボールミル
3.ビーズミル
4.試料から見たミルの機種選定
5.粉砕の雰囲気の影響
Ⅲ.ボールミリング
1.ボールミリングの現状
2.ボールミリングの条件設定
3.ボールミリングの課題
Ⅳ.ボールミルのシミュレーション
1.離散要素法
2.ボールミルへの離散要素法の適用
3.パラメータの設定
Ⅴ.ボールミルにおける粒子径予測
1.粒子径変化の把握
2.粉砕機構
3.粉砕を支配するパラメータの抽出
4.粒子径変化を予測する方法
5.粒子径分布の予測
Ⅵ.ビーズミルの最適化
1.ビーズミリングの現状
2.ビーズミルのシミュレーション
3.ビーズミルにおける粒子径変化の予測
4.コンピュータシミュレーションによるビーズミルの最適化
5.磨耗粉の発生量の予測と抑制
Ⅶ.ボールミルのスケールアップ
Ⅷ.先進離散要素法による粒子破壊過程のシミュレーション
Ⅸ.質疑応答
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
■講演中のキーワード
粉砕・ボールミル・シミュレーション・スケールアップ
セミナー講師
東北大学 多元物質科学研究所 教授 加納 純也 氏
■ご略歴
<学歴>
1990.4-1992.3 同志社大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程前期課程
1992.4-1995.5 同志社大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程後期課程
1997.2.21 博士(工学)、同志社大学
<職歴>
1995.6-2001.3 東北大学素材工学研究所 助手
2001.4-2005.8 東北大学多元物質科学研究所 助手
2005.9-2008.3 東北大学多元物質科学研究所 講師
2008.4-2012.9 東北大学多元物質科学研究所 准教授
2012.10- 東北大学多元物質科学研究所 教授
2018.4-2023.3 東北大学多元物質科学研究所研究所長補佐
2024.4- 東北大学多元物質科学研究所副研究所長
■ご専門および得意な分野・ご研究
粉体工学、粉体シミュレーション など
■本テーマ関連学協会でのご活動
一般社団法人 粉体工学会 理事
一般社団法人 日本粉体工業技術協会 粉砕分科会副コーディネータ
一般社団法人 日本粉体工業技術協会 粉体技術誌 編集委員会委員長
公益財団法人 化学工学会 粒子・流体プロセス部会副部会長
一般社団法人 資源・素材学会 東北支部 副支部長
セミナー受講料
1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
50,600円(税込)/人
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