
液浸冷却(浸漬冷却)用材料開発における最新動向
注目を集める冷却技術の変遷、企業とその研究開発、採用動向を解説
【動向が学べる90分セミナー】
急速充電の需要増加を背景に抱える「EV用電池」の冷却技術として、
サーバーの処理能力とともに発熱量が増大する「データーセンター」の冷却技術として。
その用途は異なるものの、技術的にも、関与するメーカにも共通点が。
今、注目されている「液浸冷却(浸漬冷却)」技術の、
液浸冷却に用いられる様々な材料や、それらを開発・採用している各社の取り組みを
製品事例などを交えながら詳細に解説。
EV用電池とデータセンターの冷却技術の今後を、
当面の間/キー技術等からの視点/遠い将来 と、3段階で予測!
受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ
業務の合間に参加しやすい 90分セミナー(10:30~12:00)
当日受講できなくなっても安心の【アーカイブ配信】付 ※翌営業日から視聴可
日時
【Live配信】 2025年10月24日(金) 10:30~12:00
【アーカイブ配信】視聴期間:終了翌営業日から7日間[10/27(月)~11/2(日)]を予定
セミナー趣旨
この講座のポイント
・液浸冷却用媒体の種類とその特性
・主要プレイヤーと研究開発動向
(3M、Shell、メルセデス・ベンツ、Dow、Freudenberg、ENEOS 等)
・液浸冷却の歴史と応用分野の変遷
・熱マネジメント技術の根幹に関わる、単相冷却 vs 二相冷却 比較
同講師による毎年開催「自動車の熱マネジメント技術」セミナーでは、
その先見の明と鋭い洞察から得られる見解が高く評価されています。
データーセンター/EVバッテリーの冷却と、
環境規制によるフッ素系材料への影響が大きく見込まれる今、
冷却液(媒体)、液浸冷却システム、熱マネジメントシステム関連、
EV駆動用電池やサーバー冷却技術等の研究開発/市場調査などに当セミナーをお役立てください!
電気自動車における駆動用電池の課題のひとつが,急速充電時の著しい発熱です。さらに,AI(人工知能)の急速な普及に伴い,データーセンターにおけるサーバーの発熱量も深刻な課題となっています。従来の冷却方式の容量拡張では対応が困難になりつつあり,革新的な冷却技術の導入が求められています。
液浸(浸漬)冷却は古くから知られる手法ですが,特に脚光を浴びたのはスーパーコンピュータCRAY-2に採用されたときでした。しかしその後,低電力のCMOS技術の普及により一時的に衰退を余儀なくされました。
近年,電池やサーバーの発熱量の増加に伴い,この液浸冷却方式が再び注目を集めています。
本セミナーでは,電気自動車の電池冷却を中心に,データーセンターにおける熱対策についても解説いたします。
習得できる知識
・液浸(浸漬)冷却全般の知識
・電気自動車(EV)の駆動電池冷却方式
・データーセンターの冷却方式
・各社の開発状況
・単相冷却と二相冷却の比較
セミナープログラム
1.液浸(浸漬)冷却用材料1.1 構成材料と相変化
1.2 媒体例
2.CRAY-22.1 CRAY-2の冷却システム(1985年)
2.2 3M社のフロリナート(R)
3.歴史
4.電気自動車(EV)用駆動電池の冷却4.1 空冷
4.2 水冷
4.3 冷媒冷却
4.4 急速充電
5.データセンターの冷却方式5.1 サーバの冷却戦略
5.2 データサーバの各冷却方式の能力比較
6.液浸(浸漬)冷却
7.単相冷却vs 二相冷却
8.EV用冷却での各社の開発
(XING,SHELL,Freudenberg,Valeo,ENEOS,メルセデス・ベンツ,Dow)
9.PFAS対応9.1 代替品候補
9.2 代替材料の課題
10.電気自動車の状況
11.電気自動車とデータセンターの冷却方式の今後
□ 質疑応答 □
※資料作成中につき、予告なく内容の変更ならびに追加の可能性がございます。
セミナー講師
自動車の熱マネジメント技術、先進接合技術、CFD、多変量解析法(因子分析法)など
1981年~1995年 :日産自動車(株)
1995年~2019年 :カルソニックカンセイ(株)(現・マレリ(株))
日産自動車:
電気自動車用ヒートポンプの開発、自然風配風ベンチレーション(いずれも採用済み)、
CO2エアコンの開発、薄型統合熱交換器SLIM、VGフィン付きEGRクーラー
空調レビュー、1Dシミュレーション解析手法の普及
自動車設計と解析シミュレーション(培風館1980年共著)、
空調レビュー(自動車技術会2014年~)、
専門技術書41書(共著;例 自動車熱マネジメント・空調技術 サイエンス&テクノロジー2019年)
111回(熱マネジメント技術関係など)
自動車技術会論文賞(SLIM[薄型統合熱交換器]論文、2013年)、
自動車技術会部門貢献賞(1Dシミュレーションによる解析の普及、2014年)
セミナー受講料
27,500円 ( E-Mail案内登録価格 26,070円 )
定価:本体25,000円+税2,500円
E-Mail案内登録価格:本体23,700円+税2,370円
◆S&T会員登録とE-Mail案内登録特典について◆
※テレワーク応援・2名同時サービスはありません。
受講について
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)
■アーカイブ配信
視聴期間:終了翌営業日から7日間[10/27(月)~11/2(日)]を予定
※動画は未編集のものになります。
※視聴ページは、終了翌営業日の午前中にマイページへリンクを設定します。
<配布資料>
製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
受講料
27,500円(税込)/人