
★EV、データセンターへの応用が進むGaNパワー半導体の現状と将来像
期待が大きい縦型デバイスの優位性、社会実装へ向けた最新の開発動向も解説
【Live配信】2025年9月10日(水) 13:00~16:30
【アーカイブ(録画)配信】 2025年9月22日まで受付(視聴期間:9月22日~10月2日まで)
セミナー趣旨
将来の高効率パワーデバイスの有力な候補とされているGaNを用いたパワーデバイスの現状と将来を理解していただく。横型パワーデバイスはGaN特有の構造で多くの特徴を持ち、開発も進んで実用化されつつある。Siと比べても優位性を持つことから、システム応用が進んでおり、わが国でも応用展開を喚起したい。縦型パワーデバイスはまだ実用化手前であるが、その開発は速いスピードで進んでおり,現状と課題を説明する。今のところ我が国がリードしていると考えているが、世界での開発競争が始まっており、危機感を共有したい。
習得できる知識
・GaNという材料の特徴
・横型構造GaNパワーデバイスの特徴と実際
・縦型構造GaNパワーデバイスの他材料に対する優位性、差別化
・縦型構造GaNパワーデバイス開発の現状と展望
セミナープログラム
1.GaNの物性と強み
2.GaNパワーデバイスの特徴
3. 横型パワーデバイス
3.1 横型パワーデバイスの構造と特徴
3.2 技術課題と対策
3.2.1 電流コラプス
3.2.2 ノーマリオフ
3.2.3 エピタキシャル成長
3.3 実際の構造とパッケージング
3.4 世界の開発動向と応用
4.縦型パワーデバイス
4.1 縦型パワーデバイスの構造と特徴
4.2 作製プロセスの課題
4.3 要素技術の現状
4.3.1 結晶成長技術
4.3.2 トレンチ加工技術
4.3.3 ゲート絶縁膜とチャネル移動度
4.3.4 イオン注入技術
4.3.5 GaN基板開発の現状
4.3 縦型パワーデバイスの実際
4.3.1 Junction Barrier Schottky (JBS) ダイオード
4.3.2 Junction FET
4.3.3 MOSFET
4.4 開発の展望と応用
5.全体のまとめ
【質疑応答】
キーワード:GaN パワー 縦型 セミナー
セミナー講師
名古屋大学 未来材料・システム研究所 特任教授 工学博士 加地 徹 氏
セミナー受講料
1名につき49,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき44,000円(税込)〕
受講について
セミナーの接続確認・受講手順はこちらをご確認下さい。
受講料
49,500円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
レアアースレス・モーターとは?レアアースフリーの衝撃、環境と経済を変えるモーターの進化論
【目次】 現代社会はモーターなしには成り立ちません。スマートフォンから電気自動車、産業用ロボットに至るまで、私たちの生活のあらゆる側... -
HVDC(高圧直流送電)とは?HVDCが描く未来、再エネ社会を繋ぐ革新送電
【目次】 現代社会において、電力は私たちの生活を支える不可欠なインフラです。しかし、その電力供給のあり方は、気候変動問題への対応やエ... -
撓鉄(ぎょうてつ)とは?1200年の歴史が生んだ日本の鍛鉄技術、その美学と技能継承の課題を解説
【目次】 日本には、1200年以上の時を超えて受け継がれる「撓鉄(ぎょうてつ)」という独自の伝統技術が存在します。この技術は、熱した... -
エネルギーハーベスティングとは?自然の力がエネルギーの新しい形に、その現状と展望を解説
【目次】 エネルギーハーベスティングは、私たちの身の回りに存在する太陽光、熱、振動、電波といった微小なエネルギーを「収穫...