
これから参入を検討・または導入段階の方に向けた入門講座!
飼育技術の原理から市場ニーズ・採算性や課題・ビジネスプラン等、知っておきたい様々な要素について言及します。
セミナー趣旨
陸上養殖は水産物を植物工場などと同じように工場生産できる唯一の養殖形態です。施設型の食料生産は安定性や高生産性など様々な特長を持っており、陸上養殖もこの優位性を活かして運用していくことでコスト低減が可能となります。また、生産技術や生産物の特徴を付加価値として捉え、ブランド化を進めるなど、流通・販売まで含めた戦略が事業成立のために重要となります。生産企業も増えており、今後の成長が期待される分野です。
本セミナーでは飼育技術の原理から産業の現状と未来、新規参入の際のビジネスプラン構築のヒントを紹介します。
受講対象・レベル
・魚介類の飼育技術を勉強したい方
・これから養殖ビジネスに新規参入をお考えの方
・水産資材や水処理技術等の要素技術の製品化をお考えの方
・新事業、新ビジネス、廃工場・廃エネルギーの有効利用を模索している方 など
習得できる知識
・陸上養殖、特に循環式養殖の原理と応用の理解
・陸上養殖の現状と課題についての理解
・新規参入の方法、ポイントの概要の理解
セミナープログラム
1. 養殖の現状と課題
1) はじめに
2) 養殖とは
3) 必要性
4) 現状
5) 問題点と方向性
a) 問題点
b) 方向性
2. 陸上養殖
1) 陸上養殖とは?
2) 陸上養殖業の届出について
3) 循環式養殖システム
a) 歴史
b) 原理
c) 装置とその役割
d) 環境制御技術
e) 飼育管理項目
4) 養殖魚介類の種類と養殖のポイント
~天然水域と陸上での養殖の比較~
a) ヒラメ
b) トラフグ
c) クエ (ハタ類)
d) 種苗生産
e) エビ類
f) ティラピア
g) サケ・マス類
h) マサバ
3.陸上養殖への参入
1) 経済性に基づいた計画・設備の考え方
2) 陸上養殖のコスト
3) 採算性
4) 陸上養殖のビジネスチャンス
5) ビジネスプランの構築
4.陸上養殖の実例と今後の展望
1) 再生可能エネルギー・廃エネルギーの利用
2) 物質循環型養殖による水質汚濁物質・廃棄物の削減
3) 地域産業との連携・ブランド化等、
4) IoT・AIの活用による効率化
5) 今後の展望
<質疑応答>
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
国立大学法人 東京海洋大学 学術研究院 海洋生物資源学部門 准教授 遠藤 雅人 氏
セミナー受講料
1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
50,600円(税込)/人
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10:00 ~ 17:00<陸上養殖種として人気の高い>アワビの基礎知識・生理とアワビ陸上養殖~コスト試算例・事業化に向けたチェックポイント~<会場受講>
[東京・大井町]きゅりあん 5階第4講習室
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