水産物マーケティング入門~養殖/陸上養殖ビジネスで採算を得るために~

・次世代型漁業経営:とくに陸上養殖
・異業種の参入事例は? スマート漁業とは?
・先行する取組事例に学ぶ:生産管理・出荷管理・販路開拓など
・今後有望な魚種・海産物は?

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    セミナー趣旨

      日本の水産業は魚類養殖業も含めて経営的に極めて厳しい状況にあります。ただし産地や生産者に目を向けてみると、とりわけ魚類養殖業においては生産管理・出荷管理・販路開拓などさまざまな工夫を凝らしながら積極的に事業展開しています。一方で、2018年には70年ぶりの漁業法改正がなされ、2020年12月1日より施行されています。水産改革が今後も継続中であり、水産ビジネスの在り方が大きく変わる可能性を秘めています。
      本講義では、水産業全般における現状と課題を概観し、とくに海面魚類養殖業の生産管理・出荷管理・販路開拓、水産物流通の状況をふまえつつ、マーケティング戦略をベースにした事業・経営に関する今後の展望を概説します。漁業制度の改正の新旧ポイント、新規参入に関連する現状分析、スマート漁業(ICT、AI、水中ドローン)の技術導入、水産物の輸出政策などを「水産経営・ビジネス」の視点から解説し、今後の水産ビジネスの展望について話題提供していきます。

    受講対象・レベル

    ・これから水産業に着手したいと考えている方/着手して間もない方
    ・現在、漁業や養殖業を営んでいる方
    ・陸上養殖や水中ドローン、AI関連水産技術などに従事しようとしている方
    ・70年ぶりの漁業法改正を商機ととらえて、新規参入を検討している方 など

    習得できる知識

    ・漁業法改正の概要、新旧の改正ポイント
    ・水産業への新規参入事例
    ・養殖業の実情と陸上養殖の可能性、参入指針
    ・水産分野に適用されるICT、AI、水中ドローン等新技術導入の概況
    ・水産業に新規参入する際のポイント・着眼点・留意点 

    セミナープログラム

    1.水産業の概況と日本水産業の方向性
     1.1 国際的な漁業・水産物消費の動向
     1.2 日本の水産業と水産物消費
     1.3 日本水産業の目指すべき方向性
      1.3.1 不況期・低迷期こそビジネスチャンス
    2.漁業法改正のポイントと新規参入の指針
     2.1 漁業法の概要と水産政策の改革のポイント
      2.1.1 漁業権の在り方
     2.2 水産政策の改革に伴う今後の予定・動向
      2.2.1 改正のメリットとデメリット
      2.2.2 新規参入と漁業の現場
     2.3 水産政策におけるマーケティング志向の導入
      2.3.1 儲かる水産業への取り組み
    3.水産物マーケティング戦略
     3.1 マーケティング戦略の基礎
      3.1.1 市場動向とマーケティング戦略の構築
      3.1.2 水産業への適用
     3.2 養殖魚のマーケティングと可能性
      3.2.1 農業マーケティングとの近似性
      3.2.2 出口戦略の重要性
     3.3 ブランド戦略のセオリー
    4.最新のスマート漁業と次世代型漁業経営
     ~とくに陸上養殖などの養殖ビジネス~
     4.1 スマート漁業黎明期から現在地
      4.1.1 スマート化:何か改善されるか・どのようなメリットがあるか
      4.1.2 労働環境の改善・経営効率化
      4.1.3 消費動向との親和性
      4.1.4 安心・安全情報(トレーサビリティ対応)
     4.2 異業種の参入領域と参入事例
      4.2.1 水産物流通業への参入事例(IT業界からの参入)
      4.2.2 異業種参入の課題と可能性(研究・トライアル事業から社会実装へ)
     4.3 水産業(特に養殖業)とスマート化の親和性
      4.3.1 暗黙知から形式知へ(勘・経験を見える化)
      4.3.2 アナログからデジタルへ(ただし「人」は重要)
      4.3.3 非効率から効率へ(いまだにFaxをつかう受発注)
      4.3.4 スマート化の漁業経営に関する効果と課題
    5.まとめ
     5.1 儲かる水産業の確立~水産物マーケティング戦略~
     5.2 養殖魚のマーケティングとブランド化
     5.3 今後有望な魚種・海産物は?~水産物マーケティングの観点から~
    <質疑応答>


    *途中、小休憩を挟みます。

    セミナー講師

     愛媛大学 社会共創学部 産業イノベーション学科 教授 水産学博士  竹ノ内 徳人 氏

    ■ご略歴
    鹿児島大学大学院連合農学研究科水産資源科学専攻(博士課程)を1998年に修了。
    金沢工業大学環境システム工学科ならびに財団法人石川県産業創出支援機構を経て、
    2004年に愛媛大学農学部および大学院連合農学研究科助教授として着任。
    2008年同大南予水産研究センター 准教授。2022年4月より現職
    ・専門分野・研究は、水産経済・経営学、水産物マーケティング論・ブランド論
    ・地域漁業学会理事ならびに学会誌編集委員長

    セミナー受講料

    【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円

    【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

    *学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
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    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

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    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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    開催場所

    全国

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    キーワード

    水産技術   マーケティング

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