【研究開発動向:2時間セミナー】ファージセラピーと臨床応用:バクテリオファージを用いた医薬品の開発・技術動向と実用化に向けた課題

◇欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
◇固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
◇ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
◇ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
◇ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性

 受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ 

★抗菌薬への耐性が世界的に深刻化する中、薬剤耐性菌に対する治療戦略として、
バクテリオファージを用いたファージセラピーが注目!

★ファージの殺菌メカニズム、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介!ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探る! 


日時

【Live配信受講】2025年8月27日(水)  13:00~15:00
【アーカイブ受講】 2025年9月10日(水)  まで受付(配信期間:9/10~9/25)

◎Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
 オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     抗菌薬への耐性が世界的に深刻化する中、薬剤耐性菌に対する治療戦略として、バクテリオファージ(ファージ)を用いたファージセラピーが注目を集めています。本講演では、ファージの殺菌メカニズムとファージセラピーの歴史、臨床応用の現状と将来の可能性に加え、品質管理やファージ耐性化など、実用化に向けた課題について最新の研究成果を交えて紹介し、ファージが感染症治療にもたらす革新性と展望を探ります。

    習得できる知識

    ・ファージの基本構造と感染サイクル、殺菌メカニズムに関する基礎知識
    ・テンペレートファージとビルレントファージの違いや、それぞれの応用可能性
    ・ファージセラピーの歴史的経緯と、世界での再注目の背景
    ・欧米や旧ソ連圏を中心としたファージ臨床応用の最新動向と事例
    ・固定型カクテルと個別対応型(パーソナライズド)ファージ治療の違いと実装例
    ・ファージ耐性菌出現のメカニズムと、それを利用した革新的治療戦略
    ・ファージの人工設計・進化工学的応用(育種ファージ)の展望
    ・ファージを用いたマイクロバイオーム制御と精密医療への応用可能性

    セミナープログラム

    1.バクテリオファージのライフサイクル
     1-1:そもそもファージとは
     1-2:ファージの感染機構(殺菌の仕組み)
     1-3:ビルレントファージとテンペレートファージ
     1-4:感染症治療に応用するファージの特徴とカクテル化

    2.ファージセラピーの歴史
     2-1:トゥオートとデレルによるファージの発見
     2-2:ペニシリン以前のファージセラピー
     2-3:エリアバファージセラピーセンター
     2-4:米国でのファージセラピー成功症例

    3.ファージセラピーの臨床応用性
     3-1:Fixedカクテル・Personalizedカクテル
     3-2:世界各国での臨床試験例
     3-3:ベルギーの革新的取り組み:処方箋ファージ
     3-4:海外で市販されているファージ製剤の例

    4.ファージセラピーが抱える課題
     4-1:ファージのスペクトラム
     4-2:抗ファージ抗体の誘導
     4-3:ファージ耐性菌の出現
     4-4:ファージの安定性

    5.今後のファージセラピーへの取り組み
     5-1:ファージの人工合成
     5-2:ファージの育種(進化ファージ)
     5-3:ファージ耐性化を逆手にとった戦略
     5-4:マイクロバイオーム編集におけるファージ応用

    □質疑応答□

    セミナー講師

    酪農学園大学 獣医学群獣医学類/酪農学園大学大学院 獣医学研究科 講師 博士(獣医学) 藤木 純平 先生

    <ご経歴>
    2016年 酪農学園大学獣医学部獣医学科卒業
    2016年 北海道大学大学院獣医学研究院
    2017年 酪農学園大学獣医学群獣医学類 助教
         北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター 客員研究員(〜2018年)
    2020年 日本ファージセラピー研究会 運営委員
    2021年 酪農学園大学獣医学群獣医学類 講師
    2022年 カリフォルニア大学サンディエゴ校 滞在研究員(〜2024年)
    2024年 酪農学園大学大学院獣医学研究科 講師(兼任)
         日本獣医学会 獣医学奨励賞
         Scientific Committee for World Conference on Targeting Phage Therapy

    <主なご研究・ご業務>
    ファージセラピーの基礎研究および臨床応用を目指した研究。特にファージの感染分子機構と病原細菌のファージ耐性化メカニズム、およびファージと病原細菌のarms raceに基づく進化的ダイナミクス。ファージ×進化×感染制御。

    <業界での関連活動>
    日本ファージセラピー研究会での運営委員や国際ファージセラピー学会(Targeting Phage Therapy)での専門委員。これらに関連して国内外の学会でのシンポジウム・ワークショップ講演。文部科学省 科学技術・学術政策研究所 専門調査員。米国微生物学会(ASM)Young Ambassador to Japan (2022-2025)。これに関連して複数の学会における若手会の世話人やASM賞のプレゼンター。夢ナビ講義講師。

    【Webページ】
    ・Research map
    ・夢ナビ
    ・酪農学園大学獣医生化学教室

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    全国

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    バイオ技術一般   生物・細胞技術   医薬品技術

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