
セミナー趣旨
ポリアセタール樹脂は、成形条件や製品形状によっては厚肉部位の肉厚中心部近傍に空隙(ボイド)が形成されることがある。昨今においてはX線CT等に代表される非破壊内部観察装置の普及によりボイドの発見が容易になり、ボイドの制御に関する飛躍的技術向上が期待される。また、成形条件や製品形状によって製品表層にヒケが形成されることがある。今回、製品肉厚やゲートランナーの修正に先立って効果が確認できるよう、ボイドやヒケの発生メカニズムを考察した。併せてFEM解析による予測技術を開発した内容について発表する。
受講対象・レベル
製造業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方。
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
習得できる知識
射出成形品のボイド・ヒケ不良の理解とその対策
セミナープログラム
0.イントロダクション
・会社紹介
・開発背景と取り組み方針
1.射出成形品のボイド発生メカニズムと予測技術
1-1.背景と課題認識
・ポリアセタール樹脂におけるボイド発生事例
・成形条件・製品形状による内部欠陥の顕在化
・非破壊検査技術(X線CTなど)の進展と実用化状況
1-2.実験によるボイドの発生傾向と原因分析
・厚肉部の内部構造観察と解析
・成形条件とボイド発生傾向の関係
1-3.FEM解析を活用した発生予測技術の構築
・解析モデルの構築手法と仮定条件
・実験結果との比較検証
・設計・条件最適化への応用展開
2.ヒケの発生メカニズムと予測技術
2-1.背景と影響評価
・表面欠陥としてのヒケの外観・機能への影響
・成形品設計やゲート配置の重要性
2-2.実験によるヒケの発生傾向と原因分析
・成形条件、ゲート位置の違いによる影響
・可視化・定量化の手法と活用
2-3.FEM解析によるヒケ予測と抑制の試み
・成形収縮挙動のシミュレーション
・成形条件調整や形状修正前の評価手法としての有効性
3.まとめと今後の展望
・ヒケ・ボイド予測技術の実用性と限界
・今後の成形技術への応用可能性
・課題と研究開発の方向性
【質疑応答・名刺交換】
キーワード:
射出成型,熱可塑性樹脂,プラスチック,ヒケ,ボイド,成形,セミナー
セミナー講師
ポリプラスチックス(株) 研究開発本部 主任研究員 濵野 裕輔 氏
セミナー受講料
38,500円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名38,500円(税込)から
・1名35,200円(税込)に割引になります。
・2名申込の場合は計38,500円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
・10名以上で申込される場合は大口割引がございます。
お気軽にメールでご相談ください。info@rdsc.co.jp
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
メールまたは郵送でのご案内となります。
郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講料
38,500円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
38,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
東京都
【江東区】江東区産業会館
【地下鉄】東陽町駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂加工/成形 生産工学
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
38,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
東京都
【江東区】江東区産業会館
【地下鉄】東陽町駅
主催者
キーワード
高分子・樹脂加工/成形 生産工学関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
RO膜(逆浸透膜)とは?RO膜による水処理の仕組み、メリット・デメリットをわかりやすく解説
【目次】 水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水質は健康や環境に大きな影響を与えます。近年、世界中で水資源の不足... -
-
-
スマートファクトリーの夢と現実、スマートファクトリーでできること、できないこと
【目次】 1. スマートファクトリーの夢と現実 スマートファクトリーは、製造業の未来を形作る鍵とされています。製造業におけるイノベ...