
開催日時 2025年05月13日(火) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
第7次エネルギー基本計画が示され、2040年に再エネは40~50%の導入比率を目指すことになる。需要家向けの再エネ供給方法は多様化し、FIP制度を活用したオフサイトPPAへの対応が重要となる。また、需給バランスの影響から出力制御が増える中、容量市場、長期脱炭素電源オークション、需給調整市場などが整備され、蓄電池の開発が活況となっている。再エネの一層の普及には、蓄電池を活用して系統への負担を抑えつつ、収益性を高めることが不可欠であり、リソースを最適に制御するアグリゲーターへの期待も高まっている。本講義では、最近の市場や制度動向を踏まえて、最新の技術とビジネスモデルを詳説する。
セミナープログラム
1. 東芝グループのカーボンニュートラル事業
(1) 再エネ発電事業、EPC、ペロブスカイト、水素、VPP
(2) VPPの基本コンセプトとこれまでの取り組み
2. 再エネアグリゲーション事業
(1) ドイツネクストクラフトベルケの取り組み
(2) 再エネの供給モデル
① フィジカルPPA
② バーチャルPPA
③ 具体的な事例
(3) 再エネマッチングサイト「EneHub」
3. アグリゲーションを支える技術
(1) 発電量、市場価格予測
(2) AIを活用したトレーディング
(3) 蓄電池制御
4. 蓄電池アグリゲーション事業
(1) 再エネ併設蓄電池
(2) 系統蓄電所
(3) 需要家設置型蓄電池
5. 最近の制度と課題
セミナー講師
東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーアグリゲーション事業部
マーケティングエグゼクティブ
新貝 英己 氏
1994年 明治大学 商学部 卒業
1994年 株式会社東芝入社
2003年 株式会社駅前探険倶楽部(インターネットコンテンツプロバイダ) を立上げ、出向
2014年 株式会社東芝 ビッグデータテクノロジーセンターに異動し、データサイエンス事業に従事
2015年 エネルギー領域の新規事業開発に従事、その後エネルギーIoT推進部長に就任し、VPP事業を推進
2020年 東芝ネクストクラフトベルケ 代表取締役社長に就任
2022年 東芝エネルギーシステムズ株式会社 マーケティングエグゼクティブに就任
セミナー受講料
1名:37,210円(税込) 2名以降:32,210円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
37,210円(税込)/人
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