
日系企業のための攻めと守りの米国訴訟戦略 ~日本側からの効率的な訴訟マネジメントとは~【オンライン/会場】
セミナー趣旨
米国訴訟においては、膨大なコストと複雑な手続が日本企業にとって大きな負担となりますが、訴訟の構造や関係者の役割を理解し、日本側から能動的に関与・マネジメントすることで、効率的かつ戦略的に「攻め」と「守り」を両立させることが可能です。
本セミナーでは、訴状の受領直後の対応から、答弁、スケジューリング、ディスカバリー、トライアルに至るまで、米国訴訟の全体像を概観しつつ、日本側でマネジメント可能な領域を中心に、具体的な対応策や交渉ポイントを実務的な観点から解説します。
単なる受け身の対応にとどまらず、日本側から訴訟の主導権を握るための視点とノウハウを提供させていただきます。
さらには、米国訴訟のリードカウンセルの経験を多数有する米国弁護士からの実践的・戦略的な視点や経験談もお話いたします。
受講対象・レベル
法務部門、知的財産部門、米国訴訟に携わっておられるご担当者様、米国における知財訴訟の最新情報にご関心のある方
(※ビクター サイ氏の講演も日本語で実施いたします。)
セミナープログラム
1.日系企業が米国訴訟で直面する課題と背景
2.米国訴訟の流れ(被告側のケースを前提に)
3.米国訴訟の主要プレイヤーとその役割
・リードカウンセル、米国ローカルカウンセル、日本側代理人
・各種ベンダー(ディスカバリー、通訳等)、エキスパート、
4.米国訴訟と日本訴訟の違い
5.日本側から訴訟マネジメントを実現できる実務対応の場面
・Motion:種類及び戦略的な活用
・Discovery:ディスカバリーのタイプに応じた日本側での準備・対応方法
・Trial:陪審裁判(Jury Trial)の実務、準備、費用、スケジュール、ロジスティクス、評決後の手続
(Post-trial motions や Appeal)等
・ドキュメント収集とレビュープロセスの効率化:タームの設計、ベンダー連携等
・etc.
6.その他最新情報・質疑応答(米国訴訟に纏わるご質問等も受け付けたく存じます。)
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
東京国際法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士
美馬拓也 氏
2009年京都大学法学部卒業、2011年同法科大学院修了。2022年米国デューク大学ロースクール(LL.M.)修了。国内大手法律事務所にて、10年以上にわたり国内外の企業に対し、知的財産権関連の取引・紛争対応に幅広く従事。ライセンス契約、共同研究・開発、ブランド・デザインの保護といった取引実務に加え、米国特許訴訟を含むクロスボーダー知財紛争に関する豊富な知識及び経験を有する。外資系製薬会社の法務部や大手メーカーの知財部門への出向経験を活かし、法務とビジネス現場をつなぐ実践的な助言を得意とする。知財及びヘルスケアに関する著書多数。
東京国際法律事務所 ニューメキシコ州・アリゾナ州弁護士
ビクターサイ 氏
2006年米国カリフォルニア大学リバーサイド校修了、2010年米国ラ・バーン大学ロースクール(JD)修了。カリフォルニア州の法律事務所で12年以上の経験を有し、米国地方裁判所及び米国国際貿易委員会(ITC)における複雑な特許・商標等の知的財産権訴訟を多数手がける。訴訟戦略の立案からディスカバリー、トライアル対応等、訴訟実務全般に精通。特に、日系企業をクライアントにとする業務経験が豊富で、文化・制度の違いを踏まえた実践的なコミュニケーションとマネジメントを得意とします。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人