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凍結濃縮に伴う様々な現象 / 活性物質が受けるストレス
/ 凍結および乾燥の最適化技術
★ 凍結および乾燥工程で起こる現象、品質を決定する因子、品質変化に関する正しい理解とは?
講師
京都大学 大学院農学研究科 准教授 博士(工学) 中川 究也 氏
《ご専門》 化学工学,食品工学
《ご経歴》
平成15年 京都大学 工学研究科化学工学専攻博士後期課程修了・博士(工学)
平成15年 チュラロンコン大学(タイ) 博士研究員
平成16年 リヨン第一大学(仏) 博士研究員
平成18年 兵庫県立大学工学研究科 機械システム工学専攻・助教
平成22年 兵庫県立大学工学研究科 ナノマイクロ構造科学研究センター・准教授
平成25年 京都大学農学研究科 食品生物科学専攻 農産製造学分野・准教授
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
趣旨
フリーズドライ(凍結乾燥)とは一旦凍結した試料を昇華によって脱水することを特徴とする乾燥手法です.品質の保持に最も優れた乾燥方法として知られており,抗がん剤,抗生物質,ワクチンなどの注射剤,高品質なインスタント食品などの製造に広く用いられる反面,最もコストのかかる乾燥方法としても知られています.従ってプロセスの最適化という課題が常に付きまとう手法でもあり,そのためには乾燥原理や品質変化に関する正しい理解が求められます.
本講座では乾燥に関わる化学工学的な理解について概説し,凍結および乾燥工程で起こる現象,品質を決定する因子などについて理解を深めていただきます.また,プロセスの最適化に関わる基礎的な知識を習得してもらいます.
プログラム
1. 凍結乾燥プロセスの概説と基礎となる物理化学現象
1.1 凍結乾燥プロセス
1.2 凍結乾燥装置の概要
1.3 凍結乾燥と関わる物理化学現象
(固液相平衡,過冷却,凍結濃縮,共晶,ガラス転移,コラプス)
1.4 氷結晶のパターン形成
1.5 凍結過程をどう制御するか
2. 凍結乾燥操作の基礎
2.1 乾燥の基礎理論
2.2 凍結乾燥における乾燥のメカニズム
2.3 凍結乾燥プロセスの数学モデル
2.4 凍結乾燥シミュレーションによるデザインスペースの求め方
3.凍結乾燥過程において製品が受けるストレスとプロセス最適化の指針
3.1 凍結時のストレス
3.2 乾燥時のストレス
3.3 保護物質の役割と選定
3.4 凍結乾燥プロセスの最適化
3.5 新しい技術動向の紹介
受講料
49,980円(税込)/人
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