~各スケールアップ行程を基礎から学ぶ~

☆豊富なスケールアップトラブル例と対策を用いて解説いたします!

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:8/18~8/25(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     私は、旭化成にて、スクリーニング物質合成、パイロット設備での試作品製造、を通して有機化学、プロセス化学を学び、原薬・化学品の実機製造の仕事を担当する中で、化学工学と品質保証を勉強しました。

     この講演では、化学品や原薬のスケールアップ製造に対して、プロセス化学、化学工学、製品製造、品質保証の立場でどのようにスケールアップを捉えるべきなのか?
     広い分野の知識と経験をどのように総合させてスケールアップを進めればよいかについて語りたいと思います。

    習得できる知識

    〇 簡単なスケールアップの化学工学理論(熱伝導、ろ過、撹拌、抽出)
    〇 溶媒回収を考慮した溶媒の選択方法
    〇 溶媒回収プロセス
    〇 プラントの安全性保持技術
    〇 スケールアップトラブル例

    セミナープログラム

     1 スケールアップファクターの理論 S/V(Surface/Volume)
      1.1 伝熱
       - スケールアップするとなぜ伝熱に時間がかかるのか?
       - 伝熱の基礎化学工学
       - 単純加熱・冷却
       - 再結晶の冷却
       - 反応熱除去考察
       1.2 ろ過
       - スケールアップでなぜろ過不良が発生するのか?
       - ろ過の基礎化学工学
       - 加圧ろ過
       - 遠心ろ過

     2 溶媒回収と溶媒の選択
      2.1 なぜ溶媒回収が必要か
      2.2 溶媒回収トラブル
      2.3 溶媒回収の基礎
      2.4 無水溶媒回収
      2.5 溶媒の選択について

     3 撹拌のスケールアップ
      3.1 撹拌のスケールアップはどう考えたらよいのか?
      3.2 理論:先端速度、体積当たりの電力、循環回数の意味
      3.3 反応、再結晶、などの撹拌を考える

     4 抽出のスケールアップ
      4.1 抽出工程でのトラブルは意外と多い
      4.2 分液不良
      4.3 抽出温度
      4.4 溶存酸素の影響(Pd(0)除去)

     5 結晶化のスケールアップ
      5.1 微小結晶多発のメカニズム
      5.2 バッチ冷却再結晶のシミュレーション
      5.3 微小結晶発生防止技術(種晶添加およびセミバッチ晶析)

     6 ろ過と乾燥のスケールアップ
      6.1 ろ過/乾燥の装置
      6.2 乾燥プロセスの熱収支

     7 プラントの安全性
      7.1 溶媒の静電気爆発
      7.2 溶媒と環境

     8 スケールアップトラブルの例 紹介
      8.1 反応時のトラブル
       - 水添反応 反応時間延長
       - 低温反応 滴下時間延長
       - 加熱による焦げ
       - 反応時停電
      8.2 分液時のトラブル
       - 分液不良
       - 抽出率低下
       - 残留金属規格外
     8.3 ろ過・乾燥時のトラブル
       - ろ過時間延長
       - 洗浄不良による品質不良
       - 乾燥時間延長
     8.4 その他のトラブル

     【質疑応答】


    キーワード:
    スケールアップ,化学プロセス,医薬品,原薬,濾過,セミナー,反応,研修,講習,有機化学

    セミナー講師

    アンリ・コンサルティング 代表 森川 安理 氏 【元旭化成(株)】

    【専門】有機化学、プロセス化学
    【略歴】
    1977年3月 東京大学大学院理学系研究科 有機化学専攻 卒業
    1977年4月 旭化成 入社
    入社後、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に一貫して従事。この間薬学博士号取得(東京大学)。その後、医薬原薬製造工場の工場長を10年経験。化学品、医薬原薬、治験薬等の生産を経験。
    2009-2012年 九州保健福祉大学薬学部 非常勤講師(一般化学、生物有機化学)
    2013年2月 旭化成 退社
    2013年3月  個人事業主として技術コンサルタント業開始
    技術コンサルタントとして原薬の製造についての解説を31回に渡り以下のサイトに連載しているので参照されたい。
    http://www.gmp-platform.com/topics_detail2/id=59

    セミナー受講料

    55,000円(税込、資料付)
    ■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
     ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
     ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

    ※ 会員登録とは
      ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
      すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
      メールまたは郵送でのご案内となります。
      郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

    受講について

    Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

    1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
    2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
    3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
    • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
    • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

     

    受講料

    55,000円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    55,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    化学反応・プロセス   生産工学

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    10:30

    受講料

    55,000円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    化学反応・プロセス   生産工学

    関連記事

    もっと見る