
~業務プロセスの単純化モデルと最新不正事例で学ぶ ~
セミナー趣旨
企業の内部監査には、会計不正の防止と早期発見が期待されています。
しかし、実務の現場では、「どの取引やデータに注目すべきか分からない」「書籍やマニュアルを読んでも、実務で何から始めればよいのか判断がつかない」「最新の不正事例を自社にどのように応用すればよいのかが分からない」といった悩みもあるでしょう。
こうした課題に応えるため、本セミナーでは会計不正の発生を6つの局面に分類した「業務プロセスの単純化モデル」を解説します。
これによって、会計不正リスクのポイントを可視化できるとともに、狙いを定めた監査が可能になります。
さらに、セミナーでは2種類の実践的なフレームワーク「不正事例の解析シート」と「解析結果に基づく検証手続立案シート」を提供します。最新の不正事例を題材にした「ひとりワークショップ」を通じて、理論と実務をつなげる力を養います。
今回の開催にあたっては、解説内容を再構成するとともに、不正事例も一部刷新しました。過去に受講された方にも、新たな学びが得られる内容です。
属人的な経験に頼らず、不正リスクへの対応力を高めたい方に最適な実践セミナーです。
受講対象・レベル
・内部監査部門で不正リスク対応を担っている方
・内部統制やリスク管理の実務を担当している方
・会計不正に関する実務事例を自社に応用したい方
・子会社・グループ会社の監査やモニタリングを担当している方
・コンプライアンスや社内調査を行う法務・リスク管理部門の方
・監査役室、経営企画部門などでガバナンス強化に取り組んでいる方
セミナープログラム
1.会計不正リスクの発生メカニズム
・会計不正が潜む「6つの発生局面」
・リスクを見極める方法
・統制を設計するポイント
2.現場力の育成:最新不正事例による実践ワーク
・「不正事例の解析シート」「検証手続立案シート」の使い方
・紹介予定の不正事例:売上高の前倒し計上、在庫の過大計上、キックバックなど
(注:事例は開催直前の最新情報に基づき調整)
3.行動につながる実践ガイド
・効果的な調査報告書の選び方
・会計不正を短時間でつかむ技術
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
竹村純也公認会計士事務所 公認会計士
竹村純也 氏
財務報告の専門家。竹村純也公認会計士事務所 所長。
経営者の想いを伝えて財務報告の利用者との建設的な対話をより促していく「ダイアローグ・ディスクロージャー」を探究している。適正な財務諸表の作成のために、会計処理やその内部統制、不正リスク対応など、また、適切な財務報告の開示のために、サステナビリティ情報をはじめとした非財務情報の作成やそのガバナンス、KAMの活用などについて、情報発信やアドバイス、コンサルティングを行っている。
著書に、『すぐに使える 後発事象の会計・開示実務』『税効果会計における 繰延税金資産の回収可能性の実務〈全面改訂版〉』(以上、中央経済社)、『ダイアローグ・ディスクロージャー -KAMを利用して「経営者の有価証券報告書」へとシフトする-』『事例からみるKAMのポイントと実務解説: 有価証券報告書の記載を充実させる取り組み』(以上、同文舘出版)など多数。また、ブログ「ABCバンブー」でも情報発信している。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
受講料
41,800円(税込)/人
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