~油圧機器・システムの構造と作動原理~
油圧の「なぜ?」を徹底解剖!
豊富な図解と丁寧な解説で、油圧の仕組みを根本から理解!
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
セミナー趣旨
油圧は、多くの可動部品とともに高低圧の油で満たされて流れ、まるで、精密な『絡繰り人形』のように振る舞います。油圧で利用されている機器は、幾多の製品分類があり、個々が様々な役割を持ちつつ、複雑な機構や構造を有しているため、作動原理を理解することはなかなか容易ではありません。従来からの書籍などの図版では、白黒印刷のために、可動部品の動きをはじめ油の流れ方向や圧力の高低は、断面図を見る機会の多い熟練の設計技術者の方々ですら困難とされていました。
本講座では、フルカラーの図版を用いて、入門者にも容易に理解できるように心がけ、まるで可動部品の動きや油の流れを動画で見るように解説します。油圧に触れて間もない初学者や学生の方から、日々現場で実際に油圧を取り扱う設計者・技術者の方まで、多様な「油圧のメカニズム」が分るよう可視化に配慮してテキスト資料が作成されています。油圧は、ポンプ、バルブ、アクチュエータの主要機器に加え、そのほかの付属機器と要素に分類できますが、本講座では、油圧の仕組みと作動原理に重点を置き、丁寧に分かりやすく解説します。
受講対象・レベル
・油圧機器・システムを製造している若手の設計技術者
・油圧機器・システムを販売している営業マンの方
・油圧機器・システムの保全業務に携わっている方
・そのほかの製造業において油圧を利用されている方
習得できる知識
・油圧の特徴や油圧システム・装置の構成を一通り習得できる。
・様々な油圧バルブ・ポンプ・アクチュエータなどの油圧機器の仕組みと作動原理を容易に習得できる。
・油圧機器内の可動部品の動きや作動油の流れを豊富なカラーの図解を用いてメカニズムを習得できる。
セミナープログラム
1.油圧とは?
1-1. 液圧の歴史
1-2. パスカルの原理と動力伝達
1-3. 油圧ジャッキ
1-4.油圧システム
1-5.油圧技術の応用分野
1-6.今後の油圧システム
2.油圧バルブ
2-1.ポペットとスプール
2-2.チェック弁
2-3.方向切換弁
2-4.リリーフ弁
2-5.絞り弁
2-6.流量調整弁
2-7.比例制御弁
2-8.サーボ弁
3.油圧ポンプ
3-1.ポンプ
3-2.ピストンポンプ
3-3.ベーンポンプ
3-4.ギヤポンプ
3-5.ねじポンプ
3-6.可変容量形ポンプ
4.油圧アクチュエータ
4-1.油圧シリンダ
4-2.ピストンモータ
4-3.ベーンモータ
4-4.ギヤモータ
4-5.揺動形アクチュエータ
4-6. 油圧伝動装置
4-7.電気油圧アクチュエータ
5.そのほかの付属機器と要素
5-1.アキュムレータ
5-2.フィルタ
5-3.熱交換器
5-4.油タンク
5-5.圧力測定器
5-6.配管
5-7.電動機
【質疑応答】
キーワード:
油圧,作動油,ポンプ,アクチュエータ,バルブ,セミナー,講演,研修
セミナー講師
芝浦工業大学UniKL-JUPプログラム 非常勤講師
(元 防衛大学校教授、元 芝浦工業大学教授) 西海 孝夫 氏
【ご専門】
油圧工学、流体力学、制御工学、機械要素、機構学、工業力学
【ご略歴】
1953年10月東京生まれ。青山学院高等部を経て、青山学院大学理工学部機械工学科卒業、成蹊大学工学研究科博士前期課程機械工学専攻修了、成蹊大学助手、防衛大学校助手、講師、助教授を経て教授、芝浦工業大学MJHEPプログラム 機械工学科 教授を経て、現在、芝浦工業大学UniKL-JUPプログラム 非常勤講師、博士(工学)、油圧をはじめ流体力学など機械工学の教育研究に従事。
【関連著書】
小波倭文朗・西海孝夫:油圧制御システム, 東京電機大学出版局, 297頁 (1999)
西海孝夫: はじめて学ぶ「流体の力学」, 日刊工業新聞社,341頁 (2010)
西海孝夫:絵とき「油圧」基礎のきそ, 日刊工業新聞社 271頁 (2012)
西海孝夫・一柳隆義: 演習で学ぶ「流体の力学」入門、秀和システム, 505頁 (2013)
S. Konami, T. Nishiumi, Hydraulic Control Systems, World Scientific, pp.316 (2016)
西海孝夫:カラー図解 メカニズム入門 油圧バルブのメカニズム、秀和システム、240頁(2020)
西海孝夫:カラー図解 メカニズム入門 油圧ポンプとアクチュエータのメカニズム、秀和システム、304頁(2021)
西海孝夫:油圧の基礎知識 https://www.ipros.jp/technote/basic-hydraulic/(2018)
西海孝夫:流体力学の基礎知識(内部流れ編)https://www.ipros.jp/technote/basic-fluid-mechanics(2019)
西海孝夫:ポンプの基礎知識https://www.ipros.jp/catalog/detail/709477?hub=148+3991269(2023)
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
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