セミナー趣旨
コロナ禍において日本企業における子会社不正の発覚件数は減少しましたが、現在においてもその傾向が継続しています。子会社不正リスクの早期発見は日本企業が直面している重要な課題です。
上場企業を対象としたKPMGのアンケート調査では、データ分析を活用した不正検知に関心がある企業は93%にものぼりますが、実際に取り組んでいる企業は16%にとどまり、これから導入する企業が多い状況です。
そこで本セミナーでは、データ分析を活用した監査・モニタリングについて、実際の不正データをふんだんに用いながら具体的な分析ノウハウ、業務への導入・定着化手法、DX推進による効率化等について実務的なノウハウを解説します。
受講対象・レベル
監査部門、コンプライアンス部門、リスクマネジメント部門、経理部門、法務部門、総務部門など関連部門のご担当者様
セミナープログラム
1.不正リスクの基礎: なぜ不正検知が必要なのか
(1)子会社不正リスクの基礎知識
(2)不正の発見経路・不正行為者等の特徴
(3)不正検知の役割と重要性
(4)どのデータの分析から着手すればよいか -各データの特徴と不正検知における役割
2.データ分析手法①: 決算データ分析 - 具体的な分析手法の解説
(1)重要分析パターンの解説 -8つの着眼点
(2)連結パッケージを活用したグループ全体の分析事例解説 -リスク評価・モニタリング
(3)個社決算データを活用した分析事例解説 -内部監査等
(4)実際の不正データを活用した分析事例解説
3.データ分析手法②: 仕訳・取引分析 ― 主な分析手法の解説
(1)仕訳データ分析の事例解説 -主な分析手法・不正データ事例
(2)販売データ分析の事例解説(同上)
(3)調達データ分析の事例解説(同上)
(4)経費データ分析の事例解説(同上)
4.データ分析業務: どのように業務に導入・定着化させるのか
(1)データ分析の導入事例
・ 定期的モニタリング
・ 内部監査 -リモート監査/データ監査/リスクアプローチ監査
・ 買収後のPMI監査
(2)業務に導入・定着化させる際のポイント
・ どの子会社を深掘りすべきか -リスク評価手法
・ 異常データを発見した際の対処法
・ DX推進による高度化・効率化
5. 質疑応答
◇◇◇講師とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影はご遠慮ください。
セミナー講師
株式会社KPMG FAS フォレンジック部門 執行役員パートナー 佐野智康 氏
2006年慶應義塾大学大学院理工学研究科卒業。投資会社を経て㈱KPMG FAS入社。2009年に当社入社後、フォレンジック部門において10年超にわたりデータ分析を活用した不正予防・発見・調査業務に従事し、数多くの不正を発見してきた経験を有する。現在、Forensic Data Analyticsチームの責任者として、不正検知テクノロジーの研究開発・サービス提供等を担当。
講演実績:企業研究会セミナー、各種団体講演・セミナー、学会講演、KPMG主催セミナー、企業内研修 等多数
執筆実績:旬刊経理情報、週間経営財務、国際商事法務、KPMG Insight(機関誌)への寄稿・記事執筆
株式会社KPMG FAS フォレンジック部門 マネージャー 公認会計士 石原慎也 氏
2012年立教大学大学院経済学研究科卒業。公認会計士として大手監査法人に勤務し、幅広い業種における会計監査、システム監査を担当。現在、㈱KPMG FASフォレンジック部門Forensic Data Analyticsチームにおいて、不正検知を目的としたデータ分析およびツール開発、会計不正調査、内部監査の支援等に従事。
セミナー受講料
受講料(1名につき)
会員 35,200円(本体 32,000円) 一般 38,500円(本体 35,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
【オンライン受講の方】
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
【会場受講の方】
お申込完了後、自動返信メールにて受講票をお送りいたします。
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