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『これだけは知っておきたい』『知っててよかった』
燃料油・潤滑油・グリース・添加剤の必須知識と実務への応用
★ 営業、技術開発、品質管理を中心とした方々に是非お伝えしたい業務に活かせるベーシックな知識と実践的なノウハウ
★ 添加剤の構造&作用機構等、効果的な活用方法,目的・用途に合う適切な選定、測定・分析技術等々・・・
セミナー講師
石油分析化学研究所 代表 工学博士 技術士(化学部門) 藤田 稔 氏
元 昭和石油(株) (現昭和シェル石油(株))
【略歴】
昭和28年大阪大学工学部応用化学科を卒業し、昭和石油(株)(現昭和シェル石油(株))に入社。同社中央研究所の研究部長、主幹研究員を経て、その後富士シリシア化学(株)の常勤技術顧問を務めた。現在、石油分析化学研究所所長として国内外の技術指導、潤滑油セミナー、研究開発、図書出版等を行っている。
在職中は電気絶縁油、油圧作動油、高塩基性舶用シリンダ油などの研究開発と商品化、潤滑油及び添加剤の分離分析方法の開発、流動点降下剤の新合成法の開発と組成の解明、およびカナダ・オイルサンド油からクリーン燃料油の製造開発研究等を遂行し、産業界、工業界に大きく貢献した。
最新著書は「【新装増補版】 燃料油・潤滑油・グリース・添加剤の基礎と添加剤の分離分析方法」20サイエンス&テクノロジー社 (2016)
1994年 石油学会学会賞、2005年 日本トライボロジー学会功績賞 2006年 日本技術士会会長賞 等受賞多数
受講料
48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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セミナー趣旨
産業、工業の発展に伴って各種機械に使用される潤滑油は多岐にわたり、また、要求される性能は年々厳しくなってきている。潤滑油を厳正に選び、正しく使用することにより、工場の省エネルギー効果が増大し、利益向上につながる。また、機械装置の進歩に応じて、新しい潤滑剤の開発も重要である。このような観点から、鉱油系潤滑剤の作り方、種類、組成、機能を熟知することは重要であり、また、潤滑油の品質、寿命を左右する添加剤の化学構造と作用機構を学習することは大いに意義がある。さらに、潤滑油の市場調査、製造工程管理、競争他社品の解明や新製品の開発のため潤滑油と添加剤の分離・分析法を体得することはきわめて大切である。
本セミナーでは、初歩的な入門講座から始まって、暫時専門的な知識に至るまで易しく解説し、特に分析については具体的な手法を解説して、実践に役立つ内容とした。
セミナー講演内容
1.燃料油の製造方法の進歩
○ 石油製油所の装置構成
○ 燃料油の種類と特性
○ 主要精製プロセス
○ 水素化精製法
○ 接触分解法
○ 接触改質法
○ アルキル化、エーテル法
○ GTL
2.燃料油添加剤の化学構造と作用機構
○ オクタン価向上剤
○ 清浄剤
○ 酸化防止剤
○ 金属不活性化剤
○ 腐食防止剤
○ 氷結防止剤
○ 帯電防止剤
○ セタン価向上剤
○ 低温流動性向上剤
○ 潤滑性向上剤
3.潤滑油の製造方法と化学的組成、機能と特性
○ 硫酸洗浄法
○ 溶剤精製法
○ 水素化精製法
○ 水素化分解法
○ ワックス異性化法
○ GTL法
○ 潤滑油の化学的組成
○ 潤滑剤の機能
4.グリースの製造方法と化学的組成、機能と特性
○ 製造方法
○ 製造工程
○ 製造装置
○ グリースの分類
○ グリースの機能
○ グリースの基油と石けんおよび添加剤
○ グリースの劣化機構
5.潤滑油添加剤の化学構造と作用機構
○ 酸化防止剤
○ 粘度指数向上剤
○ 流動点降下剤
○ 清浄分散剤
○ 腐食防止剤
○ さび止め剤
○ 極圧添加剤
○ 油性向上剤
○ 消泡剤
○ 乳化剤
○ 摩擦調整剤
○ 防かび剤(エマルション用)
○ 抗乳化剤
6.潤滑油および添加剤の分離、分析方法
○ 潤滑油の系統的分離分析法
○ 潤滑油基油の成分分析法
・n‐d‐M法による環分析
・液体クロマトグラィ-
・迅速微量クロマトグラフ分析法
○ 添加剤の分離法
・ゴム膜透析
・液体クロマトグラフィー
・XRD
○ 潤滑油無機成分の機器分析
・ICP
○ 潤滑油有機成分の機器分析法
・IR
・NMR
・MS
7.潤滑油商品の研究開発における分離分析方法の重要性
○ 高性能電気絶縁油の開発
○ 高粘度指数作動油の開発
○ 高塩基性舶用シリンダ油の開発
○ 潤滑油流動点降下剤の新合成法の開発
□ 質疑応答 □
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