コストダウンは企業が利益を確保するための至上命題と言われながら、様々なツール、メソッドが開発されました。そして最近は形骸化してしまったムダなコストダウン活動が蔓延しています。
◆間違ったコストダウン活動の例
① コストダウンといいながら、現在発生している原価をそのまま計算根拠にしている
② コストダウンと言われれば、調達品について、取引先にただただコスト引き下げを要求している。
③ 製品の目標コストの達成を設計者だけに依存している。
貴社でも上記のようなコストダウン活動に終始してはいないでしょうか。「コストダウン」とは、現状の「何かを変える」ことによって、「コストを引き下げる」ことです。そして、現状の「何を変えるとコストを下げられる」の判断のためには、コストを理論的に算出することが求められ、その手法として「コストテーブル」があります。コストテーブルは、コストを理論的に算出し、コストダウンの着眼点をつかまえることのできる非常に有用なツールです。
しかし、一方でコストテーブルは持っているがうまく活用できない、あるいは役に立たないと悩んでいる会社も少なくないのが現実です。その理由はコストテーブル上の「原価標準」が実態とかい離した「歪んだ」数値であることが非常に多いことがあります。歪んだ定規で精度の高い製図ができるでしょうか?歪んだ原価標準・テーブルでは正くコストダウンを導くことはできません。
本講座前半では、原価の基本的な考え方から、コストダウンへの有効なツールとしてのコストテーブルの「原価標準」の算出方法と「正しい」活用法について解説します。また、後半では、コストダウンの方法論としてのVEの効果的な使い方について解説します。企業のコストダウン活動中心は、「設計段階でコストの80%は決まる」と言われるように「設計段階」へと移ってきました。
「設計段階のコストダウン」ではVE(価値工学)が有効で、そのためには「機能に対するコストの割り付け」と「部品図からコストを算出」することが必須です。しかし、多くの企業が、「過去の実績」や「外注先の見積金額」など、生産条件や商談の進め方など過去のしがらみによる「バラつきあるコスト基準」を用いることでVEの精度の信頼性を低下させています。
VEを活用して効果的な「設計段階のコストダウン」を進めようとするならば、コストテーブルによって求められる「正しい原価標準」が非常に重要となります。
本セミナーを通じて、最適コスト追求のためのコストテーブルの「正しい」考え方や作り方について解説し、設計段階でのコストダウンを進めるためのVEの効果的な使い方、製品の開発段階での活用の仕方を解説します。
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講師のプロフィール
製品を切り口に最適コスト追求のためのコスト・ソリューションを提供します。
間舘 正義
まだて まさよし / 東京都 / 日本コストプランニング株式会社
企業の第一の目的は利益の獲得にあります。弊社では、製品を切り口にコストテーブル手法をベースに用いて、ものづくりの固有技術と管理技術の向上、見積り技術の確立、コストダウンなどコストマネジメント体制の構築と儲ける会社のしくみ作りを指...続きを読む
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