有機半導体・有機デバイスの基礎と測定評価法

有機半導体の基礎物性から各種デバイス動作原理・実測定ノウハウまで!


★ 有機半導体の研究開発・及び関連業務に携わる方が知っておきたい基礎および最新知識を、わかりやすく習得できる!


講師


北海道大学大学院 工学研究院 教授 博士(理学) 島田 敏宏 先生


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


 有機半導体は実用化フェーズに入り、様々なデバイスが盛んに開発・製品化されてきておりますが、物性やデバイス特性の評価法に特化し詳しく情報を得る機会は未だ少ない状況です。
 この講座では、有機半導体と無機半導体との違いを理解・全体像を把握し、その電子状態・物性の測定評価・予測法を習得することを目的とします。
 分子物性・デバイス構造や測定評価法等の原理的なところから、計算科学・フレキシブルデバイスを含む様々な最新のデバイスへの実際の測定法の適用についてまで、わかりやすく講義します。

○ 受講対象:
 ・有機半導体に初めて取り組む方
 ・まとまった最新知識を早く得たい方
 ・測定評価法の原理と適用範囲を知りたい方
 など

○ 受講後、習得できること:
 ・有機半導体・有機デバイスの最新知識が身につきます。
 ・様々な有機半導体デバイスの構造や特徴が把握できます。
 ・各評価法の特徴、適用範囲がわかります。
 など


セミナー内容


Ⅰ.基礎編:基礎的電子状態とその解析法 
1. 半導体の基礎

2. 有機と無機の違い

3. 有機半導体の電子状態
 a) 有機半導体中の電荷の正体
 b) 有機界面の電子特性と予測

4.仕事関数とHOMO, LUMOエネルギー準位

 a) 光電子分光
 b) 光電子放出閾値測定
 c) ケルビン法
 d) 逆光電子分光
 e) 終状態効果

5. n型とp型

6. 伝導機構−バンド伝導とホッピング伝導

7. 計算科学による特性・電子状態予測

 a) 分子の電子状態の予測
 b) 固体の電子状態の予測
 c) デバイス特性の予測
 
Ⅱ.応用編1:各種特性・物性の測定・評価法とその原理・実測定ノウハウ等 
1. 物性評価用試料の作製法

 a) 単結晶
 b) 薄膜
 c) 成長機構の研究
 d) ドーピング

2. 移動度の測定・評価法
 a) トランジスタ
 b) マイクロ波過渡吸収
 c) ホール測定

3. 電極界面の構造とその測定・評価法

 a) 構造
 b) 赤外分光による測定
 c) 接触抵抗の測定評価法

4. トラップの評価技術
 a) 有機半導体におけるトラップ
 b) TSC
 c) DLTS
 d) ESR
 e) 光電子分光
 f) その他

5. インピーダンス分光
 

Ⅲ.応用編2:各種デバイスの構造及び測定法の実際適用 
1. 有機トランジスタ

 a) 評価法
 b) 移動度の上限

2. 有機EL

 a) デバイス構造と発光効率
 b) 量子収率の向上
 c) 素子の封止・バリア性・光取り出し公立

3. 有機太陽電池

 a) トラップの影響
 b) ドーピング
 c) 過渡電流法

4. 有機強誘電体

 a) デバイス構造・動作原理
 b) 評価法

5. ペロブスカイト太陽電池

 a) 物質の特徴
 b) 作製技術
 c) 高速分光

6. 有機熱電変換

 a) 熱電の基礎
 b) 有機物の特徴
 c) ゼーベック係数の測定
 d) 熱伝導度の測定

7. 有機フォトダイオード

 a)動作原理
 b)素子構造と感度向上

8. テラヘルツ物性

9. 力学的特性―どこまでフレキシブルにできるか―

10. 今後の展望

 <質疑応答>