<一日でわかる!> インクジェットの基礎と応用 〜インクジェット技術全般,および3Dプリンタの現状と課題〜

【毎回好評】インクジェット技術を基礎から一日速習!

 応用分野ではデジタルファブリケーション、
 特に3Dプリンタの現状と課題、今後の取り組みについて解説します。


講師


富士ゼロックス株式会社 研究技術開発本部 マーキング技術研究所
研究主席 藤井雅彦 先生

【講師略歴】
・ 1985年富士ゼロックス(株)入社.同年から連続噴射型インクジェットプリンタの
  インク滴飛翔制御の研究に従事.
・ 1989年からサーマルインクジェットプリントヘッドにおけるプロセスフィジックスの
  研究を開始.
・ 2002年まで研究,技術開発,商品開発部門でサーマルインクジェットプリントヘッドの
  研究・開発に従事.
・ 2003年から現在までインクジェットシステム技術の研究,インクジェット応用に関する
  研究に従事.
  応用として特に3Dプリンティング技術,3Dデータハンドリング技術の研究にも従事.
・ 2016年,ボクセルベース3Dデータフォーマット[FAV]を提案.
・ 2017年,インクジェット技術の移転,応用促進のためのinkcube.org設立
・ 2018年,慶應義塾大学SFC研究所上席所員

【専門】
インクジェットヘッド,システム / インクジェットの各種応用,
デジタルファブリケーション,
インクジェットによる3Dプリンティング,3Dデータハンドリング,標準化

【本テーマ関連学協会での活動】
・ 日本画像学会インクジェット技術部会主査,DF技術部会委員,
  AMタスクフォースリーダー
・ 日本画像学会理事,国際交流委員会委員長
・ IS&T DF2009~2012Program Chair,DF2013,NIP30(2014)Publication Chair,
  NIP31(2015) General Chair
・ IS&T Tokyo Chapter Director
・ 書籍「インクジェット」,「改訂インクジェット」監修,執筆


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


■ はじめに
 本セミナーでは、最初にインク吐出原理によるインクジェット方式の分類と、それぞれの特徴を説明します。次にインクジェットプリンタ、インクジェットを用いた装置の概要、およびプリンタのみならずインクジェットを用いた各種システムにも必須であるシステム技術,特にメンテナンスやインク供給などを説明します。さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド、インク・メディア、画像形成技術についてそれぞれ説明します。最後にインクジェット技術の今後の展望と、ますます広がりを見せるインクジェット技術の応用についてデジタルファブリケーション、特に3Dプリンタの現状と課題、今後の取り組みについて説明します。

■ 受講対象
 インクジェットプリンタの研究,開発者で特に経年の浅い方,あるいはインクジェット技術全般を理解したい方.インクジェット技術の各種応用,特に3Dプリンタへの応用を考えている方.または,応用の上でインクジェット技術の知識を必要とされる方.

■ 本セミナーに参加して修得できること
 インクジェットの全般にわたる技術の詳細だけでなく,各技術のつながり,関わりを理解することができます.また,プリンタだけでなく、インクジェット技術を各種応用に展開する場合の課題や対応技術を習得することが出来ます.また インクジェット方式の3Dプリンタのみならず,他方式含めた3Dプリンタの現状と課題,今後の取り組み状況を把握することができます.


セミナー内容


1章 インクジェット方式の分類と特徴,歴史 
 1.1 インクジェットとは(インクジェットの定義)
 1.2 電子写真方式との比較
 1.3 各種インクジェット方式
  1.3.1 インクジェット方式の特徴
  1.3.2 オンデマンド型と連続噴射型
  1.3.3 連続噴射型(荷電偏向制御型)
  1.3.4 新しい連続噴射型(Stream)
  1.3.5 サーマルインクジェット方式(バブルジェット)
  1.3.6 ピエゾインクジェット方式
  1.3.7 サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
  1.3.8 その他のオンデマンド型
  1.3.9 プロセスに特徴がある方式
 1.4 インクジェットの歴史

2章 プリンタシステム技術 
 2.1 プリンタシステム
  2.1.1 プリンタシステム基本構成
  2.1.2 シリアルプリンタのメカニカル動作
  2.1.3 シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.2 インク供給方式(プリントカートリッジ含む)
 2.3 メンテナンス基本動作
 2.4 メンテナンスの動作タイミング
 2.5 インク循環と脱気システム
 2.6 直接プリントと転写プリント
 2.7 インク滴吐出不良(画質欠陥)検出技術
 2.8 シリアルプリンタとラインプリンタ
  2.8.1 ラインプリンタの課題と対応
  2.8.2 ラインプリンタの市場におけるポジショニング

3章 プリントヘッド技術 
 3.1 サーマルインクジェット
  3.1.1 吐出原理
  3.1.2 駆動方法(駆動波形他)
  3.1.3 プリントヘッドの基本構成
 3.2 ピエゾインクジェット
  3.2.1 基本動作原理
  3.2.2 駆動方法(駆動波形)
  3.2.3 プリントヘッドの基本構成
  3.2.4 薄膜ピエゾ
 3.3 プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4 吐出できるインク範囲と課題
 3.5 プリントヘッドの紙幅化と課題
 3.6 ドット径変調技術

4章 インク・メディア技術 
 4.1 水性インクの基本組成
 4.2 インクの分類
  4.2.1 溶媒による分類と特徴
  4.2.2 浸透性による分類と特徴
  4.2.3 色材による分類と特徴
 4.3 紫外線硬化型インク
 4.4 ソルベントインク
 4.5 水性Latexインク
 4.6 反応を利用した画質と乾燥性の両立アプローチ
 4.7 メディアの分類
  4.7.1 普通紙
  4.7.2 コート紙
  4.7.3 光沢紙
 4.8 カールとコックリング

5章 画像形成技術 
 5.1 画質上の問題と改善技術
 5.2 画像処理プロセス
  5.2.1 色変換
  5.2.2 ハーフトーン処理(2値化)
 5.3 マルチパスプリント(分割プリント)
 5.4 その他処理技術例
 5.5 プリンタドライバと画像処理
 5.6 欠陥補正技術

6章 インクジェット技術,今後の展望と応用展開 
 6.1 高画質化
 6.2 高速化:Speed Factor
 6.3 基本性能による市場分類
 6.4 商業印刷市場への展開と課題
 6.5 インクジェットの応用市場
  6.5.1 Photo Finishing
  6.5.2 Wide Format
  6.5.3 美術品のArchive
  6.5.4 Transactional Print
  6.5.5 その他応用
 6.6 デジタルファブリケーションへの応用
  6.6.1 インクジェット法とフォトリソとの比較
  6.6.2 Display
  6.6.3 Printed Electronics
  6.6.4 Optical Elements
  6.6.5 Bio / Medical
 6.7 産業応用の課題と対応
  6.7.1 産業市場からの要求と対応
  6.7.2 液体範囲の拡大
  6.7.3 非浸透基板へのパターン形成
  6.7.4 高速化(ロール to ロール)
  6.7.5 ヘッドの使いこなし

7章 3Dプリンタ 
 7.1 3Dプリンタの各種方式と特徴
  7.1.1 液槽光重合法(光造形)
  7.1.2 結合剤噴射法
  7.1.3 粉末床溶融結合法
  7.1.4 材料噴射法(インクジェット法)
  7.1.5 シート積層法
  7.1.6 材料押し出し法(FDM)
  7.1.7 指向性エネルギー噴射法
  7.1.8 その他新規方式
 7.2 積層プロセス
  7.2.1 サポート材料
  7.2.2 積層方向による特徴(異方性等)
  7.2.3 インクジェット法の積層プロセス詳細
 7.3 3Dプリンタの課題と今後
  7.3.1 3Dプリンタの効能
  7.3.2 3Dプリンタの課題
  7.3.3 高速化
  7.3.4 材料範囲の拡大
  7.3.5 造形精度,分解能
  7.3.6 著作権,危険物製造
  7.3.7 製造物責任
  7.3.8 3Dデータフォーマット


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