GMP・GQPにおけるQA部員に対する教育訓練(GMP文書・記録類の照査)入門講座

≪改正GMP省令・逐条解説対応≫
【 QA部門に配属され経験の少ない方々を対象に、事例で解説】
GMPマター(手順・記録・観察・ヒアリング)を評価するためには
◎どのような予備知識が必要か
◎なぜ照査(レビュー)が必要か
◎どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのか

☆初心者(転属者・新入社員など)QA部員養成 演習付きセミナーとなっております!
☆講師と会話のキャッチボールをしながら進めて参ります。

※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

※本セミナーは1/25に延期となりました

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    セミナー趣旨

     改正GMP省令が2021年8月から施行された。今、GMPの脆弱性で日本の製造所がFDAの警告状を多く受け、かつ健康被害まで起きるなど各社のGMPの見直し、あるいは再構築が求められている。問題のあった製造所では製造業及び製造販売業QAが機能していないとの指摘を受けており、実際QAがもう少ししっかりしていれば防げたのではないかと思う。これまで以上にQAの能力が問われているなか、 状況を改善するためにQA部門の設置が義務つけられた。また、GQP省令の見直しもされているところである。

     医薬品の品質保証は、医薬品製造販売業(GQP)及び製造業(GMP)の品質部門によるGMPマター(GMP文書及び記録類)の照査(レビュー)に左右される。2021年8月から施行になった改正GMP省令では、品質保証部門の設置と品質保証業務が遵守事項なった。このような状況を踏まえ、GQP及びGMPともにQA部員の養成が急務といわれている。

     このセミナーでは、QA部門において経験の少ない方々を対象に、GMPマターを評価するためには、どのような予備知識が必要か、なぜ照査(レビュー)が必要か、どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのかの基礎及び事例を解説します。

    習得できる知識

    1改正GMP省令を踏まえたQAの役割及び責任と権限の理解
    2.GQP及びGMPにおける品質保証業務及び相互の連携の仕方のポイント
    3.GMPマター評価における品質保証及び品質照査のキーワードの習得
    4.品質照査(レビュー)する上で必要な予備知識の習得
    5.品質照査(レビュー)する上で必要性の習得
    6.GMPマター(GMP文書及び記録類)の照査(レビュー)の“コツ”

    セミナープログラム

    第一部「効果的な品質保証(QA)のために」

     製造販売業者及び製造業の最大の責務は、”市場に出荷する製品に対する品質保証(製品保証)“である。このためのキーポイントについて解説します。
     ●品質システムの五つのキーワードを正しく理解することである。
      【1】品質方針Policy
      【2】品質計画Plan
      【3】品質評価QC
      【4】品質保証QA
      【5】改善QI 
     ●品質保証のための二つのキーワードを正しく理解することである。
      【1】「品質要求事項(Requirements For Quality)」
      【2】「実証(Demonstration)」
     ●品質照査レビューのための三つのキーワードを正しく理解することである。
      【1】「適切性評価」→事務的レビュー
      【2】「妥当性評価」→技術的レビュー
      【3】「有効性評価」→技術的レビュー
     ●PIC/S-GMP及びEU-GMPガイドにおけるQAの責務を正しく理解することである。
      ・Authorised Person(AP)の責務
      ・Qualified Person(QP)の責務  
     ●GQPとGMPとは相互に品質保証を補完しあう関係にある。
      ・製造販売業及び製造業におけるQAの立場を相互補完する関係

    第二部「改正GMP省令を踏まえたQAの役割」

     改正GMP省令では、品質保証を担う組織(QA)が新たに新設された。「品質保証に係る業務を担う組織(QA)」とは、”製造部門及び品質管理に係る業務を担う組織が行う業務を保証“することを目的として設置される。QAの主要な業務について概説する。
      ●改正GMP省令の目的(改正GMPは何を改善するたに改訂したのか?
      ●医薬品品質システム運用の目的及びQAの役割
      ●製造所での承認事項の遵守におけるQAの役割
      ●製造管理業務におけるQAの役割
      ●製品品質照査におけるQAの役割
      ●安定性モニタリングに係る業務におけるQAの役割
      ●原料等の供給者の管理におけるQAの役割
      ●外部委託業者の管理におけるQAの役割
      ●製造所からの出荷の管理におけるQAの役割
      ●バリデーション管理におけるQAの役割
      ●変更管理におけるQAの役割
      ●逸脱管理におけるQAの役割
      ●文書管理におけるQAの役割
      ●製造販売業者との連絡業務におけるQAの役割

    第三部「品質照査(レビュー)の留意点:GMPマターを評価するために必要なる予備知識」

     QAの責務の一つは製造販売業及び製造業ともにGMPマターの照査(レビュー)・評価である。
      ●QAレビューの定義を知る
      ●品質保証QAに係る用語の定義及びQAレビューの意義を知る
      ●検証、妥当性確認、適格性評価の意味を知る(用語)
      ●技術的レビューの目的を知る
      ●技術的レビューに必要な専門的知識を知る。
      ●文書・記録の完全性(ALCOA+)知る
      ●一変・軽微変更を知る
      ● ISOと融合した効果的なGMPの運用を知る
      ●信頼性保証を知る
      ●Quality management systemを知り、GMPレビューを理解する
     

    第四部「製造販売業及び製造業ともにQAの責務は、GMPマターの照査(レビュー)・評価である。GMPマターを評価するためには、なぜ照査(レビュー)が必要かを理解する。」

      ●自己点検の目的に応じたGMPレビューが必要性を理解する
      ●無菌GMPを知ることにより、GMPレビューの必要性を理解する.
      ●リスクマネジメントを知り、GMPレビューを理解する
      ● 記録レビューの一般原則を知り、GMPレビューを理解する
      ● 製造記録における逸脱(ズレや矛盾点)は詳しくし精査し、GMPレビューを理解する
      ●GMPのリスク管理を知り、GMPレビューを理解する
     

    第五部「どのようなことに留意して、照査(レビュー)をしなければならいのかを事例を理解する。」

     品質照査は、製造業や製造販売業における品質部門により、GMPマターの“適切性” “妥当性” “有効性”を判定するために実施される。
      ●レビューの運用ルールに関する手順書を知り、GMPビューの“コツ”を理解する/1~2
      ●製造記録の運用方法を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
      ●製造装置の評価適格性で、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
      ●洗浄、キャリオーバー、校正でGMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
      ●工程の運用管理を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~6
      ●包装表示保管の運用を知り、GMPレビューの“コツ”を理解する/1~2
      ●品質管理(試験)の運用を知り、GMPレビューの“コツ”理解する/1~4
      ●構造設備の基準及び裏付けを知り、GMPレビューの“コツ”理解する/1~4
     
    □質疑応答□
    ~一部、変更もあること、ご承知ください~


    キーワード:
    医薬品、QA、GMP、GQP、品質保証、PIC/S、セミナー、講習会

    セミナー講師

    高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチ 若山 義兼 氏
    [元 塩野義製薬(株) 品質保証部]


    《略歴》
     1)2005.5月~現在:
      ●高槻医薬品GMP/食品ISOリサーチを起業
      ●医薬品・食品品質保証支援センターと顧問契約
      ●日本環境認証機構(JACO)と審査員契約
     2)経歴
      ・1966.4~1970.3:塩野義製薬入社、製造部技術研究・設備課に配属
      ・1970.4~1980.3:塩野義製薬 工務課及びエンジニアリング部にて検査機・製剤工程の開発
      ・1980.4~1990.3:塩野義製薬 工務課長及びエンジニアリング部にて無菌製剤及び機器の開発
      ・1990.4~1992.3:塩野義製薬 エンジニアリング部次長として包装工程及び機器の開発
      ・1993.4~1995.3:(出向)シオノギクオリカプス(株)次長としてISO9001担当及び品質監査室長
      ・1996.4~2003.03:塩野義製薬 監査・保証部・品質保証部 次長 摂津・赤穂工場・本社QA責任者
      ・2003.3:塩野義製薬を定年退職
      ・2003.5~2005.4:天野エンザイム(株)品質保証本部 顧問

    《執筆》
    ◎すぐ使えるGMP・SOPのワードデータ集
    (サイエンス&テクノロジー:2015年:CAPAのSOPフォーマット)
    ◎GMP人材の技能教育・資格認定法
    (技術情報協会:2015年/ 分担執筆:GMP監査員の資格認定)等
    ◎化粧品OEM企業に対するGMP監査
    (情報機構/雜誌GMPPeople:2015年8月~10月まで連載)
    ◎~医薬品品質システムの参考になる~ISO 9001の改訂動向及び改訂の概要
    〈GMPGMPプラットフォーム:2015年6月~7月まで、メルマガに投稿〉   など

    セミナー受講料

    55,000円(税込、資料付)
    ■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
      2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
    (セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
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    医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   人財教育・育成

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    医薬品技術   医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS)   人財教育・育成

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