量子ドットの特性、合成・評価技術およびカドミウムフリー化、最新動向

量子ドットの特性から、合成法、評価方法、応用展開、
カドミウムの規制動向、カドミウムフリー材料開発の現状、
各メーカーの開発動向などを詳しく解説します

セミナー講師

東北大学 多元物質科学研究所 教授 博士(工学) 小俣 孝久 氏

研究経歴
2006年 CuInS2-ZnS混晶量子ドットで可視発光を世界に先駆けて成功
    (Chem.Mater. 18, 3330 (2006))
2009年 CuInS2,CuInSe2コロイダル量子ドットの合成法を発表
2011年 ホットソープ法によりサイズに依存した紫外発光を呈する
    ZnOコロイダル量子ドットの合成法を開発
   (J. Colloid and Interface Science 355, 274 (2011))
2012年 ZnOコロイダル量子ドットを発光層とした紫外EL素子の開発に成功
   (Appl. Phys. Lett. 100, 061104(2012))
2014年 CuInS2量子ドット中の点欠陥を同定し,発光メカニズムを解明
   (J. Mater. Chem. C 2, 6867 (2014))
2015年 安全な原料を使用したInAsコロイダル量子ドットの合成法を開発
     (J. Cryst. Growth 416, 134 (2015))
2018年 新たな非カドミウム・非鉛系量子ドット蛍光体としてZn(Te,Se)による
           緑色蛍光体を開発(ACS Omega 3, 6703(2018))
受賞
1. Excellent Paper Award, MRS International Materials Research Conference
   (2008.6.10, Chongqing, China) 「CuInS2コロイダル量子ドットの合成法の開発」
2. 第68回(平成25年度)日本セラミックス協会学術賞(2014.6)
「酸化物・カルコゲナイド系コロイダルナノ結晶の合成と機能開拓」&l

セミナー受講料

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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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セミナー趣旨

 量子ドット蛍光体は、発光波長を任意に制御でき、かつ、波長幅の狭い(単色性の高い)
発光スペクトルを呈し、CdSeを使用した量子ドットディスプレイが既に市販されている。
 本講演では、量子ドットの合成の具体例、評価・分析技術、カドミウムの使用規制の動向と
カドミウムフリー化の基本的考え方、設計方法と現状の開発動向、各種発光素子への
応用例をわかりやすく解説する。

セミナープログラム

  1. 量子ドットとは何か
    1. バルク半導体との違いは何か
    2. 量子ドットの作製方法
    3. 特長を活かせる応用展開
  2. 可視光発光材料としてのコロイダル量子ドット
    1. CdSeの特徴
    2. 合成法
      1. 合成の基本的考え方
      2. 合成の実例
    3. コア/シェル構造による発光特性の向上
      1. コア/シェル構造による発光特性の向上
      2. シェル材料の満たすべき要件
      3. シェル材料による被覆の実例
    4. 量子ドット蛍光体の評価・分析技術
  3. カドミウムの使用に関わるRoHS指令の動向
  4. カドミウムフリー材料開発の現状
    1. 候補材料は何か
      1. 満たすべき要件
      2. 材料探索に有効な量子サイズ効果のシミュレーションの方法
    2. III-V化合物半導体
      1. 合成方法
      2. InP系量子ドット蛍光体開発の現状と課題
    3. I-III-VI2化合物半導体
      1. I-III-VI2化合物半導体のポテンシャル
      2. (I-III-VI2)-(II-VI)混晶半導体量子ドット
      3. CuInSe2量子ドット
      4. CuInS2量子ドット
      5. AgInS2量子ドット
      6. I-III-VI2系量子ドットの課題
    4. 新たな材料系
      1. ZnTe系混晶半導体
      2. 有機-無機ハイブリッドペロブスカイト
      3. カーボン量子ドット
  5. 量子ドットを用いた自発光素子
    1. 量子ドットLED(Q-LED)
    2. μ-LED
  6. 量子ドット蛍光体のマーケット、メーカー
  7. まとめ