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~規格に基づく急速充電時のEMI測定・シールド/磁性材料を使ったEMI対策~
★EVが本格普及するカギは充電設備の拡充で、日本政府は充電インフラ整備への補助金を出して、2030年までに3万基以上にする目標を発表!
★最新急速充電やワイヤレス給電、走行中給電などの各種充電技術の現状や動向、課題を解説、とくに大電力化のカギとなるEMIの設計と対策を紹介する。急速充電時におけるEMIの国際規格に関する知識も身につく!
セミナー趣旨
カーボンニュートラルを実現し、地球温暖化を食い止めることが人類共通の喫緊の課題で、そのために欧米や中国を中心として世界中でガソリン車からEVへのシフトが本格化している。EVが本格普及するカギは充電設備の拡充で、日本政府は急速充電スタンドの拡充を後押しするために充電インフラ整備への補助金を出して、現在7,700基しかない急速充電スタンドを2030年までに3万基以上にする目標を発表している。本講演ではメガワット充電などの最新急速充電やワイヤレス給電、走行中給電などの各種充電技術の現状や動向、課題を解説し、とくに大電力化のカギとなるEMIの設計と対策を紹介する。
【講演キーワード】
急速充電、ChaoJi、メガワット充電システム、MCS、ワイヤレス給電、走行中給電、EMI測定、EMI対策
【講演のポイント】
講演者は自動車EMC対策の研究に従事した経験を持ち、車載充電器や急速充電器、ワイヤレス給電などのパワーエレクトロニクスを設計する際の本質的な技術課題の一つとなるEMCについても紹介できる。
セミナープログラム
1.電気自動車普及の現状
1-1.各国のEV普及率
1-2.航続距離とバッテリー容量の関係
2.急速充電の現状と課題
2-1.国内公共充電設備台数推移と課題
2-2.CHAdeMO規格
2-3.ChaoJi規格
2-4.メガワット充電システム(MCS)規格
3.自動車におけるワイヤレス給電技術
3-1.車両用ワイレス給電のシステム構成
3-2.SAE J2954規格
4. 自動車における走行中給電技術
4-1.接触式走行中給電
4-2.走行中ワイヤレス給電
4-3.キャパシタEV
4-4.互換性の問題
5.EMIの設計および対策技術
5-1.ECE R10規格に基づく急速充電時のEMI測定
5-2.シールドによるEMI対策
5-3.磁性材料を使ったEMI対策
6.まとめ
【質疑応答】
セミナー講師
神奈川工科大学 自動車システム開発工学科 教授 クライソン トロンナムチャイ 氏
【経歴】
1986年:東京大学 工学系研究科 電子工学博士課程 修了(「短チャネルSOI基板上パンチスルーMOSデバイスのモデリング」)
1986年:日産自動車(株) 入社(総合研究所 電子情報研究所 所属)
2018年:日産自動車(株) 定年退職
2018年:神奈川工科大学 創造工学科 自動車システム開発工学科 教授に就任
【専門内容】
エレクトロニクス技術の自動車への応用(具体的にはイメージセンサー、カメラシステム、高周波回路、パワーエレクトロニクス、EMC、ワイヤレス送電、自動運転など)
【受賞歴】
「高速撮像による外来光除去技術」、第15回 小笠原賞、2009年12月、精密工学会 画像応用技術専門委員会
「電気自動車用途における非接触充電の受電回路トポロジの検討」、平成25年産業応用部門論文賞、2013年8月、電気学会
【著書】
「ワイヤレス給電技術入門」、2017年3月27日、日刊工業新聞社
「トコトンやさしい自動運転の本」、2018年3月30日、日刊工業新聞社
「自動車用パワーエレクトロニクス」、2022年2月28日、科学情報出版(株)
「トコトンやさしい自動運転の本(第2版)」、2022年8月11日、日刊工業新聞社
セミナー受講料
【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
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