1日でわかる!「樹脂流動解析」の基礎知識と活用方法

セミナー趣旨

樹脂流動解析とは、外部から確認できない金型内部の樹脂の流れを可視化するツールです。樹脂流動解析を活用することで、「樹脂をイメージ通りに流す」ことが可能となり、開発期間の短縮、コストダウン、成形品の品質向上などが実現できます。このように優れたツールである樹脂流動解析ですが、開発現場で活用できていない技術者・開発者が意外にも多いのです。

樹脂流動解析は製品設計以外にも、「樹脂」・「成形」・「金型」といった樹脂製品を作るために必要な全てのことを学ぶ必要があるため、一般的に「難しそう」、「よく分からない」という印象を持たれています。また、実際に使ってみたものの、どのように製造工程に組み込めばよいのか分からないので、現場に浸透しにくいのも事実です。

そこで、樹脂流動解析の立ち上げ・運用に長年携わってきた経験豊富なベテラン講師が、樹脂流動解析の基礎と活用方法を詳しく解説するセミナーを開催いたします。本セミナーでは、樹脂流動解析を現場で有効活用するためのキーポイントや留意点について、失敗・成功事例を交えて分かりやすく解説します。

※本セミナーは、特定の解析ツール(mold-flowなど)の使い方を紹介するものではございません。また、販売を目的とした解析ツール紹介でもございません。

習得できる知識

  • 樹脂流動解析の正しい考え方
  • 樹脂をイメージ通りに流す方法
  • 樹脂流動解析を実務で活用する方法

セミナープログラム

1.「樹脂流動解析」について正しく理解しよう
(1)流動解析に関する誤解
(2)流動解析の正しい考え方
(3)「解析」という言葉の意味を理解する

2.流動解析を活用するために抑えておくべきこと
(1)樹脂性質について理解する
(2)射出成形について理解する
(3)金型について理解する

3.樹脂を「ただ流す」のと「イメージ通りに流す」の大きな差について
(1)「ただ流す」と「イメージ通りに流す」の事例紹介
(2)製品設計における「ただ流す」と「イメージ通りに流す」の大きな差
(3)金型作製における「ただ流す」と「イメージ通りに流す」の大きな差

4.実務で活躍する樹脂流動解析
(1)流動解析を用いて基本的な問題を解決する
 ウェルドラインについて考える
 エアトラップについて考える
 問題なく成形できるかを考える
(2)解析結果を駆使して問題を解決する
 そり・変形を改善する方法を考える
 金型の加工費を抑える方法を考える
(3)解析結果にはない問題を解決する
 ボイドの対策を考える

5.実務で樹脂流動解析を活用するために
樹脂流動解析を活用し、現場や顧客にとって“頼もしい樹脂流動解析”になるための考え方やコツ

セミナー講師

天野 克久 氏
株式会社アイシム 代表取締役

株式会社明輝にて3DCADと樹脂流動解析を立ち上げ、自動車、家電、日用品など幅広い分野のプラスチックの製品設計や金型の設計・製作に従事
2012年 受託流動解析および流動解析コンサルティング会社である株式会社アイシムを開業
現場目線で製品設計と金型設計・製作の両方の立場を考慮した樹脂流動解析者として活動
成形加工学会、Moldflowユーザー会、Autodeskユーザー会など講演多数

保有資格
3次元CAD利用技術者1級
高圧ガス製造保安責任者免状(丙種特別)
床上操作式クレーン運転免許

セミナー受講料

43,000円(消費税込)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

43,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂加工/成形   CAE/シミュレーション

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高分子・樹脂加工/成形   CAE/シミュレーション

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