【中止】研究者・技術者のための英語論文の読み方・書き方

~読み手を引き付ける魅力的な英語論文の書き方~
~「Story(ストーリー)」, 「Style(文体)」, 「Usage(言語使用)」の観点から解説~

日本からの論文投稿数が減っていることが近年問題となっていますが、社会人になってから論文の読み方・書き方を学べる機会は少なく、手探り状態であるのではないでしょうか?
 そこで今回、英語論文ライティング指導に長年従事されてきた講師に、研究者・技術者向けとして、より多くの読み手に読まれるようになる魅力的な英語論文を書くためのノウハウを解説していただきます。

★講演項目
 テーマ①:「Story:英語論文の読み手が好むストーリー構成とは」
 テーマ②:「Style: 英語論文の読み手が好む文体とは」
 テーマ③:「Usage: 英語論文の読み手が好む語彙表現とは」

日時

【Live配信受講】 2023年6月30日(金) 13:00~16:30
【アーカイブ受講】 2023年7月7日(金) まで受付(配信期間:7/7~7/21)
※Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。

セミナー趣旨

国際的に通用し,より多くの読み手に読まれるようになる魅力的な英語論文を書くためのノウハウについて解説します。「Story(ストーリー)」, 「Style(文体)」, 「Usage(言語使用)」の3つの観点から,読み手を引きつけ,読み手を導く技法を実際の論文例をもとに紹介します。

習得できる知識

・魅力的な英語論文の書き方
読み手を引きつけ,読み手を効果的に導く英語論文を執筆できるようになる。

・適切な文章構成の理解
どこに何を書くべきかが分かることで,読み方が分かるようになる。

・論文特有の英語表現の理解
英語論文に特有の表現を学び,使えるようになる。(付属資料:英語表現集付き)

・AI翻訳ツールの活用
「Chat GPTやDeepL等のAIツールに頼れる領域」と「論文の著者が自ら考え選択すべき領域」を区別できるようになる。

セミナープログラム

1. Story:英語論文の読み手が好むストーリー構成とは
 1-1. 英語論文の構成:IMRaDとMove
⇒ 論文を書くときの大事な点として,「書くべきところに書くべきことが書いてある・読み手に文章の意味を考えさせてはいけない」ということがあります。読み手は,一定の型に沿ってリニア(linear)にしか文章を読めません。まずは,このお作法を学ぶところから始めましょう。 

 1-2. 各セクションのMove分析:Introduction
⇒ 論文のIntroduction(序論)に書くべき要素と何でしょうか。Introductionで読み手を効果的に導くための4つのMovesについて理解を深めましょう。

 1-3. 各セクションのMove分析:Discussion
⇒ 論文のDiscussion(考察)に書くべき要素とは何でしょうか。Discussionで読み手を効果的に導くための7つのMovesについて理解を深めましょう。

2. Style: 英語論文の読み手が好む文体とは
 2-1. よく耳にする通説
⇒ アカデミックライティングの授業ではしばしば「論文では一人称代名詞 (WeやI)の使用は避ける」,「論文では受動態が好まれる」といったルールが教えられることがあります。これらのルールは本当に正しいのでしょうか?国際誌に掲載された論文を分析しながら改めて考えてみましょう。

 2-2. 英語論文の文体の通時的変化
⇒ 論文で好まれる書き方,研究の語られ方は,時代とともに変化するものなのでしょうか。それとも,論文の書き方の規範は普遍的で固定的なものなのでしょうか。1970年と2020年に刊行された論文を収録したコーパスの分析を通して,論文の文体の通時的変化について確認しましょう。

 2-3. 文脈に合う文体を選択する際の心構え
⇒  “In this study, we investigated the effects of drug X on Y.” と “In this study, the effects of drug X on Y were investigated.”では,どちらの文体が論文としてふさわしいでしょうか。文体を選択する際の決め手となる「文脈 (context)」の役割について理解を深めましょう。

3. Usage: 英語論文の読み手が好む語彙表現とは
 3-1. 話し言葉と書き言葉
⇒ 論文の書き手が「すごく高い」や「すごい高い」という表現を使っていたら読み手として違和感を持つのではないでしょうか。この違和感の原因は何でしょうか。代わりにどのような表現を用いるべきでしょうか。論文に求められる書き言葉的な表現について理解を深めましょう。

 3-2. 句動詞と名詞句
⇒ 論文では,get over, go up, get rid of, put up withといったいわゆる「句動詞」の使用は好まれません。その理由は何でしょうか。代わりにどのような表現を用いるべきでしょうか。また,論文では, “X has been declining substantially.”という文を “There has been a substantial decline in X.” というように「名詞化 (nominalization)」して用いることがあります。論文で名詞化が好まれるのはどのような文脈でしょうか。句動詞と名詞句の機能と役割について理解を深めましょう。

 3-3. 接続表現
⇒ 文と文をつなぐ接続表現を効果的に使うことで,論文の内容は,読み手にとって明確で分かりやすいものになります。しかし,接続表現とは何でしょうか。どのような種類の接続表現があり,理論的にはどのように分類されているのでしょうか。文と文をつなぐ「つながり」を作る様々な結束性マーカーについて理解を深めましょう。

 3-4. 一般的・汎用的表現と具体的・特定的表現
⇒ 論文の中で,「作る」という意味を表現するとき,makeとcreateのどちらを選びますか。「入手する」という意味を表現するとき,getとobtainのどちらを選びますか。文脈に応じた単語の選び方,一般的・汎用的表現と具体的・特定的表現とは何かについて理解を深めましょう。

□質疑応答□

セミナー講師

神戸大学大学院 国際文化学研究科 教授
保田 幸子 氏  
 
【経歴】
アメリカ,ハワイ大学大学院第二言語研究科で博士号取得。
早稲田大学,東京農業大学,九州大学を経て,2016年神戸大学に着任。2020年4月より現職。

【主な研究・業務】
専門:英語教育,第二言語習得,第二言語ライティング研究
 ジャンル理論を応用したライティング指導・タスクの開発と,長期的な書き手の育成に関心を持っている。大学・大学院での英語アカデミックライティング指導に携わるほか,学外でも,高校生向けのエッセイライティング指導,研究者・技術者向けの英語論文セミナーの講師を担当。

セミナー受講料

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全国

主催者

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コミュニケーション

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