レオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴み、実際の測定や解析に活かそう! 

セミナー趣旨

 高機能・高性能な高分子材料の開発において、得られた材料の特性を評価することは必須である。高分子材料はその材料種に特有の緩和時間をもち、これが材料の硬い、軟らかいといった変形に対する応答と密接に関係している。本講座を通じてレオロジーや粘弾性測定についてのイメージを掴み、実際の測定や解析に活かすことを目指す。まずレオロジーという学問を簡単に紹介したうえで粘弾性測定の重要性を示し、線形粘弾性理論について説明する。さらに、それらの知見を踏まえて、無定形高分子・結晶性高分子の粘弾性挙動について具体例を用いて解説し、実際の材料を扱う際のポイントや解析手法について述べる。

習得できる知識

・レオロジーと粘弾性測定
・線形粘弾性理論
・無定形高分子の粘弾性
・結晶性高分子の粘弾性 

セミナープログラム

1.粘弾性測定
 1-1.レオロジーとは?
 1-2.粘弾性測定の基礎(応力とひずみ)
 1-3.刺激と応答(因果律)

2.線形粘弾性理論
 2-1.応力緩和(マクスウェルモデル)とクリープ(フォークトモデル)
 2-2.緩和時間
 2-3.緩和時間と観測温度
 2-4.緩和スペクトル
 2-5.静的試験と動的試験

3.無定形高分子の粘弾性
 3-1.高分子の粘弾性の温度依存性
 3-2.温度-時間換算則、シフトファクター、活性化エネルギー
 3-3.ガラス-ゴム転移領域
 3-4.高分子鎖のからみ合い
 3-5.からみ合い点間分子量と臨界分子量

4.結晶性高分子の粘弾性
 4-1.ポリエチレン固体の粘弾性スペクトル
 4-2.緩和強度の算出方法

5.まとめ


スケジュール
12:30-14:20 講義
14:20-14:30 休憩
14:30-16:30 講義

※講義の進行状況により多少前後いたします。


高分子、レオロジー、粘弾性、静的、動的、応力緩、測定、解析

セミナー講師

金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系
       高分子材料物性研究室 博士 助教 伊藤 麻絵 氏

<ご専門>
 レオロジー、高分子固体物性

<学協会>
 レオロジー学会、高分子学会、日本化学会

<ご略歴>
 東京理科大学(学士)(2006-2010)
 東京工業大学(修士)(2010-2012)
 シャープ株式会社 研究・開発職(2012-2016)
 北陸先端科学技術大学院大学(博士)(2016-2019)
 金沢大学 理工研究域 フロンティア工学系 助教(現職)(2019-)

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 会員登録とは
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  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。
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受講について

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  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料はPDFで事前にお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

高分子・樹脂材料   応用物理一般   化学技術一般

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49,500円(税込)/人

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高分子・樹脂材料   応用物理一般   化学技術一般

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