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・技術テーマ立案書、技術評価計画書、実績報告書、技術報告書、研究開発テーマ完了報告書・・・「どうやって書いていますか?」「より良い書き方を学んでみませんか?」
・自身のスキルアップに/新たに創り上げようとしている方にも
セミナー趣旨
■はじめに
人材育成は「経済財政運営と改革の基本方針2022」(内閣府)でも取り上げられ、企業競争力の土台であるという認識が高まっています。しかしながら人材育成の対象は暗黙的に新入社員や管理職等を対象にしたものが多く、技術的専門性を有する製造業の技術者を想定したものはほとんどありません。
本セミナーは製造業の技術者に特化した技術者育成に関する内容になります。様々な技術業界での企業指導を通じて痛感した、各技術者共通の課題である「技術文書作成スキル」にスポットを当てます。研究開発に関する例題を用いながら、技術テーマ立案書、技術評価計画書、実績報告書、技術報告書、研究開発テーマ完了報告書について、テンプレートを提供の上、実際に作成頂くことでスキルの習得を目指します。
本スキルが技術者や技術者をまとめるリーダー・管理職の方々にとって研究開発業務フロー構築の一助になれば幸いです。
■本セミナーのポイント
本セミナーでは、研究開発業務を進めていく上で重要な、各技術文書の作成方法について実習を織り交ぜながら解説します。各業務の重要性・意義を再確認して頂くとともに、実際にどのような点に留意して文書を作成していくのがよいかを対面指導します。
機械、化学、医療、素材等30社以上の指導経験を踏まえた、よくある誤りや陥りがちなポイントにも配慮して説明をします。
受講対象・レベル
・(部下への指導も増えつつある)研究開発部門担当者
・技術職の後輩や部下のいる中堅社員、管理職の方
・各技術文書について、自社の在り方を見直したい方、一般的な書き方を把握したい方
・技術者・研究者への教育を行う立場の方や、そのような取り組みを検討中の方
・技術者の教育システム、業務フロー構築を担当されている方 等
※各受講者への指導を徹底させるため、人数を制限します。申込者多数の場合は、
予告なく募集を締め切ることもございます。お申込みはお早めにお願い致します。
習得できる知識
・技術者が研究開発業務を立案、推進、完遂するにあたって必要な業務内容や書類の理解
・各技術文書(研究開発テーマ立案書・技術評価計画書・技術報告書等)の作成方法:実習を通じて
・一般職ではなく、製造業の技術者を対象とした技術者教育システム設計時に留意すべき要点
セミナープログラム
1. 製造業企業における研究開発活動を巡る昨今の課題の整理
1-1. 脱炭素、デジタル、AI、自動化、IoT等のトレンドワードによる翻弄
1-2. 研究開発テーマの目標設定では何が大切なのか即答できない
1-3. 研究開発テーマの始め方も終わり方もわからない
1-4. 研究開発テーマ推進を担当している技術者が右往左往する
1-5. これまで行った研究開発業務の記録が無く、なぜ今の技術が存在するのか不明
1-6. 新しい研究開発テーマの提案が無く、自社既存技術に依存している
2. 技術者向け研究開発業務フローの基本
2-1. 技術者とリーダー/管理職が理解すべき研究開発業務で最重要の視点
2-2. 研究開発業務フロー概要
2-3. 研究開発業務フローのポイント
2-3-1. 研究開発テーマ検討
2-3-2. 目標と時間の設定
2-3-3. 研究開発テーマ企画概要立案
2-3-4. 技術評価計画書の作成
2-3-5. フォローアップミーティングの開催と管理
2-3-6. 要素技術ごとに記載する技術報告書の作成
2-3-7. 研究開発テーマ完了報告書の作成
3. 研究開発テーマ検討のポイントと研究開発テーマ立案書作成方法
3-1. 自社技術の強みの棚卸がすべての第一歩
3-2. 自社技術の強みで解決、改善できる課題の抽出
3-3. 顧客からの課題提示主体で動く:御用聞きにならない
3-4. 自社完結にこだわらず異業種技術協業を視野に
3-5. 研究開発テーマ立案書テンプレート例
3-6. 事例を用いた実習
4.技術評価計画書のポイントと作成方法:研究開発テーマの着実な前進の裏付けとして
4-1. 技術評価計画書の最重要の役割
4-2. 技術評価計画書の3つの重要点
4-3. 技術評価計画書の基本構成
4-4. 技術評価計画書のテンプレート例
4-5. 事例を用いた実習
5. 研究開発テーマ推進をフォローする定例ミーティングのポイントと実績報告書作成方法
5-1. ミーティングを始めるまでの準備が重要
5-2. 技術者の強みを生かしたミーティングにするための留意点
5-3. 資料作成を発表者に強制しない
5-4. 研究開発テーマ進捗把握と技術的課題を把握する実績報告書のテンプレート例
5-5. 事例を用いた実習
6. 研究開発テーマの振り返りと記録蓄積を実現する技術報告書作成方法
6-1. 技術報告書の4つの役割
6-2. 技術報告書作成目的の優先順位
6-3. 技術報告書作成者/添削者の心構え
6-4. 技術報告書の基本構成
6-5. 技術報告書のテンプレート例
6-6. 事例を用いた実習
7. 研究開発テーマを総括する研究開発テーマ完了報告書作成方法
7-1. 研究開発テーマ完了報告書の基本構成
7-2. 研究開発テーマ完了報告書のテンプレート例
7-3. 報告書と並行して必要に応じて作成する研究開発テーマ完了報告スライドのポイント
8. 技術文書テンプレートに共通のポイント
9. 研究開発に関する技術文書作成における共通のポイント
※各実習について
個人ごとに各課題に取り組んでいただきます。個別での助言と、全体での講評も行います。
<質疑応答・名刺交換>
※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
■受講者からの声(アンケートより)
・「後輩や部下が増える中で、指導のヒントを得るために参加しました。すごく分かりやすかったです。
ぜひ活用したい」(研究開発)
・「技術報告書のあるべき姿を学ぶことができました」(材料開発マネージャー)
・「自分自身の研究開発に対する考え方の整理で受講しました。目的や背景・アウトプットのお話が
特に興味深かったです」(材料開発)
・「部下の教育指導、社内OJTの参考にするために参加しました。明日から活かせそうです」(製造部門の管理)
※セミナー終了後に限らず、開始前、休憩中など時間の許す限り、応対します。
また、希望者はセミナー後日、講師への個別相談が可能です。(当日会場で配布する用紙をご利用ください。)
折角の対面セミナーですので有意義な会にしたいと思っております。(講師より)
セミナー講師
吉田 州一郎 先生 FRP Consultant (株) 代表取締役社長
■講師紹介
東京工業大学工学部高分子工学科卒業後、ドイツ研究機関Fraunhofer Institute でのインターンを経て、
同大大学院修士課程(高分子応用研究)修了。
その後、OEM機械メーカーの航空機エンジン部門にてCFRP部品設計開発業務に従事し、
科学誌へのFull Paper掲載に加え、北米でのFAA型式認証取得と10社近い現地サプライヤを統括して
量産体制を構築する等、研究開発業務と企業指導の最前線を技術者として経験。
その後、FRP Consultant 株式会社設立。法人向けのFRPに関連する技術専門的な指導を通じ、
当該指導内容理解に必要な業界不問の製造業の技術者としての普遍的スキルの重要性を認識。
このスキルの指導を目的とした、特定の技術業界に依存しない技術者育成事業を立ち上げる。
現在はFRP関連の企業指導と並行し、機械、化学、医療等の業界を中心とした複数企業に対し、
研究開発業務を中心とした業務推進・技術者育成支援や技術者教育体制構築支援、並びに講演を行っている。
・国立大学法人 福井大学非常勤講師
・FRP Consultant株式会社 技術者育成事業(技術者育成研究所)のウェブサイト
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
47,300円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
東京都
【品川区】きゅりあん
【JR・東急・りんかい線】大井町駅
主催者
キーワード
技術マネジメント総合 コミュニケーション
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10:30 ~
受講料
47,300円(税込)/人
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