<DLCコーティング技術>DLC(ダイヤモンドライクカーボン)被覆およびその複合処理による金属材料の耐久性向上【オンデマンド配信】

■特定の結晶構造を持たない硬質炭素系アモルファス(非晶質)であるDLC■
■摩擦係数の飛躍的な低減■ ■耐摩耗性の大幅な改善■
■DLC層は非常に薄いのでDLC層の特性だけでなく、母材部の性質にも大きな影響あり■
■優れた特性を有するDLC層の前処理による性能改善を含めて~■

自動車・機械・電子部品など金属材料にダイヤモンドライクカーボンを表面皮膜形成へ!
DLC層を金属表面へ被覆し、摩擦係数の低減や耐摩耗性を改善するには?
長期耐久性・疲労強度、フレッティング疲労強度を改善する!

日程

2023年3月30日(木)まで申込み受付中
【収録日:2022年8月23日(火)】※映像時間:2時間41分
※主催者でお申込み受付後、10営業日ご視聴いただけます。

セミナー趣旨

 ダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)は、ダイヤモンドやグラファイト(黒鉛)と異なり、特定の結晶構造を持たない硬質炭素系アモルファス(非晶質)です。現在の技術を用いれば、DLC層を比較的容易に金属表面へ被覆可能であり、それにより摩擦係数の飛躍的な低減や耐摩耗性の大幅な改善が達成できます。同時に、長期耐久性という点で重要な疲労強度、特にフレッティング疲労強度の改善も可能です。しかし、DLC層は非常に薄いため、その機能性や耐久性はDLC層そのものの特性だけでなく、母材部の性質に大きな影響を受けます。
 この講習会では、DLC層の被覆技術やその特性について平易に説明した後、複合処理の効果について平易に説明します。

習得できる知識

・DLC被覆技術およびDLC層の各種特性に関する基礎知識
・金属材料の摩擦摩耗特性、フレッティング疲労を含む疲労特性の基礎知識
・DLC被覆およびその複合処理の効果

セミナープログラム

1.DLC被覆技術およびDLC層の基本特性
 1.1 DLC被覆技術
   a) 高周波放電プラズマCVD法
   b) イオン化蒸着法
   c) UBMS(アンバランスド・マグネトロン・スパッタリング)法
 1.2 DLC層の基本特性
   a) DLCの構造
   b) 水素と構造との関係
   c) 水素と基本特性との関係
 1.3 DLC被覆の用途例
   a) 金型・工具・機械部品
   b) ペットボトル
   c) 生体医療機器
   d) 意匠、
   e) その他(マイクロマシン、セクショニング)  

2.DLC被覆と関連する力学的特性
 2.1 摩擦摩耗特性
   a) 摩擦係数の支配要因
   b) 摩擦摩耗特性改善のための構造
 2.2 疲労強度
   a) 疲労現象
   b) 停留き裂と疲労強度との関係
 2.3 フレッティング疲労
   a) フレッティング疲労の基礎
   b) フレッティング疲労強度の改善方法

3.DLC被覆および複合処理の効果
 3.1 単層および積層DLCの効果
   a) 各DLC層の性状
   b) 摩擦摩耗特性
   c) 機械的性質
   d) 疲労特性
 3.2 下地処理の効果1-ステンレス鋼
   a) DLC層および硬化層の性状
   b) 摩擦摩耗特性
   c) 機械的性質、
   d) 硬化層硬さと摩擦摩耗特性の関係
   e) 疲労特性
 3.3 Me-DLCの効果
   a) 各DLC層の性状
   b) 室温での摩擦摩耗特性
   c) 高温での摩擦摩耗特性
   d) 機械的性質・疲労特性
 3.4 下地処理の効果2-機械構造用合金鋼
   a) DLC層および硬化層の性状
   b) 摩擦摩耗特性
   c) 機械的性質
   d) 疲労特性
 3.5 フレッティング疲労強度の改善
   a) フレッティング疲労試験方法
   b) DLC層および表面層の性状
   c) 摩擦摩耗特性、
   d) 機械的性質
   e) フレッティング疲労特性
   f) まとめ
   g) 耐食性 

□質疑応答□
このセミナーに関する質問に限り、講師とメールにて個別Q&Aをすることができます。
具体的には、セミナー資料に講師のメールアドレスを掲載していますので、セミナーに関する質問がございましたら直接メールでご質問ください。
(ご質問の内容や時期によっては、ご回答できない場合がございますのでご了承下さい。)

セミナー講師

京都工芸繊維大学 設計工学域長、機械工学系 教授 森田 辰郎 氏

【略歴】
1987年 慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業
1989年 慶應義塾大学大学院理工学研究科前期博士課程機械工学専攻修了・後期博士課程入学
1991年 京都工芸繊維大学 助手
1994年 慶應義塾大学 博士(工学)
1998年 米国ノースウエスタン大学 客員研究員(文部省在外研究員)
2000年 京都工芸繊維大学 准教授
2017年 京都工芸繊維大学 教授
2018年 タイ王国キングモンクット工科大学 客員教授
【その他】
・日本材料学会理事など
・京都府中小企業技術センター研究事業推進委員および同特別技術指導員
・チャータードエンジニア(英国技術士)
・英国機械学会(IMechE)フェロー
・日本チタン協会技術賞,日本材料学会学術奨励賞など

セミナー受講料

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キーワード

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