
<資源循環のためには、化学物質の管理と情報伝達が不可欠!>EUサーキュラー・エコノミーと国際標準化、関連する化学物質管理の最新動向
サーキュラーエコノミーと化学物質管理の関わりを、約40年にわたり(株)リコーにて化学物質管理、環境経営に従事されてきた講師が解説!
サーキュラーエコノミーと関連する標準化の動向、化学物質管理への影響とは?
セミナー趣旨
サーキュラー・エコノミーはEUでは気候変動緩和のために不可欠なものと位置付けられ、ESG投資やデジタル製品パスポート(DPP)等と関連してくる。必要な取り組みは、資源循環に有効な化学材料に転換していくことなどと共に、化学物質管理、情報伝達にも影響することが考えられる。材料は循環利用が必要で、EUでは重要な物質としてCRM(クリティカル・ロー・マテリアル)を定め、その含有等の情報を明らかにすることが求められている。また、環境に影響する化学物資については、リサイクルの阻害要因として、含有量だけでなく、資源循環時に分別・分離するために必要な情報が求められる。
これらの製品の循環性に関係する情報伝達について、ISOにおいても国際標準化が検討されており、EU域内だけでなく、日本を含めて他の国・地域においても対応が求められることになる。また、サーキュラー・エコノミーに関しては、製品や材料毎の標準化も進められており、例えばEUでは、「ナノ材料の廃棄物処理に関してのガイドライン」の標準改訂の検討が進められている。これらサーキュラー・エコノミーの概要、動向と、化学物質管理等との関連について講座の中で示していく。
習得できる知識
・サーキュラー・エコノミーの動向
・関連する標準化動向
・化学物質管理、情報伝達への影響
セミナープログラム
1.EUサーキュラー・エコノミー
1-1. サーキュラー・エコノミーと気候変動
1-1-1. カーボンニュートラル
1-1-2. 資源循環の影響
1-1-3. SCOPE3
1-2. ESG投資
1-2-1. ESG投資動向
1-2-2. ESG投資とサーキュラー・エコノミー
1-2-3. サーキュラー・エコノミー・レポート
1-3. EUタクソノミー
1-3-1. EUタクソノミーの概要
1-3-2. EUタクソノミーの持続可能な経済活動
1-3-3. EUタクソノミーでのサーキュラー・エコノミーへの移行
1-3-4. EUタクソノミーでの化学セクターにおける技術スクリーニング基準
2.重要原材料
2-1. CRM(クリティカル・ロー・マテリアル)
2-2. 日本の重要鉱物資源等
3.情報伝達
3-1. EU REACH SVHC
3-2. EU SCIPデータベース
3-3. 自動車業界のCRM管理
3-4. JAMP chemSHERPA
4.サーキュラー・エコノミーの国際標準化
4-1. サーキュラー・エコノミーの標準化概要
4-2. 循環性指標
4-3. Product Circularity Data Sheet(PCDS)
4-4. ナノ材料の廃棄物処理に関してのガイドライン
<終了後、質疑応答>
■講演中のキーワード
サーキュラー・エコノミー、循環経済、CRM、化学物質管理、情報伝達
セミナー講師
則武 祐二 先生 合同会社SECA 代表
■経歴
1979年3月 関西大学工学部応用化学科 卒業
1979年3月~2021年3月 株式会社リコー 勤務
環境経営推進室長、審議役、顧問等として、環境マネジメント、製品環境性能評価、
作業環境評価、土壌汚染調査・改善、化学物質管理等、環境経営全般に関して従事
2014年4月~2021年3月 リコー経済社会研究所 主席研究員
2012年10月~現在 東京大学非常勤講師
2018年10月~現在 早稲田大学非常勤講師
■専門および得意な分野・研究
環境マネジメント、気候変動対策、化学物質管理、資源循環、LCA、製品環境性能評価、労働衛生管理
■本テーマ関連学協会での活動
・ISO/TC229/WG3「ナノテクノロジー環境安全衛生」国内委員会委員(前主査)、国際エキスパート
・NBCI(ナノテクノロジー・ビジネス推進協議会)ナノ材料安全分科会 オブザーバー(前主査)
・ISO/TC323「サーキュラー・エコノミー」国内委員会オブザーバー
・資源生産性に優れた豊かな循環社会研究会
(通称「サーキュラー・エコノミー -広域マルチバリュー循環研究会:CE-MVC研究会」)幹事
・グリーン購入ネットワーク 代表理事
・JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)運営委員会 委員長又は委員(2006年度~2020年度)
セミナー受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
※本講座は、お手許のPCやタブレット等で受講できるオンラインセミナーです。
配布資料・講師への質問等について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)。
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 当日、可能な範囲で質疑応答も対応致します。
(全ての質問にお答えできない可能性もございますので、予めご容赦ください。) - 本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、
無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止致します。
下記ご確認の上、お申込み下さい
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- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております(20Mbbs以上の回線をご用意下さい)。
各ご利用ツール別の動作確認の上、お申し込み下さい。 - 開催が近くなりましたら、当日の流れ及び視聴用のURL等をメールにてご連絡致します。
Zoomを使用したオンラインセミナーとなります
- ご受講にあたり、環境の確認をお願いしております。
お手数ですが下記公式サイトからZoomが問題なく使えるかどうか、ご確認下さい。
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(見逃し視聴有り)の方の受講料は(見逃し視聴無し)の受講料に準じますので、ご了承下さい。
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受講料
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