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☆ ミリ波アンテナの実用上の課題とそれを考慮した設計手法、高機能化技術について解説する!
講師
名古屋工業大学 大学院電気・機械工学専攻
教授 博士(工学) 榊原 久二男 氏
受講料
R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
受講対象・レベル
技術動向を知りたい方、あるいは、アンテナ設計技術を身につけたい方。
必要な予備知識
アンテナ設計技術を習得したい方は、できれば、電気回路および電磁気の基礎知識を有していることが望ましい。
習得できる知識
ミリ波応用、特に自動車への応用を中心に技術動向を説明する。さらに、アレーアンテナを中心とした、ミリ波平面アンテナの設計技術の基礎とミリ波ならではの設計の注意点について解説する。
趣旨
波長に対する寸法で構造を設計するアンテナは、原理的には、すべての寸法を波長比でスケールダウンあるいはスケールアップすることによって、異なる周波数で同じ特性のアンテナが設計できる。ところがミリ波の電磁波は極端に周波数が高いため、実際に設計・試作し、実験により特性を評価してみても、所望の特性が得られないことが多い。これは、伝送線路の損失が予想以上に大きかったり、製造限界によりアンテナ各部の寸法を大幅に変更せざるを得なかったり、製作誤差や組み付けのばらつきが、波長に対して無視できない大きさになってしまったりすることなどに起因し、実用上の課題が多い。
本セミナーでは、まず、ミリ波ならではの性質が生かされて先行して実用化された自動車レーダをはじめ、近年、注目されるようになってきた第5世代移動通信(5G)などのミリ波通信の開発動向について紹介する。さらに,ミリ波アンテナの実用上の課題とそれを考慮した設計手法や、その高機能化の一手法として注目されている指向性走査技術について解説する。そして、自動車レーダシステムにアンテナを実装する上で重要な異種伝送線路接続技術や、周波数選択板を用いたレドームの影響低減技術について解説する。
プログラム
1. ミリ波技術の概要
1-1. 様々なミリ波応用
(1) 大容量ミリ波通信、第5世代移動通信(5G)
(2) 車載ミリ波レーダ
1-2. 車載センシング技術
(1) 様々なセンシング方式
(2) 各種センシング方式の比較とミリ波センシングの特徴
1-3. 自動車レーダの開発動向
2.ミリ波平面アレーアンテナの設計技術
2-1. 指向性走査方式
2-2. 様々な高利得アンテナ
2-3. マイクロストリップアンテナの設計例
2-4. 各種アンテナのミリ波応用における課題
3. 自動車レーダシステムの実装
3-1. 異種伝送線路接続技術(アンテナと高周波回路との接続)
(1) 様々な伝送線路とアンテナ形態
(2) マイクロストリップ線路導波管変換器
3-2. レドーム損失低減技術(周波数選択板)
4.まとめ
【質疑応答・名刺交換】
キーワード ミリ波,レーダ,車載,自動車,センシング,設計,セミナー,研修,講習
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