自動化設備におけるチョコ停対策手法

セミナー趣旨

自動化設備は、停めない限り製品を生産し続けることができます。そして、設備を停止させないためには、チョコ停をなくすことが重要です。チョコ停をなくすには、設備の現状を把握して対策することが必要です。ですが、チョコ停をなくすことは容易ではありません。
そこで本講座では、チョコ停にお悩みの方やチョコ停対策に取り組まれる方を対象に、チョコ停対策の手順と、アプローチのポイントについて説明します。
まず、チョコ停の特徴やチョコ停ロスと設備総合効率の関係を整理し、次いで、チョコ停の種類を分類し、その原因を考えます。問題をはっきりさせた後は、設備状況の見える化や対策の進め方のポイントを解説します。実務に役立てることを念頭に置き、具体例を提示しながら説明します。

セミナーのポイント

• 設備状況の見える化、対策の進め方ポイント等、実務に役立つ具体例を通して設備の現状を把握し、問題をはっきりさせる
• チョコ停の特徴と現象、設備総合効率など、チョコ停の基礎知識のポイント
• 作業機能別に見たチョコ停の種類など、チョコ停の現象と原因のポイント
• 直接原因やさまざまな分析法など、チョコ停原因の分析のポイント
• PLCと連携した情報収集やワイヤレス通信システムなど、設備状況の見える化のポイント
• QC７つ道具、新QC７つ道具などを利用した、チョコ停対策の進め方のポイント

習得できる知識

• チョコ停の特徴や現象と、チョコ停ロスと設備総合効率の関係
• チョコ停の見える化をするための方法と各種ツール
• 設備の現状把握、チョコ停の分析、対策の進め方

セミナープログラム

1. チョコ停とは
   1. チョコ停の特徴と現象
   2. チョコ停ロスと設備総合効率
2. チョコ停の現象と原因
   1. 作業機能別に見たチョコ停の種類
   2. チョコ停原因の部位による分類
3. チョコ停原因の分析
   1. チョコ停現象と直接原因
   2. なぜなぜ分析
   3. PM分析
   4. 4M5E分析
   5. チョコ停時間の把握
4. 設備状況見える化の各種ツール
   1. PLCと連携した情報収集
   2. ワイヤレス通信システム
   3. FA機器と監視カメラの連携
   4. スーパースローとエンドトリガー
   5. 加速度・温度センサ
5. チョコ停対策の進め方
   1. チョコ停の分析と対策案
   2. QC７つ道具による分析
   3. 新QC７つ道具による対策案
   4. 成果の確認と標準化

◎　質疑応答

セミナー講師

竹内 利一 氏
竹内技術士事務所・所長　技術士（機械部門）

セミナー受講料

21,500円（消費税込・テキスト代を含みます。）