中国ＶＯＣ規制と求められる対応【Live配信セミナー】

セミナープログラム

【12:30-14:15】

１．VOCs(揮発性有機化合物)関連規定の概要と対応について

ハニカム・テクノリサーチ（株）　中川 理緒 氏

【習得できる知識】
　日本企業が中国で展開する製品に関して、製品含有物質へのVOC規制にどのように取り組めばよいか、また、中国企業へ課せられている製品含有物質へのVOC規制とはどのような内容かといった罰則規定の内容についても習得いただけます。 その他にも、製品のライフサイクルにおける罰則についてもご理解頂けるような内容となっております。

【講座の趣旨】
　中国では国内外より深刻な大気汚染が問題視され、社会的な関心が高まっていることから、その汚染要因であるPM2.5や二酸化硫黄、VOCsの削減に関わる政策を強化してきています。その一環として、中国では2020年3月に以下のVOCs関連規定が発表されました。 これらの規制の中には今年の12月から実施されるものもあり、企業には早急な対応が求めらています。 そこで今回の講演ではVOCs関連規定の概要をメインとし、弊社で独自に入手した情報とその解析結果、今後の対応方針などをお話しいたします。 特に皆さまからのご相談が多いポイントをクローズアップし、弊社で実施している調査とその成果物の事例を紹介しながら解説をいたします。

１．発表されたVOCs関連規定の概要
　　1.1概要
　　1.2　GB 18581-2020
　　1.3　GB 18582-2020
　　1.4　GB 24409-2020
　　1.5　GB 30981-2020
　　1.6　GB 33372-2020
　　1.7　GB 38507-2020
　　1.8　GB 38508-2020
２．制定の背景と地方規制
　　2.1　政策の方向性
　　2.2　大気汚染防止法
　　2.3　業界規制
　　2.4　地方規制
３．通関対応
　　3.1　ライフサイクルと規制
　　3.2　塗料の通関対応
　　3.3　通関で要求されている試験
　　3.4　その他
４．試験と試験期間
　　4.1　試験の概要
　　4.2　試験機関へのヒアリング
　　4.3　検査の頻度
５．まとめ

【質疑応答】

【14:30-16:30】

２．中国の自動車ＶＯＣ法規制動向

(株)NTTデータ経営研究所　王 長君 氏

【講座の趣旨】 　
　中国におけるVOC (Volatile Organic Compounds) に対する規制が益々厳しくなっている。VOCの排出は石油化工を始めたVOCの生産産業から、一般製造業、日常生活まで幅広く分野において発生していることから、規制も徐々にすべての分野に拡大していく傾向にある。そのうち、急激な自動車普及によって中国における自動車の製造および使用等にVOCの発生が注目されており、これまで自動車の排ガス汚染が規制の対象となったが、最近では、重要視されていなかったVOCによる汚染が社会的な問題となっており、規制する動きが見られている。 　本講では中国におけるVOC規制の現状と今後の動きについて解説する。

１．中国における化学物質に関する規制の枠組み
　1.1　中国における法律、規制の分類
　1.2　中国における化学物質に関する法規制のレベル
２.中国におけるVOC排出現状
　2.1　中国におけるVOC排出現状と今後の見込み
　2.2　中国における自動車完成車VOC排出の概要
　2.3　中国における自動車部品VOC排出の概要
　2.4　自動車用素材からのVOC排出の概要
３．中国におけるVOC法規制の現状
　3.1　中国におけるVOC規制の動向
　3.2　VOC規制の動向　　
　3.3　VOCに関する法規制の構造
４.自動車関連VOC法規制の現状
　4.1　中国における規格の分類
　4.2　中国におけるVOC規制の動向
　4.3　中国における自動車完成車VOC規制値
　4.4　中国における自動車塗装関連生産基準
　4.5　中国の地方における自動車塗装関連生産基準
　4.6　中国における自動車VOC削減ロードマップ　

【質疑応答】

セミナー講師

１．ハニカム・テクノリサーチ（株） コンサルティング事業部　部長 中川 理緒 氏

２．(株)NTTデータ経営研究所 社会環境戦略コンサルティングユニット シニアスペシャリスト 学術博士 王 長君 氏

セミナー受講料

1名につき 55,000円（税込、資料付）
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

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