様々なDDS技術を用いたペプチド・タンパク性医薬品における消化管・経粘膜吸収性の改善~経口・経粘膜吸収製剤の開発への展望~【Live配信】

ペプチド・タンパク性医薬品の
経口、経粘膜吸収性の改善について
最新の知見を含めて紹介!

今後のペプチド・タンパク性医薬品の新たな投与形態の開発についても展望します

セミナー趣旨

 近年、従来の低分子性医薬品に代わり、中高分子薬物を医薬品として利用する場合が増加している。しかしながら、抗体医薬などは分子量が大きく実用化するには多くのハードルがあるため、現在では中分子化合物を医薬品として活用する試みがなされている。その代表例としてペプチド・タンパク性医薬品が知られており、これらペプチド・タンパク性医薬品は、現在、臨床上、筋肉内投与や皮下投与などの注射剤として用いられている。しかしながら、注射は患者に痛みを伴い、またアレルギーやアナフィラキシーなどの重篤な副作用を発現する危険性がある。したがって、注射に代わる投与形態としてこれら医薬品の経口ならびに経粘膜投与製剤の開発が期待されている。
 こうした背景から、ペプチド・タンパク性医薬品の経口ならびに経粘膜投与後の吸収率を改善するため、現在までに種々の方法が試みられている。これらの方法には、1)吸収促進剤の利用、2)ペプチドの化学修飾、3)ペプチドの剤形修飾、4)ペプチドの経肺、経皮投与などの経粘膜投与製剤の開発などが挙げられる。
 本講演ではペプチド・タンパク性医薬品の経口ならびに経粘膜吸収性の改善について最新の知見を含めて紹介すると共に今後のペプチド・タンパク性医薬品の新たな投与形態の開発について展望する予定である。
 したがって、本講演受講者は、こうしたペプチド・タンパク性医薬品の新規投与製剤に関する最新の知識を得ることができ、今後の医薬品開発にとって益々重要視されるペプチド・タンパク性医薬品を開発する上で有用な知識を得ることができると考えられる。

セミナープログラム

【序論】
 1.ペプチド・タンパク性医薬品の世界市場規模
 2.ペプチド・タンパク性医薬品の投与形態の問題点と新規投与形態の開発
 3.ペプチド・タンパク性医薬品の消化管・経粘膜吸収性の改善方法
 
【2】ペプチド・タンパク性医薬品の消化管・経粘膜吸収性の改善
 1.吸収促進剤の利用によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
   a) 吸収促進剤によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
   b) 吸収促進剤の消化管粘膜障害性(安全性)の評価
   c) 吸収促進剤によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収改善機構の解析
   d) ペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収改善に用いる吸収促進剤の最適化ならびに応用への
   展望
 2.化学修飾によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善 
   a) 脂肪酸修飾によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
   b) 膜透過ペプチド修飾によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
    c) 他の化学修飾方法によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
 3.剤形修飾によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
   a) 種々の剤形修飾方法によるペプチド・タンパク性医薬品の消化管吸収性の改善
   b) 各種方法による薬物の大腸特異的送達法の開発
   c) キトサンカプセルの特性及びキトサンカプセルを用いた薬物の大腸特異的送達法の開発
   d) キトサンカプセルを用いたインスリンの大腸特異的送達法の開発ならびにインスリンの消化管吸収性の改善
 4.各種投与経路からの薬物の吸収及びペプチド・タンパク性医薬品の経粘膜吸収改善
   a) 薬物の経皮吸収性の特徴ならびに薬物の経皮吸収性の改善方法
   b) 薬物の経皮吸収改善方法であるマイクロニードルの製剤学的評価
   c) マイクロニードルを用いたインスリンの経皮吸収性の改善
   d) マイクロニードル皮膚適用後の皮膚刺激性、安全性の評価
  5.最後に:ペプチド・タンパク性医薬品の経口・経粘膜吸収製剤開発への展望

  □質疑応答・名刺交換□

セミナー講師

京都薬科大学 薬剤学分野 教授 薬学博士 山本 昌 氏

略歴
1976年4月  京都大学薬学部入学
1980年3月  京都大学薬学部製薬化学科卒業
1980年4月  京都大学大学院薬学研究科修士課程薬学専攻入学
       (故瀬崎 仁先生主宰)
1982年3月  同大学院薬学研究科修士課程修了
1982年4月  京都大学大学院薬学研究科博士後期課程薬学専攻進学
1983年4月  同大学院薬学研究科博士後期課程退学
1983年5月  京都大学薬学部薬剤学教室助手(瀬崎 仁先生主宰)
1987年1月  京都大学薬学博士学位取得
1987年7月~1989年1月  
       米国南カリフォルニア大学博士研究員
       (Dr. Vincent H.L.Lee)
1989年2月  帰学
1991年1月  京都薬科大学製剤学教室助教授(村西 昌三先生主宰) 
1998年1月  京都薬科大学製剤学教室教授       
1998年4月  京都薬科大学薬剤学分野教授(教室名変更)
                            現在に至る
主な研究・業務
専門分野は、生物薬剤学、ドラッグデリバリーシステムであるが、研究内容としては、特にペプチド・タンパク性医薬品を含む難吸収性薬物の消化管・経粘膜吸収性の改善について中心的に研究している。

セミナー受講料

55,000円( S&T会員受講料52,250円 )
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詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
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1名申込みの場合:35,200円 ( S&T会員受講料 33,440円 ) 
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受講について

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 ・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。
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  お手数ですが予め「Zoom」のインストールが可能か、接続可能か等をご確認ください。
  セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
 ・開催当日に講師へのご質問も可能です。
 ・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
※セミナー資料はPDFデータ(印刷可)をマイページよりダウンロードしていただきます。(開催2日前を目安にダウンロード可)


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術

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