~ クリーン化4原則、クリーンルームの管理、気流の可視化、クリーン化活動の標準化・定着化、クリーン化と人財育成・安全確保の例と対策 ~

・最小限のコストでクリーン化技術を構築するノウハウと留意点を修得する講座!

・クリーン化の基礎から進め方の事例、クリーンルームの管理・運営の留意点を学び、品質管理・歩留り向上に活かそう!

セミナー趣旨

講師の言葉

 今回のセミナーでは、クリーンルームの有無に関わらず、クリーン化の基本の理解や不足している技術を補完し、できるだけコストをかけずに自社の現場に相応しいクリーン化技術を構築する機会にしていただきたいです。

 微小異物等の原因でクレームが頻発すると、環境改善を要求されるとか、製造現場をクリーンルームにするよう求められます。一部には、現場をクリーンルームにすれば歩留まりが向上すると錯覚されている方も見受けられます。そして“クリーンルームにしたが、お金がかかる割に品質が改善されない”と言う疑問やぼやきを聞きます。

 クリーンルームにしたことだけで品質が向上するのではなく、それをきちんと管理、運用する側の知識、日々の活動が一体となって初めて成し遂げられます。これらのことを理解し、やり続けることで企業の現場体質は強くなります。クリーン化技術は大きな技術が存在するのではなく、小さな技術の積み重ね。その一つ一つに“なぜ”があります。それらを理解、標準化し、クリーンルームを適性に管理することで、投資効果が期待でききます。

  私は、長年国内、海外(東南アジア)の多くの現場を指導して来ました。その中で培ったクリーン化のノウハウや、人財育成、現場での事故事例なども紹介します。

受講対象・レベル

・クリーンルームの有無に関わらず、クリーン化技術を学びたい方
・自動車部品、機械、電子機器、半導体後工程、部品、その他ものづくり企業の方
(バイオクリーンルームは含まれません)

習得できる知識

・クリーンルームの有無にかかわらず、現場ですぐ生かせるクリーン化の基礎の習得
・品質、歩留まり向上への貢献
・クリーン化だけでなく、人財育成、安全確保にも活用が期待できる

セミナープログラム

1.クリーン化の見方、考え方

  (1).米作りに例えたクリーン化

  (2).なぜクリーン化が必要か

 

2.クリーン化の目的

  (1).クリーン化の4つの目的

  (2).クリーン化の平面的な見方

    a.クリーン化と安全と作業ミスの関係

  (3).クリーン化の効果を考える

 

3.クリーン化で重要なこと

  (1).成功の条件

    a.TOP、管理監督者の役割

    b.目標の設定

    c.全体活動

  (2).クリーン化のなぜを考える

    a.なぜ更衣室があるか

    b.なぜ防塵衣(クリーンスーツ)を着るのか

    c.なぜ防塵衣に着脱順序があるか

  (3)参考

    a.クリーニングについて

    b.防塵衣の劣化事例

  (4).クリーン化活動継続のための仕掛け

  (5).クリーンルームで発生する主な汚染源

 

4.クリーン化の具体的な進め方

  (1).クリーン化4原則について

    a.クリーンルームでの最大の発生源は人である

    b.スタッフによくある持ち込み事例

  (2).エアシャワーの浴び方と注意点

    a.見えない持ち込みと発塵事例

    b.化粧からの発塵

    c.ボールペンからの発塵

    d.紙からの発塵

    e.感性、気づき

    ・KYトレーニングの紹介

  (3).クリーンルームとは

    a.定義、方式、クリーン度の表し方

  (4).気流について

    a.気流の可視化

    b.不具合事例

    c.パッケージエアコンの気流を考える

    d.FFUの誘因現象

 

5.クリーン化活動のクリーン化3ステップ

  (1).ステップ1(清掃・整理・整頓)

  (2).ステップ2(発生源対策・改善の実施)

    a.ゴミ対策の仕方

    b.ゴミの見方(斜光によるゴミの観察)

    c.クラス別パーティクル起因の比較と改善の仕方

    d.クリーンルームを取り巻く環境調査の事例

    e.二次更衣室内のゴミ

    f.手袋の汚れ

    g.合理的、効率的なゴミの分析

  (3).ステップ3(標準化・定着化)

 

6.現場診断・指導について

  (1).設備、付帯設備の見方

    a.設備カバー、付帯設備の見方

    b.設備診断から見えるもの

  (2).クリーンルームの外回りの不具合事例

    a.FFUなど小型設備の見方

    b.摺動部、振動部発塵に注意する

    c.不具合観察は絞り込んで見る

  (3).設備・付帯設備の不具合事例

    a.洗浄機からの発塵

    b.ドアからの発塵事例

    c.パッケージエアコンからのミスとの吹き出し

    d.設備排気ダクトの不具合

  (4).メンテナンスについて

 

7.清掃について

  (1).清掃の手順・事例

    a.中国工場の清掃事例

  (2).3S(整理・整頓・清掃)安全について・事例

    a.現場で考案した事例

    b.クリーンマットは綺麗さのバロメータ

 

8.クリーン化と人財育成の関連

  (1).海外の事例

    a.OJTによる指導

    b.現場診断・指導による育成

    c.掲示の仕方を通じた指導

 

9.クリーン化と安全の関連:安全の確保はすべてに優先する

  (1).事故事例

    a.結束バンド(タイラップ)の不具合事例

    b.イレクターパイプの不具合事例

  (2).地震対策

 

10.クリーン資材について

  (1).自分たちが納得して購入するための評価方法

  (2).不具合事例紹介

セミナー講師

最下段を参照してください。

セミナー受講料

一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)


講師のプロフィール

在社中、クリーン化25年の経験、国内海外のクリーン化教育、現場診断・指導多数。ゴミによる品質問題への対応(クリーン化活動)を中心に、安全、人財育成等も含め多面的、総合的なアドバイス。クリーンルームの有無に限らず現場中心に体質改善、強化のお手伝いをいたします。

清水 英範

専門家専門家B しみず ひでのり / 山梨県 /

元セイコーエプソン(株)クリーン化技術アドバイザー
元セイコーエプソン(株)“寺子屋 クリーン化塾”主宰

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開催日時


10:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

東京都

主催者

日本テクノセンター

キーワード

クリーン化技術

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