「クリーンルームにおける清浄度管理および作業員教育(塵埃/ケミカル/微生物汚染の抑制)」【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみ:ライブ配信+アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)
基礎から現場対応力を身につけるための
クリーンルームの清浄度は、設備だけでは守れません。最大の汚染源は「人」であり、作業員の動作・位置・服装・意識が塵埃・ケミカル・微生物汚染を左右します。清浄度の基礎から汚染発生メカニズム、測定・把握方法、そして現場で“何をすべきか/何をしてはいけないか”を具体的事例で解説します。教育・管理・改善に直結する実践ノウハウを体系的に習得できます!!
【会場/WEB選択可】WEB受講の場合のみライブ配信(アーカイブ配信(7日間、何度でも視聴可)付き)
セミナー趣旨
クリーン化技術に携わる、初級から中級までの全ての方々を対象に、上級入口までの内容を平易な言葉で説明します。
理論のほか、実験・実測・経験に基づいた内容も示します。例題で、具体例・図・表・写真も多く掲げます。質問は随時受け付けます。専門用語は進行に伴って自然に吸収できるようにします。
講演の重要ポイントは以下の通りです。
1.汚染の原因と対策
2.作業員管理・教育の重要点
3.クリーンルームの適正な状態の維持・管理
4.クリーン化技術の最新の動向
受講者の声
- 動画や画像を多く使用いただき視覚的にも分かりやすい研修内容でした。CRについて事細かに知ることができました。弊社でも、様々なことに取り組んでいきたいと思います。
- 非常に清浄度の高いクリーンブースに焦点を当てた話が多かったため、弊社のビジョンとは少し異なる部分もありましたが、非常に理解が深まり良い機会になりました。
- 動画や写真を適宜示されながらのご説明でイメージがつかみやすかったです。
- 画像の事例が多く、とても分かりやすかった。
受講対象・レベル
クリーン化技術に携わる全ての方々
・初級の方にもわかりやすく解説します。
・やや難しい内容は、その本質を噛み砕いて説明します。
必要な予備知識
何も必要ありません。安心して受講してください。
専門用語は随時解説します。
習得できる知識
1)クリーンルームの基礎の確認
2)清浄度維持のためにやるべきこと、やってはいけないこと
3)汚染状況の把握
4)具体的な作業員管理、汚染対策 など
セミナープログラム
1.クリーンルーム(以下,CR)の基礎
(1)清浄度とは何か?
(2)CRの種類・形式・変遷
2.クリーンルーム内の汚染物質
[塵埃]
(1)[演習]空気中で微小粒子はどのように移動するのか?
(2)気流との関係,拡散範囲
[ケミカル汚染物質]
(1)分類,濃度表記
(2)アウトガスとは?
(3)捕集方法と分析方法
[微生物]
(1)存在状態
(2)関連規格(GMPなど)
(3)捕集(落下法,衝突法など)
(4)培地と培養条件の例
3.作業員管理と教育
(1)CRの4原則
(2)クリーンスーツ着衣人体からの発塵機構
手首からの発塵
衣類の摺動による発塵
クリーンスーツの内圧変動
クリーンスーツを通しての発塵
人体からの塵埃拡散範囲
(3)人の適正な位置取り・適正な動作とは?
(4)クリーンスーツの選定,洗濯頻度
選定の要件,フィルタ効率と運動発塵量との関係,劣化
(5)クリーン手袋は上か下か?
(6)エアシャワーの効果
(7)作業者の意識,規律と行動,教育・訓練項目/方法
4.さらなる清浄化への指針(対策)
(1)汚染源及び近傍の気流を把握 → 対策へ
(2)普遍的な対策コンセプトとは?
(3)除去/抑制の手順と考え方
(4)改善事例に学ぶ汚染対策の要点
滞留の解消
気流のバランス
対策(改善)事例
対策のまとめ
5.クリーンルームの清掃
(1)清掃の種類と方法
(2)各部位の清掃方法・頻度,特定表面の清掃
(3)注意点
6.クリーンルームの国内外関連規格の最新動向
ISO規格,JIS規格,JACA指針など
7.参考文献紹介(初級~上級まで,主要なものを表紙画像と内容も含め紹介)
質疑・応答
セミナー講師
元・新日本空調株式会社 クリーン化技術エンジニア 水谷 旬 先生
工学修士(金属分析化学専攻)
1980年代より,主にクリーンルームに関する研究・開発に従事。
長年の成果品の情報整備と活用,技術営業,社内外教育,社内教育プログラム設計,社内プレゼンテーション講師,学協会活動,講演,執筆,通信教育(社外),知的財産権管理等を行ってきた。
執筆90件,通信教育22件,その他 講演多数
受賞歴(クリーン化技術分野にて)
2019年6月19日,日本空気清浄協会(JACA)より感謝状を受賞。
1991年から約30年間,ISO規格・JIS規格・JACA指針などの制定に携わったことに対して授与。
学協会活動の経歴[現在は,全て退任]
・ISO/TC国内委員会委員(日本空気清浄協会)
・JIS B 9920 改正原案作成委員会 本委員会委員
・「クリーンテクノロジー」誌 編集委員
著書・執筆
・「半導体製造装置用語辞典」(第4版)(1997)共著
・「液晶ディスプレイ製造装置用語辞典」(第2版)(2003)共著
・「微生物管理実務と最新試験法」第6章クリーンルームの浮遊塵埃数と空中浮遊菌の測定および環境管理(2007)
・「クリーンルームの設計・施工マニュアル」(2008)共著
・講演録「クリーンルームの基礎と汚染対策、作業員教育」第1刷(2009)
・「クラス10,000のクリーン管理 ――局所高清浄度域の確保と維持――」通信教育テキスト(2009)
・「――初心者のための――クリーンルーム入門(第4版)」(2010)共著
・「クリーンルーム国際資格認証制度の動向」(2010)
・「クリーンルームの基礎と清浄度管理」(2025)
・「わかりやすいクリーンルーム総合講座 歩留まり向上のための改善ポイント」通信教育テキスト(2025)
ほか、多数
セミナー受講料
(消費税率10%込)1名:49,500円 同一セミナー同一企業同時複数人数申込みの場合 1名:44,000円
※WEB受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料1,210円(内税)を頂戴します。
テキスト:製本資料(受講料に含む)
受講料
49,500円(税込)/人





