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固体高分子系燃料電池に関する用語や発電原理、
損失などの基礎から、国内外の研究開発・ビジネス動向や利用分野、
燃料電池内部の活物質・生成物の流動現象解析まで!
1日速習セミナーです
セミナー趣旨
この講座を通して、燃料電池(特に固体高分子形燃料電池)の基礎
(燃料電池の仕組みや発電原理)および燃料電池の性能把握に必要な基礎知識を学ぶ。
また、最新の国内外の研究開発動向や、講師が専門に行っている燃料電池内部の
活物質・生成物の流動現象解析の内容について学ぶ。
受講対象・レベル
・燃料電池の開発に携わり始めたばかりの方
・業務に活かすため、燃料電池にまつわる用語に対する知見を得たい方
・燃料電池内部の流動解析についての最新のシミュレーション技術に興味のある方
・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。
必要な予備知識
・電気化学に対する基礎知識
・熱力学に対する基礎知識
・燃料電池の構造に対する基礎知識
(熱力学、電気化学は大学学部レベルで結構です。
また、わからなければその場で質問していただいても結構です。)
習得できる知識
・燃料電池に関する基礎知識(用語、発電メカニズム、損失など)
・燃料電池内部の物質移動シミュレーションに対する知識
・最新の固体高分子形燃料電池の用途および国内外のビジネス動向
セミナープログラム
- 固体高分子形燃料電池の基礎
- 燃料電池の概要
- 燃料電池とは
- 燃料電池の起電力発生原理
- 燃料電池の歴史
- 燃料電池の種類と応用
- 燃料電池の熱力学および電気化学
- エンタルピーとGibbsの自由エネルギー
- 燃料電池の起電力および効率
- 触媒
- 電極反応
- 電極反応速度による損失要因と発電効率
- 固体高分子形燃料電池のシステム
- 固体高分子形燃料電池の特徴
- 固体高分子形燃料電池のセル構造
- ガス拡散層・撥水層
- 触媒層
- 高分子電解質膜
- 水管理、シールおよび冷却
- 燃料電池の概要
- 固体高分子形燃料電池の研究開発動向
- 燃料電池の利用分野と研究開発動向
- 定置用燃料電池システム
- 移動体用燃料電池
- モバイル機器用燃料電池・ポータブル燃料電池
- その他
- 世界の水素・燃料電池開発の動向
- 日本の燃料電池開発
- 欧米の燃料電池開発
- 中国の燃料電池開発
- 燃料電池の利用分野と研究開発動向
- 固体高分子形燃料電池の数値解析技術
- 分子動力学法の基礎
- 燃料電池におけるナノスケール数値解析の重要性
- 分子動力学法の考え方
- 分子間ポテンシャル
- 境界条件
- 分子動力学法から得られる物理量
- 燃料電池内部の構造・物質輸送特性の数値解析
- 構造特性と物質輸送特性の相関
- 高分子電解質膜
- 触媒層
- ガス拡散層・撥水層
- 触媒層形成プロセス
<質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>
- 分子動力学法の基礎
セミナー講師
東北大学 流体科学研究所 教授 徳増 崇 先生
■ご略歴:
1999.4〜2003.3 東北大学流体科学研究所 極低温流研究分野 助手
2003.4〜2005.11 東北大学流体科学研究所 極低温流研究分野 講師
2005.12〜2006.9 東北大学流体科学研究所 極低温流研究分野 助教授
2006.10〜2007.3 東北大学流体科学研究所 ナノ界面流研究分野 助教授
2007.4〜2013.3 東北大学流体科学研究所 ナノ界面流研究分野 准教授
2013.4〜2017.3 東北大学流体科学研究所 量子ナノ流動システム研究分野 准教授
2017.4〜現在 東北大学流体科学研究所 量子ナノ流動システム研究分野 教授
■ご専門および得意な分野・研究:
分子流体工学、特に固体高分子形燃料電池内部の流動現象解析
■本テーマ関連学協会でのご活動:
所属学会:日本機械学会、日本伝熱学会、電気化学会
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講料
47,300円(税込)/人
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