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QUESTION 質問No.386

生産性の向上について

生産 生産マネジメント | 投稿日時:
私は自動車部品を機械加工で生産する中小企業の量産工場で管理職(課長)に就いている36歳です。
社内では良くも悪くも自部署の仕事と責任を全て任されており毎月行う主幹報告会で業務報告をするという流れです。経営者や上層部は結果についての叱咤激励はありますが業務内容についてのアドバイスがなく質問できる機会が欲しかったので利用致しました。
質問内容は生産効率の比較です。現在の私の現場は2直(昼勤、夜勤)24時間設備を稼働させております。作業者は常に残業で月平均1人当たり約60時間残業してます。問題はここ数年品質不具合が減らず取引き先に迷惑をかけています。ほとんどの内容がヒューマンエラーです。そこで私が会社に提案したのが人員を補充して3直交代制にし1人当たりの残業を減らし今までよりも短い時間を集中して作業をしてミスをなくす方法です。もちろん費用対効果もありますが残業有り気の生産は無理があるのではと疑問に思っています。
今までの様に残業しての2直での生産か3直にして1人当たりの作業時間を減らすかどちらが生産性向上につながりますか?



ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

生産性の問題は、これに関連する様々な課題との関連で考えるのが良いと思います。
お話ではヒューマンエラーが多いとのことで、残業時間が多く現場の方々の集中力が関係していると考えておられるのですね。

確かに残業時間は大きな課題と感じます。

一方、ヒューマンエラーがなぜ生じているのかを、いろいろな角度からチェックしてみることも必要かと思います。別の潜在的な要因が潜んでいて、これが背景になってヒューマンエラーを誘発しているかもしれません。

作業環境であるとか、作業標準の内容チェック(守れる内容になっているのか、記述の振れ幅が大きくて属人的な解釈になっているなど)、製造治具、製造試験方法の状況確認を行う価値はあるように感じます。

もしこうしたことが解決されないまま、3直交代に移行しても問題は収束しないかもしれません。

まとめますと、ヒューマンエラーの内容とその真因をなぜなぜ分析で追求し、その要因の影響度を共有した上で、打ち手を考えるという手順でアプローチすることをおすすめいたします。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

ヒューマンエラーに関する原因と対策について、中條武志,人に起因するトラブル・事故の未然防止とRCA,日本規格協会、2010に掲載されている概要を以下に紹介します。詳細は上記図書を参照されると良いでしょう。
 なお、記載の項目は、不適切な行動、原因(標準の状態)、対策の順に記載します。
①知らない、一般的な知識の不足(未確立)、標準化
②できない、スキル不足(確立)、教育訓練
③やらない、意図的な不遵守(確立)、動機づけ
④うっかり、意図しないエラー(確立)、エラーのプルーフ化(エラーし難いような、エラーしたことがすぐ分かるような手順・機器の工夫)
以上




ANSWER
回答No3 | 投稿日時:

現場ですぐ使える品質改善技法の開発と普及活動を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。

まず生産効率の指標ですが、どのような計算根拠で指標化していますか?
①標準時間を設定して分母とし、その実時間を分子として計算する
②投入量(人時)に対する産出量(金額または数量)の割合を計算する
③機械の投入量に対する産出量の割合を計算する

などいろいろありますから、まず、算出するときの分母と分子が何かによって、原因と対策は異なります。
また、新規立ち上げの製品が多い、単品物が多いとなると、準備時間や問い合わせ時間が増え、生産効率は落ちます。
しかし、設備が24時間稼働の現場なので、通常は生産能力は設備能力で決定されるはずです。

60時間の残業に着目すると、一日当たり3時間となります。そうすると8時間+3時間=11時間の内訳は何でしょうか?3時間分増えるのはなぜでしょうか?機械が24時間稼働しているので、監視が必要なのでしょうか?
設備の監視は行わないような機械作業の改善を行えば、無人で稼働しますから残業はいらなくなります。
直接作業、準備作業、運搬作業、手直し作業、待ち時間、機械の監視・・・というようにデータを取ってみるとわかります。そうすると、直接作業(付加価値作業)以外の、作業時間が多いことに気が付きます。

ミスが多いのは、確かに要因の一つかもしれませんが、一番ネックとなっている直接作業や、間接作業、手直し作業あるいは機械のチョコ停、生産能力など、4Mの要因を見える化して、どこに生産効率低下の原因があるのか、三現主義で捉え、分析することが重要と思います。




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