グループワーク:物流業務での若手育成(その2)

投稿日

人的資源マネジメント

 

◆物流スタッフは刺激を受けろ

グループワークで課題解決を行うことは物流スタッフには大変有効だと思います。多分今まで社内でこのような教育は受けてきていないのではないかと思われるからです。

 

グループワークの良さは次の3点にあります。

 

  • コミュニケーション力が高まる
  • リーダーシップが身につく
  • プレゼンテーション力が高まる

 

グループとしてまとめた内容は報告会の場でプレゼンテーションします。人に伝わる話し方、質問への適格な回答、時間内にスピーチするタイムマネジメント、すべてが学びです。まずはテーマの内容もさることながら、こういった力を若いうちから身につけさせることを考えていきましょう。

 

もしグループワークを社内で行うのであれば、異なるセクションの人でチームを作ることをお勧めします。そして外部研修もお勧めです。外部研修の良いところは他企業の人たちと交流ができる点です。もちろん内容があってのことですが、特に若手社員は他企業の人たちと触れ合うことは極めて少ないと考えられるからです。

 

できれば外部研修も「合宿形式」のタイプを選ぶとよいでしょう。他企業の人たちと寝食を共にすることで固い絆を築くこともできます。外部研修では物流をテーマにしたものでも、物流に特化しない教育でも構いません。「リーダーシップ力」のように業種にこだわらない研修でもよいでしょう。

 

物流という職種はどちらかというと社内で重視されず、目も向けられてこなかった領域だと思います。そこで他の職種の人たちと交流することも大いに役立つと思われます。一例ですが、メーカーの人たちはどちらかというと人材育成をきちんと行う業界です。社内でも切磋琢磨してきた人が多いでしょうから、そういった人たちと触れ合うことで刺激を多々受けることと思います。

 

コミュニケーション力やリーダーシップ力を学んだうえで、今度はテクニカルスキルを高めていきましょう。物流スタッフはまず理解しておかなければならないことは「サプライチェーンマ...

人的資源マネジメント

 

◆物流スタッフは刺激を受けろ

グループワークで課題解決を行うことは物流スタッフには大変有効だと思います。多分今まで社内でこのような教育は受けてきていないのではないかと思われるからです。

 

グループワークの良さは次の3点にあります。

 

  • コミュニケーション力が高まる
  • リーダーシップが身につく
  • プレゼンテーション力が高まる

 

グループとしてまとめた内容は報告会の場でプレゼンテーションします。人に伝わる話し方、質問への適格な回答、時間内にスピーチするタイムマネジメント、すべてが学びです。まずはテーマの内容もさることながら、こういった力を若いうちから身につけさせることを考えていきましょう。

 

もしグループワークを社内で行うのであれば、異なるセクションの人でチームを作ることをお勧めします。そして外部研修もお勧めです。外部研修の良いところは他企業の人たちと交流ができる点です。もちろん内容があってのことですが、特に若手社員は他企業の人たちと触れ合うことは極めて少ないと考えられるからです。

 

できれば外部研修も「合宿形式」のタイプを選ぶとよいでしょう。他企業の人たちと寝食を共にすることで固い絆を築くこともできます。外部研修では物流をテーマにしたものでも、物流に特化しない教育でも構いません。「リーダーシップ力」のように業種にこだわらない研修でもよいでしょう。

 

物流という職種はどちらかというと社内で重視されず、目も向けられてこなかった領域だと思います。そこで他の職種の人たちと交流することも大いに役立つと思われます。一例ですが、メーカーの人たちはどちらかというと人材育成をきちんと行う業界です。社内でも切磋琢磨してきた人が多いでしょうから、そういった人たちと触れ合うことで刺激を多々受けることと思います。

 

コミュニケーション力やリーダーシップ力を学んだうえで、今度はテクニカルスキルを高めていきましょう。物流スタッフはまず理解しておかなければならないことは「サプライチェーンマネジメント」に関する知識でしょう。

 

会社にモノが入ってから出ていくまでの一連の流れについて理解する必要があります。なぜならこのフローの中で物流は重要なポジションを占めるからです。

 

次回に続きます。

◆【特集】 連載記事紹介連載記事のタイトルをまとめて紹介、各タイトルから詳細解説に直リンク!!

 

 

   続きを読むには・・・


この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人...


「サプライチェーンマネジメント」の他のキーワード解説記事

もっと見る
精度確保のキー『ブルウィップの克服』 SCM最前線 (その10)

 前回のその9に続いて解説します。   5. ブルウィップ克服の組織:SCMセンターについて    日本でSCMの導入が本格化...

 前回のその9に続いて解説します。   5. ブルウィップ克服の組織:SCMセンターについて    日本でSCMの導入が本格化...


面積原価(その2)

 前回のその1に続いて解説します。    SCMのあるべき生産性の評価指標を検討するために、SCMの本来の目標は何か、もう一度振り返って考え...

 前回のその1に続いて解説します。    SCMのあるべき生産性の評価指標を検討するために、SCMの本来の目標は何か、もう一度振り返って考え...


輸送改善はなぜ『おいしい』のか 儲ける輸送改善 (その1)

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...

  【儲ける輸送改善とは 連載目次】 1.輸送改善はなぜ『おいしい』のか 2.輸送改善のための工場環境整備とは ...


「サプライチェーンマネジメント」の活用事例

もっと見る
ベスト値とのギャップ 物流を測定するツールを導入する(その2)

  ◆ 物流生産性用メジャー  前回の物流を測定するツールを導入する(その1)価格見積もりの統一性とはで述べたように、過去の実績から所定...

  ◆ 物流生産性用メジャー  前回の物流を測定するツールを導入する(その1)価格見積もりの統一性とはで述べたように、過去の実績から所定...


物流実力値のスコア化:高次元の物流を目指せ(その2)

  ◆ 物流実力値のスコア化  物流実力値のスコア化として、他社との物流の実力値比較はぜひやりたいところではあります。やり方としては他社...

  ◆ 物流実力値のスコア化  物流実力値のスコア化として、他社との物流の実力値比較はぜひやりたいところではあります。やり方としては他社...


工場物流の課題と解決策

1. 生産工程への貢献度  サプライチェーンのちょうど真ん中に位置するのが「モノづくり」プロセスです。サプライチェーンマネジメントの重要機能である生...

1. 生産工程への貢献度  サプライチェーンのちょうど真ん中に位置するのが「モノづくり」プロセスです。サプライチェーンマネジメントの重要機能である生...